35歳からの中二病エンジニア

技術や時事ネタ、鉄道・社寺巡礼など趣味の話を綴ります。

今更実写版GHOST IN THE SHELLを観た

とりあえず一言で説明するなら、攻殻機動隊ツクールで組み上げたB級ハリウッド映画という感じだった。

攻殻機動隊の原作というよりは、劇場版とS.A.C.を素材にしている模様。両作品のオイシイ場面は随所に散りばめられているし、登場キャラクターについても、主役級は勿論のこと、サブキャラから人外までパッと見でわかるようになっている。そして、彼らやそれぞれの場面が元の作品をどこまで踏襲しているかは、まぁ本編を観てのお楽しみという感じだ。

一つだけ、某マスコットキャラクター的な多脚戦車さんが出てきた時には思わず爆笑してしまったことだけは言っておきたい。

あと、欧米人にとってのテンプレアジア的な要素も詰まっているので、そういうのがお好みの人にも受けそうだ。トグサの俳優がベタな中国系だったり、一方で主人公である少佐はスカーレット・ヨハンソンだったりするあたり、王道を地で行っている。街の雰囲気が九龍城っぽいのは劇場版もそうなので何とも言えないけれども。

それから、ハリウッド映画と言えばドンパチを忘れてはいけない。それこそ人がゴミのように銃で撃たれて死んでいく。頭脳戦なんて映像にしても詰まらない、とりあえず銃と手榴弾で殺して燃やしとけ!という現場の声が聞こえてきそうだ。

他に特筆すべき所としては…ワンダーじゃないモモーイが出てきてこっちが驚いたというくらいか。

こんな感じなので、攻殻機動隊のアニメとB級作品がどっちも好きな人は、とりあえず世間の評判を無視して観てみると良いかもしれない。少なくとも僕は色々な意味で楽しめた。

Xperia XZ3も期待外れな件

Xperia XZ2が発表された日、あまりの酷さにこんな記事を書いた。

aikawame.hateblo.jp

そして先日XZ3が発表された。僕自身、1世代で基本コンセプトから見直してダメな所を全部潰してくるとは期待していなかったから、敢えて触れるまいと思っていたのだけれども、XZ2が酷すぎたせいかXZ3がやけに持ち上げられているような気がする。例えばこんな感じに。

japanese.engadget.com

そして僕の記事も有り難いことに言及してもらえた。こんな感じに。

rxjun.hatenablog.com

で、大体の記事で共通しているのは、「周回遅れを取り戻しつつある」という論調だ。確かに、有機ELとか曲面・大画面ディスプレイなんかは最近の流行だろう。HUAWEISAMSUNGのスペックには惹かれるけれどもどうせならソニーの方が…みたいな人には良いかもしれない。

だが、向くべき方向はそっちで良いのか???

ソニーの良さは、「他社がやらないことをやる」という所にあると思っている。Xperiaで言えば、他社がどんどんカメラを肥大化させる中でも厚みを抑えていたりとか、電源ボタンと指紋センサーを一体化したりとか、そういうスペックには表れない特長というのがあった。それが前者はXZsで失われ、後者もXZ2で失われてしまった。

XZ3のソニーらしさって何だ?ハードウェア的には、何を取っても他社の後追いではないか?辛うじてソフトウェア面では色々と差別化を図っているようではあるけれども、ハードウェアに魅力が無ければそこまで見てもらえられないのではないか?

別に、有機ELを採用しようがディスプレイを曲げようが、やるのは勝手だと思う。ただ、そういう流行の追い掛けをしながらでも良いから、他社に真似できないコレという特長は見せてほしい。今回は最初から期待していなかったけれども、次世代機では「俺がソニーだ」と言わんばかりの突き抜けたスマートフォンが発表されることを期待している。

蛇足

結局の所、何が一番気に入らないって、指紋センサーの改悪の部分だったりする。僕はガラケー時代もソニー/ソニエリジョグダイヤルを長年愛用していて晩年は袖にされ続けたので、その再来ではないかと懸念している。ジョグダイヤルも故障率に悩まされたらしいし、指紋センサーについても課題は色々あるのだろうとは思う。ただ、個人的には暗所でも電源ボタンに触れるだけで認証できるあの仕組みは現状最高のUIだと思っているので、是非とも復活してもらうか、あるいは発展的なUIを模索してもらいたいと思っている。

