35歳からの中二病エンジニア

技術や時事ネタ、鉄道・社寺巡礼など趣味の話を綴ります。

今期完走したアニメ達 2018春

今期は粒揃いというか、どの作品も地力は高くて、少なくとも序盤から中盤までは良作が非常に多かったと思う。ただ、終盤で結構評価が替わった作品があったけれども…。最終的に僕が完走した作品を面白かった順に並べると、今回はこんな感じになった。ちなみに、全て原作未読・未プレイ。

新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION

www.shinkalion.com

トップがまさかの早朝アニメ。元々安定感があるとは思っていたけれども、清々しい程に少年向けロボットアニメの王道を行くこの作品にどんどん惹き込まれてしまった。主人公達の成長の描き方から敵方の立ち回りまで、ベッタベタなんだけれども、逆に最近観ることが無くなったからか、新鮮に感じられる。その一方で異質なのは、大人の立ち位置だと思う。序盤でも大人の描き方が評価されていたけれども、とうとう大人があんなことをやらかすというのに仰天してしまった。しかもそこにあの名車を持ってくるのが上手すぎる。正にこの作品の子供と大人の関係を表すもので、グッと来るものがあった。シンカリオン、ロボットアニメと鉄道への愛に満ち溢れた傑作になりつつある。

銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅

gineiden-anime.com

原作もOVAも観ていなくて、アルスラーン戦記のアニメで田中芳樹作品に初めて触れたという新参でサーセンという感じだが…。何の先入観も無かったので、フラットな目線で楽しめたのは良かったと思う。当初から劇場版前提で作られているので、アニメーションの質も非常に高い。アルスラーン戦記と同様に、敵味方の思惑や戦略が交錯する様も観ていてとても面白い。ただ、まだまだこれからという所で終わってしまうので、劇場に足を運ぶ気が無ければ止めておいた方が良さそうではある。

ヒナまつり

hina-matsuri.net

今期のダークホース。ギャグアニメとしては久々に腹の底から楽しめた作品。テンポが良いというのは第一にあるとして、ヤの付く自由業とか夜のお仕事、ホームレスとかのディープな世界をコミカルに描いているのが面白い。ただ、ブラックユーモアも多分に含まれているので、健全な笑いを求めている人には余り向かないかもしれない。僕は大好物なのでむしろノックアウトされたけれども。抱腹絶倒のギャグ回がある一方でほろっと来るような人情噺も紛れ込んで来る辺りも含めると、どこか落語の現代版みたいな印象も受ける個性的な作品。

シュタインズ・ゲート ゼロ

前作のシュタインズ・ゲートは殿堂入りの神作品だった。ゼロについてはその魅力的な登場人物や設定が前提にあるので、どうしてもハードルが高くなってしまうけれども、今の所は相変わらず面白い。ただ、前作のような衝撃はまだ無くて、そこそこ面白い物語でギリギリ保っているという感じなので、そろそろゼロとしての新規性なり独自路線というものを示してほしい所ではある。アクの強い作品は、似たような話を続けて見せられると飽きるのも早い。後半の展開に期待したい。

宇宙戦艦ティラミス

10分アニメで高評価になる作品は珍しいと思う。しかもギャグアニメで。この作品はロボットアニメの体裁を取っているものの、ロボットアニメでは絶対に有り得ないようなネタを振り撒いたり、既存のロボットアニメの王道シーンを徹底的に弄ったりと、やりたい放題な所が面白い。あと、中田譲治能登麻美子両氏の無駄遣いが半端無い。その他も声優陣が豪華で、特に新井里美大先生は他に替えが利かないっぷりを遺憾なく発揮している。ただのギャグアニメではない…。

魔法少女 俺

健全な笑いを求めるなら、ヒナまつりよりもこっちの方が良いかもしれない。事前情報からは薔薇系かと思いきや、百合要素もあったり、果ては枯れまで…と、何かもうシッチャカメッチャカだった。この作品も、既存の魔法少女モノを色々な方向から弄っているけれども、最近はこういうの流行りなんだろうか…?とにかく全編通してバカバカしい。頭空っぽにして笑い飛ばすには良い作品。あと、シンゴジを観ておくとより楽しめるかもしれない。

ピアノの森

ショパンは子供の頃にワルツを弾いていて親近感があったので、聴くために観たという感じ。主人公の生い立ちから来る苦難を含め、バッサリとカットされた部分が多いらしいけれども、確かに主人公が割とアッサリと上り詰めていった感はあるかもしれない。とは言え、登場人物の性格に合わせた奏者を充ててくるという演出は中々面白かった。作中の曲を全て収録したCDとかが出るのであれば、買ってみようかと思う。

BEATLESS

前半に積み上げた設定から、物語が一気に動くようになって面白くなってきた。ただ総集編が…。最初から大量に挟む予定だったらしいけれども、テンポの悪さは否めなかったと思う。結局2クールで完結できずに秋まで待たされるわけで。作品としてはそこそこ面白かっただけに、勿体無い。あと、どうせ総集編を挟むなら、もう少し世界観やそれぞれの組織の立ち位置とかを掘り下げてほしかった。用語としてはしょっちゅう出てくるのにイマイチよくわからないもの、というのが結構多い気がする。

ひそねとまそたん

色々と意外性のある作品であり、良くも悪くも深夜アニメっぽくない作品でもあった。中盤までは、空自とドラゴンと変人主人公という組み合わせが新鮮でかなり面白がっていたし、作画やOPEDも深夜アニメっぽくない独特なもので、この世界観に浸っていたけれども、とあるキャラが全てを台無しにしてくれた感がある。OPだけならまだ何とか許せたけれども、作中の演技がまるで素人で、一気に冷めてしまった。キャラの中身も恋愛脳で、そこだけ安っぽい実写ドラマでも観ているような感じだった、実写ドラマなんか観ないけど。

ダーリン・イン・ザ・フランキス

終盤間際まで神作品認定を確実視していただけに、最後の最後で裏切られた残念作品。重厚な設定があって、伏線も各所に散りばめられていたから、最後はスーッと腹落ちする形で風呂敷を畳んでくれると期待していたのだけれども、何なんだあのご都合主義的な雑すぎる畳み方は…。僕は超展開に関してはむしろ好物なので、各所で総スカンを食らった辺りの回ではまだまだ楽しめていたけれども、最後の2話で駄目だこりゃ…となってしまった。3ヶ月前どころか2週間前までワクワクしっぱなしだったのに、ただただ残念。

おわりに

今期はダリフラが予想も上回ってダントツかと思ったら、まさかの最終盤失速で大番狂わせになってしまった。ひそまそも似たような感じで、期待作に尽く裏切られた残念なクールだった。一方で、ギャグアニメは近年稀に見る大豊作だったと思う。来期もBack Street Girlsはヒナまつりに通じる所があって注目している。ただ、来期は注目作が非常に少なくて、どれだけ完走できるかは少し心配ではある…。