35歳からの中二病エンジニア

社寺・鉄道・アニメを愛でるウェブ技術者の呟き

平成最後の建国記念日だけど雪予報なので

心の中で天津神国津神へジャンピング土下座をキメつつ、関東の松の内以降に参った社寺を晒していく。全て東京都内である。

ちなみに、初詣で参った神社はこちら。

aikawame.hateblo.jp

田無神社

文字通りの田無鎮座。四神ならぬ五龍神を祀る神社。東方が青龍、南方が赤龍と来れば、当然白龍、黒龍であり、本殿には金龍という具合。3連休ということもあってか、境内には屋台が出て、龍神には行列ができていた。こぢんまりとした境内に対する人口密度がやばかった。

烏森神社

新橋鎮座。鳥居の形が非常に珍しいけれども、これは拝殿の意匠に合わせているのが写真から見て取れるかと思う。オフィス街のど真ん中なので、防火対策としてコンクリート造りになっているようだ。あと、季節限定の御朱印があるようで、うまく時流に乗っている印象。

日比谷神社

こちらも新橋鎮座(!)。元々は日比谷鎮座であったのが、慶長年間に新橋へ遷座、更に平成21年には現在地へ遷座しているということで、社殿をはじめ境内は真新しい。高層ビルを借景としたガラス張りの拝殿という、何とも現代的な光景。

赤坂氷川神社

文字通りの赤坂鎮座。2度目の参拝になるが、個人的には東京都内の神社の中ではかなりのお気に入り。どの駅からもそこそこ歩くけれども、そのお陰で境内は非常に静か。そして木々に囲まれていて神々しい雰囲気が漂っている。東京十社の大穴場。

八幡宮

早稲田鎮座。こちらも2度目の参拝になるが、今回は節分ということで境内には屋台が出ていて大賑わいだった。また、「一陽来復御守」という金銀融通の御守が有名らしく、その頒布が冬至から節分までということもあってか、授与所には行列が。一方で、別当寺の方は静かだった。

日枝神社

赤坂鎮座。これまた2度目の参拝。大通りに面する巨大な山王鳥居と広い階段、そしてまさかのエスカレーターが設置されているという、都市型神社の総本宮(勝手認定)。建国記念日当日が雪予報だったので、フライングで参拝してきた。

おわりに

今年は年明けから飛ばしているけれども、まぁ社寺に関しては仮に1日1社ずつ参ったとしても死ぬまでに全て巡るのは不可能なので、枯渇の心配は無い。

食器洗い乾燥機の無い生活はもう勘弁

先日、我が家の食器洗い乾燥機が故障した。

しかも、丁度家族揃ってインフルエンザに罹った矢先だったもので、ふらつく体に鞭打って食器を手洗いするのは地獄だった。

洗濯機が無いも同然

一度食洗機のある生活に慣れると、それが無いというのは洗濯機が無いも同然の気分になる。いや、洗濯機はたとえ故障したとしても、余程の田舎でない限りはコインランドリーという選択肢がある。だがコイン食洗機など存在しない。手洗いしか道は無いのだ。

手洗いの負荷度合いという意味では、さすがに洗濯ほどでは無いにせよ、それでも自炊中心の食生活を送っていれば、毎食後の食器洗いは10分ではまぁ終わらない。1日2食を自炊したとして、月に10時間以上も食器洗いに奪われるのは結構辛いと思うのだ。

昔の人達はこれに加えて洗濯まで手洗いでやっていたと思うと、ゾッとする。

食洗機はいいぞ

というわけで、買い替えたのがこちらの機種。

panasonic.jp

2019年現在、ビルトインではない外付の食洗機は、パナソニックほぼ一強となっている。一応申し訳程度にアクアが1機種だけ出しているが。他社についてはここ数年で粗方撤退してしまったらしい。

