35歳からの中二病エンジニア

社寺・鉄道・アニメを愛でるウェブ技術者の呟き

今期完走したアニメ達 2019春

今期は覚悟していたとはいえ、久々の大不作だった。そんな中でも面白い作品は凄く面白かったので、懲りずに書いていく。

キャロル&チューズデイ

caroleandtuesday.com

2期連続で+Ultra枠から。カウボーイビバップが好きなおっさんには渡辺信一郎監督と火星が舞台というだけで来るものがある。話の方向性は全く違うけれども、軽快なコメディーシーンを挟みつつ重厚な物語を綴っていくのはさすがの一言。あと音楽に気合い入りすぎ。めっちゃ金掛けてるんやろなぁ…と思うのは無粋な気もするけれど、これくらい音に振り切った作品があっても良いと思う。

八十亀ちゃんかんさつにっき

yatogame.nagoya

今期のダークホース。東海三県の生まれなのでネタがわかるというのもあるけれども、ご当地愛がすごい。あとEDに全キャストの出身地を入れたりとか、ED後に活命茶とかのご当地CMを入れたりとか、本物の市長を出演させたりとか、終いには最終話をCV:戸松遥の燃えよドラゴンズで締めたりとか、いちいちツボを突いてくる。しかしジャパレンが東海ローカルだったのはショックだ…。

どうでも良いけど公式サイトのドメインが.nagoyaになっとるがね…。

どろろ

dororo-anime.com

本当に原作は昭和の作品なのか…?というのが正直な感想。終盤へ向かう所の伏線がえげつなくて、陸奥と兵庫が負傷した辺りで何となく違和感はあったものの、最後の戦いに出てきた時はさすがに背筋が震えてしまった。登場人物軒並み業が深すぎる。原作では多宝丸は早くに退場していて、しかもきちんとした完結もされていない作品なので、この辺りはほぼオリジナルなのだろうけれども、MAPPAの制作陣が凄いのか綺麗な完結を迎えている。

ワンパンマン(第2期)

アニメ制作がマッドハウスからJ.C.STAFFに変更という不安要素はありつつも、何とか乗り切った感がある。確かに作画は1期と比べるべくもないけれども、引きの巧さや全体的な構成については1期よりも良かったと思う。原作が面白かったからなのかもしれないけれども。ガロウが出てきて単なるアクションコメディーから群像劇的な性格を帯び始めて好みの作品になりつつある。

この音とまれ!

スラムダンクの文化部版というとちはやふるが真っ先に思い浮かぶのだけれども、こっちはもっと露骨にスラムダンクだったので少し苦笑いしてしまったのが正直な所。とはいえ、王道故の安定感というのがありつつ、心情表現の巧さが光る部分もあって、引き込まれる作品だ。あとは主人公のクサくて熱い台詞が止まらないのがすごい。

新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION

最高に面白かった作品がまさかの打ち切り…。第2部が始まって新しいシンカリオンや合体が出てきて、キャラの髪型まで変えてきて、もういっぺん楽しむぞ!…と思っていたらジェットコースターみたいなスピードで最終回に辿り着いてしまった。それでも何とか無理繰り物語として大きく破綻させずに終わらせた制作陣には敬意を表するけれども、打ち切ったテレビ局は日本中の小さなお友達と大きなお友達からの非難を甘受すべし。

番外編:冴えない彼女の育てかた(再)

再放送だけれども、もうアニメだけで5周くらいしているけれども、何度でも観てしまう傑作。劇場版に備えて1期・2期をもう一度おさらいということで観ているけれども、何度観ても9話の校庭で涙腺崩壊するし、全編を通してニヤニヤが止まらない。あときよのんとかやのんが尊い。最初はテンプレヒロインものを逆手に取ったイロモノかと思っていたけれども、掛け合いが面白すぎてすっかりスルメ作品になっている。

おわりに

前期の時に不作の予感はしていたけれども、的中しすぎて再放送作品まで入れてしまった。来期も「これは何としても観たい!」とまで思わせる作品が少ないので、引き籠もっていないで外に出ろという神様の思し召しなのかもしれない。とりあえずは彼方のアストラとソウナンですか?に期待しておく。

TVアニメ「どろろ」Blu-ray BOX 上巻

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