Qrio Lockで(セミ)キーレス生活を始めた

Qrioが新型のスマートロック「Qrio Lock Q-SL2」を発売したので、早速買ってみた。結果としては、ツッコミ所はあるものの買って良かったと思っている。

購入のきっかけ

僕は無駄な物を持つことや無駄なルーチンワークを極端に嫌っている。これは先日の記事からもおわかりいただけると思う。自宅の鍵の開け締めというのも、以前からどうにかしたいとは思っていて、Qrioの先代モデルが出た時には非常に興味を持っていた。ただ、自宅は共用玄関に鍵が必要なので、完全キーレスとはいかず、また先代の評価が芳しくないこともあって、導入を躊躇っていた。

そんなQrioが改良型であるQ-SL2を発売するというので、どんなものかと思っていたが、先代でボロクソに言われていた反応速度やハンズフリー解錠の精度が随分と改善されたらしい。値段も2万円ちょっとならオモチャとして考えても手が出る範囲なので、えいやっと買ってしまった。

取り付け方法や対応機器については公式が詳しいので、ここでは実際に1週間ほど使ってみた感覚に絞って触れていきたい。

良かった所

オートロック

実は買うまでそんな機能があることすら認識していなかったのだけれども、本機で一番気に入った機能はオートロックだ。その名の通り、玄関の扉を閉めると瞬時に施錠してくれる。これのおかげで自宅から外に出る時はハンズフリーが実現できた。今の所施錠に失敗したり、タイムラグがあったりということも無く、精度については申し分なさそうだ。

ただ、ゴミ捨てとかで手ぶらで出てしまうと閉め出されてしまうので、それだけは注意しないといけない。僕の自宅の場合はゴミ捨て場にも鍵が必要なので心配は無いけれども、うっかり屋さんは要注意だ。あと、家族と同居している場合は周知しておく必要がある(これは説明書にも記述されている)。

デザイン

先代の白ベースから一転、本機は黒ベースの落ち着いたデザインになった。これは玄関や扉の配色によって相性がありそうだけれども、僕の自宅とは相性が良かった。黒系統の扉と組み合わせれば、取って付けた感はそんなに感じないだろうと思う。

微妙な所

反応速度

鍵の開け締めの時、スマフォのアプリが本機を探しに行くのだけれども、その反応速度や認識率についてはギリギリ許容範囲内という所だろうか。大体検索してから1秒程度で見つけてくれるのだが、1/3くらいの確率で認識に失敗する上、その時はエラーになるまで数秒待たされるので、こうなると鍵で開けた方が早いということになってしまう。

認識率についてはスマフォとの相性もあるとは思うけれども、僕の使っているXperiaシリーズならばソニー子会社のQrioはよくテストしているであろうと信じて改善を待ちたい。

良くなかった所

ハンズフリー解錠

これは現状使い物にならない。というのも、有効にするとスマフォの電池が普段の3倍くらいの勢いで減っていってしまう。公式でもこれは認めていて、改善のアップデートがあるとのことなので、続報を待ちたいと思う。

ただ、電池持ちが改善されたとしても課題はあって、扉の前に立ってもなかなか反応してくれないのだ。これに関しては現状では鍵を取り出して開けた方が確実に早いし、下手すると全く反応しないこともある。僕の自宅は玄関が建物内にあるので、GPSの精度の問題なのかもしれないが…。とりあえず、ハンズフリー解錠はまだまだ発展途上のようだ。

おわりに

はっきり言ってこの製品、デジタルガジェットへの興味の薄い人が真面目にキーレス生活を志向して購入したら非難轟々になると思う。反応精度はまだ改善の余地があるし、ハンズフリー解錠に至っては実用には程遠い。

この製品の価値は、そこそこ安価でそれなりにキーレスな生活を実現してくれるという所にある。本気のキーレスを実現したければ、FeliCa対応の電気錠に交換するという選択肢もありはするけれども、それだと高価だし、何より対応する住居環境の幅が狭すぎる。それに対して、そこまで本格的ではなくとも手軽に「らしい」ことができますよ、というアイデア商品なのだと考えれば、本機もなかなか愛らしいオモチャだと思えてくるのではないかと思う。