まぁ、これまで使っていたのもパナソニック製だったので、特に違和感は無い。それでいて、フルモデルチェンジ1回を含む6回のモデルチェンジを重ねていて、性能は順当に向上している。動作音は格段に静かになったし、洗浄力も申し分ない。油まみれの食器を突っ込んでも大丈夫だ。

FAQ

自炊しないから要らない

まぁ、全く自炊しないのなら必要ないと思う。

独り暮らしだから要らない

自炊中心の生活で、台所に食洗機を設置するスペースがあるなら検討しても良いと思う。今はプチ食洗という小容量で安価な機種もある。

自炊してる時点で時間の無駄

自炊という行為自体を楽しむ場合や、食事を我が家流に細かくカスタマイズしたい場合などもあるので、一概に無駄とは言えないと思う。

でもお高いんでしょう?

上述の機種であれば実質6万円台で購入できる。設置費込みでもせいぜい7万円台。プチ食洗ならば4万円台も狙える。下位機種もあるけれども、エコナビはあった方が節電・節水になる。

賃貸だから工事とか無理なのでは?

分岐水栓の取付工事は必要だが、退去時に取り外せるので問題ない。余程特殊な蛇口でない限りは大丈夫だろう。

フライパンや鍋は結局手洗いなのでは?

あまり大きなものは無理だが、26cm程度のフライパンであれば問題なく入る。鍋も普通の大きさであれば入る。ただし、取っ手の取れるタイプであること。

2人暮らしならプチ食洗でもOK?

難しい所。品数が少なめとか、調理器具は手洗いするというのであればプチ食洗でも良いと思うけれども、それなりに自炊したいし楽したいというのであれば、通常サイズにした方が満足度は上がりそう。

何年くらい保つのか

ネット上では様々な報告があるけれども、我が家の場合は2012年から約7年、一度も故障することなく動いていた。残念ながら5年保証の期間も過ぎていたため、買い替えることに。

おわりに

実際問題、食洗機というのは設置スペースや据付工事というハードルや、価格がそれなりということもあって、導入に思い切りが必要なのは事実だと思う。ただ、導入だけ頑張ればあとは食器を洗う手間から9割方解放されると思えば、QOLを上げる有効な選択肢になると思う。

洗濯機が今ではあって当たり前なように、食洗機も当たり前の家電になる時代に期待したい。

「恵方巻き」文化圏の人間として思うこと

昨日は節分だったので、例によって太巻き寿司を食し、豆を撒いた。所謂「恵方巻き」文化圏ではごくありふれた節分の光景だ。今は東京に住んでいるけれども、物心ついた頃からの習慣として続けている。

ちなみに、そもそも地元では「恵方巻き」なんて呼び方は無かったみたいな話をし出すと長いので、ここでは触れないでおく。

*

正直、昨今の「恵方巻き」叩きについては苦々しく思っている。確かに、ここ数年コンビニやスーパーの「恵方巻き」ゴリ押しについてはやり過ぎだと思うし、廃棄後に飼料になるとかの事情を差し引いても、過剰供給は無駄であるし、販売ノルマのような問題も生み出している。そうした商業主義であったり、それを先導してきた一部企業は批判されてしかるべきだろう。

ただ、「節分に太巻き寿司を丸かぶりする」という習慣自体を揶揄する流れについてはどうにも納得がいかない。やれ由来が下品だの、創られた伝統だのと、罵詈雑言が飛び交うけれども、こっちからすれば子供の頃から毎年の伝統行事としてやっていることなのだ。渋谷のハロウィンのように地元民が迷惑するとかならともかく、各家庭でひっそりとやっていることに口を出される謂われは無いはずだ。

*

例えば、お雑煮と御節料理を食べると新年を実感する。例えば、桜餅を食べると春を実感する。僕らにとっての太巻き寿司も、食べると節分を実感するアイテムなのだ。ある人達にとっては、クリスマスケーキとフライドチキンもそうなのではないだろうか。

そうした食習慣に対して、クリスマスケーキはブッシュ・ド・ノエルであるべきだの、チキンでなくて七面鳥であるべきだの、そもそもキリスト教徒でもない者が云々とか文句を垂れるのは的外れだろう。知識として持っていることにはもちろん意義がある。ただ、由来云々は抜きにして、子供の頃からホールのクリスマスケーキとフライドチキンを食べてきた家庭で育ったのであれば、それが彼らにとっての伝統なのである。

*

とはいえ、その地域の内々でおとなしくしていれば良かったものを、全国にゴリ押しされたらいかんのだという点については理解できる。どこの企業が全国に広めようとしたのかは知らないが、地域性というのをもう少し考えてもらいたいものだ。コンビニの肉まんだって、近畿圏では豚まんとして、あんまんに至っては中身も大幅に変えて売っているくらいなのだから、地域の食習慣に合わせた商売はやろうと思えばできるはずだ。

今時は人気があるとなればネットで拡散する時代なのだから、企業は無用なゴリ押しをやめて真摯に商売してくれ。本当に頼む。

*

最後に。「伝統」という言葉を持ち出すと思考停止だと揶揄されがちだけれども、こっちはウェブ業界で日々新しい技術に向き合い、古いモノを壊している立場なので、「変わらない安心感」というアクセントも時には必要なのだ。何事もバランスである。

SALUS すし巻き 皮付 大

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爆音上映はオーディオファンをも涙目にするか

ワルキューレは箱推しですが、強いて挙げるならカナメさん最高です。中の人含めて最高です。でも美雲さんも最高です。中の人(以下略)

はじめに

マクロス爆音映画祭が1月24日まで新宿ピカデリーで行われているということで、気になって観に行ってしまった。作品はもちろん、激情のワルキューレだ。

macross-bakuon.com

そもそも爆音上映とは

「爆音上映」というと、とんでもない大音量で映画を上映するのを想像するのではないだろうか。実際、僕は元々そうだと思っていた。そもそも爆音上映の認知度が上がってきたのは立川シネマシティのガルパン劇場版あたりからだったので、まぁ砲撃とかの重低音が凄いんだろうなぁくらいの認識だった。

ところが、今回の上映を企画している爆音映画祭のサイトによれば、爆音上映とは「音楽ライヴ用の音響セッティングをフルに使い」「大音響でなければ聴こえてこない幽かな音を聴くという、大胆かつ繊細な上映」であるという。

そしてマクロスシリーズの劇場7作品についても、個別に音響調整を実施しているという。これは一度どんなものか聴きに行ってみても面白いかなと思って、足を運んだわけだ。

筆者の属性について

一応僕の属性について軽く触れておくと、オーディオについては大学時代から15年ほどやっているが、スピーカーとプリメインアンプを1組ずつしか持っていないし、ピュアオーディオに拘っているわけでもないので、オーディオファンの中ではライトな方だと思う。今持っているのはECLIPSEのTD510MK2と、OlasonicのNANO-UA1aの組み合わせだ。元々音楽をやっていたこともあり、モニター的な音と音像定位を重視している。

Olasonic USB DAC内蔵プリメインアンプ NANOCOMPO NANO-UA1a プラチナホワイト NANO-UA1a

Olasonic USB DAC内蔵プリメインアンプ NANOCOMPO NANO-UA1a プラチナホワイト NANO-UA1a

マクロスΔについては、ワルキューレの音楽作品は全て購入しているし、ライブBlu-rayも2nd、3rd共に購入している。ワルキューレの曲は今でも週に一度は聴いているので、全曲余裕で脳内再生できる。ただ、テレビアニメ版は観たものの劇場版は今回が初めてだ。