ちょっと前に話題になったOcluus Goのような感覚で、「手軽に未来が味わえるし、ダメでも2万円ならそんなに痛くない」くらいの感覚で買ってみると、意外にできる子に見えてくるかもしれない。

健康診断前になると急に健康的な生活をし出す人達

健康診断というのは、普段の生活習慣の結果として、現在の健康状態がどの程度かを測るものだと思っているので、健康診断前だからといって特に普段と変わらない生活をしている。

しかし、世の中には健康診断前になると突然間食を控えたり、大好きなラーメンを我慢したり、普段はやらない運動をしてみたりと、少しでも健康診断の結果を良くしようと意識する人達が居る。そして、診断が終わった途端にドカ食いしたりするのが黄金パターンだ。

健康を一時的にでも意識すること自体は良いと思う。ただ、それで数値が良くなった所で何だというのだろう?

健康診断の結果なんて誰かに見せるわけでもないし、良かった所で褒められるわけでもない。取り繕っても良いことなんて無いはずだ。一方で、実は普段の生活習慣が良くなくて、普通に測ったら黄信号が灯るはずだったのに、取り繕ったことで見逃されてしまい、状況が悪化してから気付くような悪夢は容易に想像が付く。

健康診断のおかげで重大な病気を早めに検知できたという前例を何度も見てきたので、今年の健康診断を前にして何となく綴ってみた。

明日は健康診断当日。金曜日から3日連続でラーメンを食べているけれども、天下一品ではないから問題無いはずだ。

アスペに電話は鬼門

僕は電話が大の苦手だ。

店や病院への電話予約ですら苦手で、ネット上の予約サービスがあれば迷わず使うくらいだったりする。ただ、どうしても電話連絡になってしまうことは多々あって、その度に大なり小なりやらかしてしまう。というわけで、ASDにとって電話が如何に鬼門なのかということについて触れてみたい。

ちなみに、題名には認知度を考慮して「アスペルガー」の略を持ち出したけれども、文章内ではASD自閉症スペクトラム)に統一する。

実際にあった遣り取り

今回は別に実害は無かったが、「またやった!」という印象に残る遣り取りだったので紹介しておく。電話の相手は、不動産会社と提携する緊急対応サービスで、日中にメールで不動産会社に家電の不具合点検を依頼していたのが届いての対応だった。ちなみに、時間は20時頃のことだった。

相手「(aikawame)様の携帯電話でしょうか?」

僕「はい、(aikawame)です。」

相手「私、(不動産会社)から連絡を受けてお電話差し上げました、〇〇の△△と申します。

僕「はい、お世話になります。」

相手「お世話になります。今回、(家電)の不具合の件でご確認なのですが、この後お時間よろしいでしょうか?」

僕(は…?この後の時間に確認…?すぐに来てくれるの…?でもこんな時間に…?えっ?えっ?)

僕(とりあえず返答しないとまずいよな…ええい、ままよ!)

僕「え…っと、この後確認しに来て頂くのですか…?」

相手「あっ…、いえ、それは業者へ依頼しての対応となりますので、まずは現在の状況について詳しく伺いたいのですが…。」

僕(あ…、あーーーっ!そうか、確認って電話の口頭での状況確認で、この後の時間というのは今からすぐ後の電話の時間のことかーっ!)

僕「あ、失礼しました。そうですよね、はい、大丈夫です…(涙目)」

という、些細な勘違いのようで、実に痛々しい遣り取りだった。この程度は可愛いもので、僕は今までの人生の中で、電話対応で相手に文字通り失笑されたことは枚挙に暇が無い。

そもそもどうしてASDだと電話が苦手なのか

今までの経験と実際のASDの特性から、ASDの人間が電話を苦手とする理由について考えてみた。

行間が読めない

ASDの典型的な特性として、「言われたことを額面通りに受け取る」というのがある。約束の時間に毎回遅れてくる相手に「マイペースで良いね」と言ったら、「そう?ありがとう」と返されるみたいなヤツである。ある程度知能の高いASDだと、こうした判り易い皮肉や言外の意図というのは経験からある程度学習できるので、自分の中のデータベース上にあるパターンと一致さえすれば、それは皮肉だとか、それは言葉が足りていないがそういう意味だというのを理解できる。