実際に聴いてみて

座席はやや後方寄りのド真ん中、最高の場所だった。チケット料金は2,000円。通常上映とそんなに変わらない。

音量に関しては、確かに通常上映より大きめという感じはしたが、暫く聴いている内に慣れるレベルだった。音像定位については調整されているだけあって、普通の映画館の大味なサラウンドとは別次元の立体感を味わえる。ただ、座席位置によってはバランスが崩れる可能性があるので、できるだけ中央やや後方付近を狙いたい所だ。

一方で、なんだかなぁと感じた部分もある。良くも悪くもライヴ用の機材だなという感じで、デジタル系の音やアンプを通すのが前提の音には強いけれども、人の声やストリングス、パーカッション等の音色がどうにも人工的な音に聴こえてしまう。あと、低音の締まりもあと一頑張り欲しかった。このあたりは普通の映画館の音響とあまり差を感じられなかった部分だ。

全体としては、通常上映と比べれば圧倒的に爆音上映の方が音は良い。ただ、自宅にそれなりのオーディオやホームシアターの機器を持っているのであれば、迫力以外は特筆すべきことは無いというのも事実だった。

激情のワルキューレについて

テレビアニメ版のマクロスΔは正直、ワルキューレ以外はそんなに見所が無いと思いながら惰性で観ていた気がする。ただ、劇場版は違った。話の大筋は一緒ながら、ワルキューレを中心に据えて、美味しい所を凝縮しつつ新作カットも大量投入されていて、新たな物語として再構築されている。あと、3Dモデリングでグリグリ動くチェンジ!!!!!は必見。

ワルキューレについては、もうマクロスの枠からスピンアウトして、ワルキューレでシリーズ化してほしいとすら思えてくる。本筋から逸れるのでここでは触れないけれども。

おわりに

今回の爆音上映については、オーディオファンとしては残念ながらそこまでの評価はできなかった。とはいえ、映画館の音として考えれば、普段の映画の音ではない立体感の加わった音響を楽しめるので、一度足を運んでみても面白いのではないだろうか。まぁ、やっている映画館や期間が非常に限定されているのが玉に瑕ではあるのだけれども…。

ちなみに、新宿ピカデリーマクロス爆音上映祭は、単作品であればまだチケットは取れるようなので、気になる方はお早めに。大阪は2月、名古屋は4月の予定だ。

あと蛇足として、色々調べていたら爆音上映の中でも立川シネマシティはかなり良い機材を使い、「極上音響上映」を名打っているらしい。次はそちらにも足を運んでみようと思う。

ATOKによる「不快語・表現など」への方針について思うこと

先日このような記事を書いた所、沢山のブコメをいただいた。

aikawame.hateblo.jp

その中で以下のようなコメントに多くのスターが付いていたことに気付いた。

さよならGoogle日本語入力、ただいまATOK - 35歳からの中二病エンジニア

ATOKは「下衆の勘繰り」と書こうとして「下衆」が言葉狩りで変換できなかった瞬間に、こんな恣意的な表現規制をする会社のソフトは使うべきではないと判断した。以来Google日本語入力使ってる

2019/01/13 15:56

当初はそれほど気にしていなかったけれども、後からブコメを見返すと、類似のブコメが幾つも大量のスターを獲得していたので、これは言及しないわけにはいかないと思い、僕自身の意見を述べておこうと考えた次第だ。

結論から言うと

まず結論から言うと、僕自身ATOKの方針に諸手を挙げて賛同するわけではないが、開発元であるジャストシステムを取り巻く環境や社会情勢を鑑みると、妥当な判断ではないかと考えている。

何が問題なのか

ATOKにおいては以前より、所謂「不快語・表現など(公式の表現まま)」に関する語彙を辞書に収録しない方針がとられている。これは、同社FAQでも明言されているため、同社の公式見解と考えられる。

この方針については、以前より一企業が恣意的に語彙を選別することに対する賛否が少なからず存在しており、ATOKの評価には常に付いて回る問題となっている。

変換自体は規制されていない

本件についてまず注意しておきたいのは、ATOKの場合、「不快語・表現など」に関する語彙は標準の辞書に収録されていないのであって、単語登録やユーザー辞書登録を行えば、そうした語彙でも問題なく変換できるという点だ。

これがもし変換自体規制されたり、警告されたりとなると、実用面で問題が出てくることもあろうが、現状その部分はユーザーの自己判断に委ねられているので、無難な落とし所だと考えている。

ちなみに、何らかの事情で「不快語・表現など」に該当する語彙を頻用する場合、ATOK用の放送禁止用語辞書が公開されているので、少なくとも不便さは解消されるはずだ。

他社製IMEよりも選別が厳しいが

他社製IMEではこんなに厳しくは選別されていないというのは尤もだ。これについてはジャストシステムにおけるATOKの立ち位置が大きく関係していると考えている。即ち、

  • ジャストシステムが上場企業であること
  • 事業として通信教育分野が伸びていること
  • ATOK自体が同社の看板商品であること

という点だ。上場企業であり、通信教育分野で売上を伸ばしている中では、もう一方の看板商品であるATOKにおいても青少年やその保護者への配慮が不可欠だということは容易に想像が付く。モンスターペアレントの問題も叫ばれて久しい社会情勢にあって、結果的に現状のような方針にせざるを得ない状況なのではないかと考えられる。

また、ジャストシステムは今でこそ通信教育分野で伸びてきているとはいえ、まだまだATOK一太郎の会社という印象が根強く残っている。その一角で何か問題が起きたとなれば、会社全体のブランド毀損と凋落に直結し得る。Googleが周辺サービスの1つに過ぎないGoogle日本語入力を失うのとは訳が違うのだ。

こうした状況下で、ジャストシステムが自主規制の側に倒すことには一定の合理性が存在すると考えている。

語彙の選別に問題はないのか

実際どういった語彙が「不快語・表現など」に該当するのかは、非常にデリケートな問題なのでここでは触れない。ただ、個人的に長年ATOKを使ってきた限り、党派性のようなものは特に感じず、地上波のテレビ放送でピー音が入るような語彙が順当に規制されているように見受けられる。

これが極端に党派性を帯びたものであれば、ちょっと待てとなる所だろうけれども、そうした部分については受け取り方に個人差もあるだろうから、実際に使ってみるのが一番だろう。

利点としても捉えられないか

ユーザーにとってはネガティブ要素しか無いようにも見えるこの方針だが、利点もあると思っている。自分が何気なく入力した語彙が、うまく変換されないことで、実は不適切な表現と捉えられかねないということに気付けるという点だ。

実際、僕自身もこのおかげで怪しい語彙を調べて使うのを避けられたという経験が何度かある。逆に、調べた上で問題ないと判断すれば、単語登録しておけば良いだけの話なので、頻発しなければ特段問題にはならないと思う。

おわりに

当然ではあるが、こうした状況を踏まえてATOKを使わなかったり、批判するという選択はあり得ると思う。僕自身、語彙というのは自らの責任で繰り出すものだと思う部分もあるので、必ずしもATOKの方針が正しいとは考えていない。いつの間にか偏った語彙の選別を行うようになっていたみたいなことも無きにしも非ずな方針なので、危険性を孕んでいることには同意する。

ただ、ソフトウェア開発者の端くれとして、あらゆるソフトウェアには開発者の思想というのが含まれているとも常々思っている。伝聞だけで「なんと、ATOKはけしからん」と選択肢を狭めてしまうには、余りにも勿体ないくらいに優れたソフトウェアだとも思う。なので、そうした方針という時点で無理というのでない限りは、実際に試してみて、その思想に考えを巡らすのも良いのではないかと考えて言及した次第である。

今回の一連の記事をきっかけに、少しでもIMEの選択肢について興味を持つ人が増えれば幸いだ。

ATOK (日本語入力システム)