ただし、これは逆に言えば、自分の予期していない言葉が発されると、全く対応できなくなるということでもあるし、対応できるにしても、自分の頭をフル回転しないといけないので、非常に負荷が掛かる上に反応も遅れる。電話の場合、お互いに通話時間を気にして短く済まそうとする傾向があるため、必然的に言葉が端折られやすい。それに加えて、顔が見えない相手に対して無言の脳内処理時間を作るのも気が引けてしまうため、今回のような頓珍漢な反応をしてしまいやすいということになる。

相手の声が聴き取れない

ASDの二次障害として多いのが、聴覚過敏だ。聴覚過敏と言うと、大きな音に敏感というような印象を抱くかもしれない。確かにそういう側面もあるけれども、一番日常生活に支障が出るのは、雑音の多い環境だ。聴覚過敏だと、耳に入ってくる音が全部そのまま聴こえてしまい、必要な音に集中することができない。僕の場合、大人数の飲み会になると話している人の声が全く聴き取れなくなって、適当に相槌を打つしかなくなってしまうような弊害があったりする。

これが電話とどう関係があるのかということだけれども、電話の音声圧縮の仕組みが問題になってくるのだ。電話の音声というのは、かなりの高圧縮を掛けていることに加え、伝えるべきと判定された音声は実際よりも大きな音で再生されてしまうため、結果として酷い雑音混じりの音になってしまう。これが聴覚過敏だと聴き取りにくくて仕方無いのだ。酷い時だと何を言っているのか全く聴き取れずに、隣に居た知人に代わってもらったら何の問題も無く話せていたということもある。

メモが取れない

これもASDのよくある特性として、同時に複数の動作をするのが難しいというのがある。僕の場合、普段の生活の中で一番辛いのは、音楽を聴きながら仕事できないことだろうか。「作業用BGM」という言葉まであるけれども、僕はこういうのが全くダメで、音楽を聴いたら仕事が全く手付かずになるし、仕事をし始めたら音楽は雑音でしか無くなってしまう。

これが電話になると、相手の声を聴きながらメモを取ったり、返事を考えたりすることができない。そうなると、せめて返事だけはしなければと思い、相手の話が止まった所で必死に返事を考えて反応をするのだけれども、メモを取る暇が全く無くなるため、その場では返事したものの、電話を切ってから相手の名前や約束の時間が全く思い出せないという非常事態がしょっちゅう発生するのだ。さすがに今では、相手の会社名や名前と約束の時間くらいはミミズのような字で控えられるようにはなったけれども、長い内容、例えば会議の議事録みたいなのは録音しない限り絶対に無理だ。

相手が見えない

ASDって相手の顔色伺うのとか苦手ではないの?」と、ASDに理解のある方であれば思うかもしれない。確かに苦手だし、強く意識しないと相手が今機嫌が良いのか、悪いのかなど、さっぱりわからない。ただ、それでも見えるのと見えないのとでは、情報量が変わってくるのだ。

さすがに相手が腕を組んで眉間に皺を寄せていたら怒っているのだとわかるけれども、電話越しの圧縮音声となると、余程怒鳴っているのでもない限り、相手の感情を推し量るのは難しい。そうした所から誤解が生まれて、話が拗れたということも今までに何度あったことか…。

課題解決の手段

ではどうしたら良いのか?という所だけれども、「ASDは病気ではなく治るとかいうものではない」という原則に立って、電話を極力使わない、これに尽きる。具体的には、僕は次のように対処している。

  1. 電話以外の連絡手段があれば、そちらを使う。
  2. 電話が必要な場合は、予定調整と確認連絡に絞って利用する。
  3. 電話の中で意思決定を求められた場合は、一旦切って折り返す。

上の原則に従っておけば、頭が一杯の状態で間違った意思決定を下すような致命的な遣り取りは無くなるはずだ。実際僕の場合、ここ10年程で電話によってとんでもない失態を犯すことは9割方無くなった。まぁ、今回のようなしょうもないポカは数知れないけれども…。