ATOK (日本語入力システム)

さよならGoogle日本語入力、ただいまATOK

僕は1年ちょっと前に、長らく使っていたATOKを離れて、Google日本語入力に乗り換えた。

そしてこの度、めでたく出戻りを果たすこととなった。

出戻りの背景

ツイートにもあるように、僕は30年来のATOKユーザーだ。一太郎Ver.3(昭和62年発売)の頃から使っていて、人生で一番長く使ってきたソフトウェアなのは間違いない。

ただ、最近ではGoogle日本語入力のユーザーが増えていて、ATOKと比べても遜色ないという話もちらほらある。僕自身はATOKの変換精度に満足していたし、毎月300円払う価値は十分にあると思っていたけれども、他のIMEを使わないままATOKを最高と妄信するのも良くないと考えて、一念発起して乗り換えた。

IMEというのは学習で自分好みになっていくものなので、最低1年は使わないといけないと思った。その間、感心することもあったし、あまりの残念さに悶絶することもあったけれども、結局の所ATOKに戻ってきたということは、僕にとっては残念さが勝ったということになる。

Google日本語入力の良かった所

無料

多分大多数のユーザーにとっては一番大きい所。対するATOKは買い切りか月額300〜500円程度のサブスクリプションなので、IMEがOSに内蔵されているのが当たり前となって久しい現代では、高いハードルとなるのは間違いない。

標準のIMEよりは賢い

WindowsMacスマートフォンの大多数のIMEに比べれば、Google日本語入力は圧倒的に賢い。インターネットの集合知をフル活用した予測変換は本当に強力で、よくこれが無料で提供できると感心した。

ATOKの方が良かった所

変換・学習精度が超絶高い

出戻りの一番の理由はこれ。Google日本語入力は、同じ単語を別の文脈で使うと意図した通りに変換されなかったり、簡単な文章なのに正しく変換されなかったりということがしばしばあって、ストレスが溜まった。これは1年以上使い続けても変わらなかった。

また、ATOKは誤用や慣用表現をきちんと指摘してくれるのが良い。Google日本語入力だと正しい表現と誤用表現が一緒に変換候補に出てくることも多いので、混乱する。このあたりはネットの集合知の副作用だろう。ATOKはその点統制されているが、一方で流行語やネットスラングも随時更新されているので、予測変換の強さでは良い勝負をしてくれる。

辞書を他の端末と共有できる

ATOK Passportの場合は環境設定や辞書を複数端末で同期できるので、持っている端末が多い場合は非常に助かる。あと、OSを再インストールした時にも簡単に設定を復元できる。Google日本語入力にも以前は同期機能があったけれども、大人の事情なのか削除されてしまったのが残念だ。

クラウド辞書が充実

ATOK Passportのプレミアムに限るけれども、常に最新の広辞苑が使えたり、入力した文章を8カ国語に変換できたりする。このあたりは類似機能がOSに搭載されていたり、ブラウザー上で行えたりはするけれども、それをIME上でスマートに実現できるのは凄い。

それぞれどんな人に向いているのか

双方のIMEをじっくり使ってみた限り、それぞれ向いてそうな人は次の通りだ。

ATOKが向いてそうな人は、

  • 文章を書くことが多い人
  • 変換精度を気にする人

Google日本語入力が向いてそうな人は、

  • とにかく無料が良い人
  • 文章は打てれば良いという人

僕の場合、ブログで普段から文章を書いているし、自分の表現というのを結構意識している部分があるので、学習精度の高いATOKに軍配が上がる。このあたりは人によって感じ方は様々だと思うので、双方をある程度の期間試用するのが一番だと思う。ATOK Passportは一定期間無料で試用できるので、気になる人は試してみると良いと思う。

おわりに

1年ちょっと離れてみて、ATOKの良さを再確認できたのは良かった。伊達に平成の御代を通じて研鑽されてきたソフトウェアではないということを改めて思い知らされる。昭和の終わりに君と出会い、平成の終わりにただいますることになるとは。