ただ、電話というのは緊急時に利用される連絡手段でもある。なので、電話での会話に限ってその場での意思決定がどうしても必要という場合も多い。僕が失態を犯す残りの1割というのがこれだ。こういった時は、傷口が広がらないように後からでも訂正を入れるなり、謝罪するなり対応するしか無い。こうしたケースへの対応はむしろ僕が教えてほしい。

ちなみに、ASDで仕事上電話が必要という方は、ストレスを感じるようであれば周囲の支援や配置換え等を検討することをお薦めしたい。僕も仕事で電話対応をしていた時期はあるけれども、ある程度までは訓練で何とかなったものの、全身への負荷が半端無いため、業務効率は下がる一方だった。

おわりに

このように、ASDと電話の相性というのはすこぶる悪い。また、定型発達者でも電話が苦手という人は少なからず居るため、「自分はただ電話が苦手なだけだ」と思っているASDの方も多いのではないかと思う(実際、僕もそうだった)。

ここで挙げたような問題があって、仕事にも支障を来している人が居たとすれば、ASDの疑いがあるので一度専門医を受診すると良いと思う。繰り返しになるけれども、ASDは病気ではなく治るとかそういうものではないので、ASDに起因する問題は避けられるならば避けるのが一番だという点については、声を大にして言っておきたい。

トイレの電気を点けるというルーチンワークからの解放

ふと思い立って、自宅のトイレと洗面所に人感センサー付きのLED電球を購入して取り付けた。

センサー付きだと高いのではないかと思って今まで調べていなかったけれども、実際に購入してみれば1個あたり¥2,000と安い。その上、トイレと洗面所の電灯を点けるという些細な行為が無くなるだけでここまでストレスが減るのかというくらい心地良い。以下は個人的に良かった所を挙げていく。

手が汚れている時にそのまま洗面所に駆け込める

洗面所の電灯というのは、「手を洗うためにスイッチを触る」という、よくよく考えてみれば残念すぎる行動が求められる。ポテチを食べた後の油まみれの手で洗面所に行く時など、手の甲の油で汚れていない所で気を使って押さないといけないし、綺麗に手を洗った後なのに雑菌の繁殖したスイッチを押して消さないといけない。この不合理を解消できるのは非常に大きい。

戸締まりの時に電気が消えているのを確認しなくて済む

出掛ける時、居間や寝室のような目立つ電灯はきちんと消すのだけれども、洗面所やトイレというのは忘れがちになる。また、トイレに至っては扉があるため、確認が面倒だ。僕の自宅の場合は、扉のあるトイレや押入れのスイッチにはインジケーターが付いているからまだマシだけれども、それでも時々点けっぱなしで外に出て、帰ってきて煌々と光るトイレを見て負けた気分になっていたものだ。もう、あんな思いはしなくて済むのだ。

無駄なルーチンワークから解放される

個人的にはこれが一番の導入目的だった。人間は生きている限り、数時間に一度はトイレに入らないといけないし、その後は洗面所で手を洗う。その時、体を動かすのは避けられないので、これはどうしようもない。ただ、電灯のスイッチを入れたり消したりするのは、センサーさえあれば人間様がやる必要は無い。そして、そんな需要に応えてくれる製品が世の中にはきちんと存在していたのだ。

蛇足

今回購入した製品は、パナソニックのLDA6DHKUTLだ。購入時点でAmazonでは¥2,000ポッキリ。40W形相当の普通のLED電球と比べると多少割高ではあるけれども、数年前ならこれ位の価格だったので、センサーが付いてこの価格ならば十二分に許容範囲内だ。ちなみに後継製品もあって、そちらは6Wから5Wへと消費電力が下がっているけれども、お値段は¥3,000を超えてくる。こうなると元を取るのにどれだけ掛かるのかという感じなので、迷わず型落ち品を選んだ。

もっと安くと言うならば、他にも色々なメーカーが似た製品を出してはいるのだけれども、安価な製品だと過去に発色やチラつきで気に入らなかったことがあったので、最近では東芝パナソニックを選ぶようにしている。センサーの感度の問題もあるし、ここは堅実に。