次の時代もよろしく、ATOK

補足

沢山のブコメをいただいたので、少しだけ補足。

ライセンス管理がクソという件。これはぐうの音も出ない。ライセンス管理に限らず、ATOKは歴史あるソフトウェアなので、増築に増築を重ねて内部が大変なことになっている。ユーザーIDとログインIDとATOK Passportのシリアルナンバーがそれぞれ別とか、歴史的経緯を知っていても正直狂気の沙汰と思っている。あと、ATOK Syncにインターネットディスクという化石のようなサービスを使っていたりとか…。このあたり、どこかのタイミングでジャストシステムさんには改善していただきたいと思いつつも、IMEの本質は変換や学習の精度なので、難しい所だ。

あと、予測変換の賢さについては実際に使ってみた方が良い。個人的な感触だと良い勝負だと思うが、分野によっては有意差が出るかもしれない。少なくとも、「THEE MICHELLE GUN ELEPHANT」とか、「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」とか「俺が好きなのは妹だけど妹じゃない」あたりはバシッと変換してくれる。実際に使ってみるの、本当に大事。

最後にSKKについては、僕もEmacsユーザーだった時期があるのでわかるけれども、個人的にはストイックすぎると感じるので、ATOKが使える環境下ではATOKを選びたい所。

あと、「不快語・表現など」に関する内容は次の記事に書いた。

aikawame.hateblo.jp

ATOK (日本語入力システム)

ATOK (日本語入力システム)

平成最後の初詣

ここ数年、初詣がパターン化しているような気がするけれども、変化していく人生の中にあって変わらない安心感というのもこれまた良しということで、それほど変わり映えしない初詣の記録を綴っていく。

御礼参り

氏神様である新宿諏訪神社と新宿総鎮守である花園神社へ毎年恒例の御礼参りに。今年は仏教の世界では法輪ナイトと呼ばれる日に参拝して今年1年の無事を感謝すると共に、御神札を頂いてきた。

本当はお伊勢さんまで参拝したいのだけれども(以下略)

新宿諏訪神社

亥年に限らずちょくちょくやってしまうのだけれども、列ができている時に参拝すると、ついつい前に出て賽銭箱に頭をぶつけてしまう。まぁ、建御名方命は軍神なので、元気があってよろしいくらいに思っておいでだろうと勝手な想像をしておく。

ちなみに、今年はゆく年くる年を自宅でのんびりと観ながら年明けを迎え、そこからの参拝。年を越してからの方が人が増えるようで、去年の1.5倍くらいの行列になっていて少しびびった。それ以外は大体去年と変わらず。御神籤も去年に引き続いて吉。

東京大神宮

東京大神宮へは仕事始めの7日に参拝。日の出と共に参拝したのだけれども、同じ時間を見計らってか参拝者が多かった。見るからに信心深い方が多い。

花園神社

その足で花園神社へ参拝。こちらは去年とは打って変わって静まり返っていた。こんな静かな花園神社へ参るのは初めてかもしれない。早朝参拝オススメ。

明治神宮

会社の事務所が原宿へ移転したので、今年の会社での初詣は明治神宮へ。松の内明治神宮とか激混みだろうと思っていたけれども、普段の週末よりはまぁ多いな…というくらいだったので、まだ助かった。

あと、明治神宮では初めての昇殿参拝だったのだけれども、御神楽奉納が見事だった。祝詞の奏上に関しては会社が多すぎて大変なことになっていたけれども、そこはそれ。

そして、写真は完全に忘れていた。

おわりに

平成最後の初詣と考えると名残惜しさもあるけれども、今年は新しい御代の始まりでもあるので、各地の神社を参拝したい。そして今年は神宮参拝と出雲詣をやり遂げるのが密やかな個人目標だったりする。