あと、最後に待機電力について。製品によってばらつきはあるものの、センサーが内蔵されている以上、待機電力は発生する。ただ、今回購入した品で0.2Wなので、テレビの待機電力を気にして毎度主電源を切っているような人でもなければ無視できるレベルだと思う。それで得られる快適さを考えれば。

RSS愛好会刷新と日経新聞フィード配信開始

RSS愛好会では、先月からフィードのクローラーを刷新し、URLの移行期間としていたけれども、いよいよサイトの方も書き直すことができたので、デザインを新たにして公開する運びとなった。同時に要望の多かった日経新聞のフィードも配信開始したので、是非とも利用いただければと思う。

rss.wor.jp

今後の展望

先に知りたい方が多いであろう情報について触れておくと、今回の刷新によって、フィードの追加はかなり効率的に行えるようになった。特に問題なければ、近日中に47NEWSやロイターのフィードも配信開始できると思っている。また、今後はニュース系のサイト以外にも手を広げていきたいと思っている。まずは個人的な趣味の中からということで、アニメや鉄道関連の情報を拡充していきたい。RSSの利用者はより深い情報を求める傾向があるので、マニアが多く生息している分野については需要もそれなりにあるだろうと思いたい。

何が変わったのか

さて、折角の機会なので、今回の刷新でアーキテクチャー的にどう変わったのか説明しておこうと思う。

まず、従来はそもそも自分用に作ったサービスだったので、VPSを間借りしてPHPGoutteを使って泥臭くスクレイピングしていた。フロントもバックエンドもフレームワーク等は一切使っていない。PHPを採用したのは、他のサービスでも使っていたからという単純な理由だった。その後、サービス別にコンテナー化したけれども、中身のコードは基本的に変えていなかった。

そんな、いかにも一昔前の個人サービス的な構成から、こんな感じになったというのが、以下の雑な構成図だ。

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色々と意図はあるけれども、ざっくりとは次のような感じだ。

  • 支出はできるだけ抑えたい。
  • 基本的にサーバーの面倒は見たくない。
  • ある程度はスケーラビリティーが欲しい。
  • それなりに新しい技術は抑えておきたい。
  • クローラーはサービスの肝なので堅実にいきたい。

流行に乗るのであれば、Firebaseメインの構成にもできるし、実際それも考えたけれども、SDKがNode.jsのかなり古いバージョンにしか対応していなかったりとか、Cloud Storageが独自ドメインだとSSLに対応していなかったりとか、ドキュメントが追い付いていなかったりとか、まだまだ穴だらけな感じなので、実用性を重視した結果このような布陣になった。

ちなみに、突っ込まれそうなのはArukasの部分だけれども、ここはAWS Fargateが東京リージョンに対応する前だったのと、Docker Hubを使う方がGitHubへのPushだけで楽ちんデプロイできるという理由で選んだ。ECSに触れたことが無ければFargateを検討したかもしれないけれども、既に仕事でバリバリ使っているので真新しさも特に無かったし。Fargateの方が安いというメリットは一応あるけれども、現状のクローラー起動時間であれば誤差程度なので、切り替える優先度は今の所は低い。

あと、Nuxt.jsとBulmaは完全にやりすぎだけれども、個人的な趣味で使ってみた。このサービスで本領が発揮される日が来るのかどうかはわからないけれども、SPA/SSR/PWAなウェブサイトをサクッと作るには相当便利な組み合わせだということはよくわかったので、今後の個人サービスで積極的に使っていきたいと思った。感覚としては、Railsチュートリアルをやった時に似ていて、「えっ?これだけでSPA/SSR/PWAなサイトできるの?」というくらいに拍子抜けした。

データベースに関しては、見られて困る情報も無ければRDBが必要なほど複雑でも無いので、S3にJSONとして置いておけば良いやということになった。であれば、GASを使うのが一番手軽ということで、こんな感じになっている。ついでなので、毎時クローラーを起動するのも、GASからArukasのAPIを叩くようにしている。GAS、本当にできる子。

おわりに

今まではサーバーを仮想にせよ何にせよ1台まるっと構築して、その上にサービスを乗せるということをやっていたので、平日の昼間にサーバーがコケてアラートメールが飛んでくるわ、原因究明と対策に夜通し掛かるわみたいな悲劇がちょくちょく起きていたけれども、漸くというか今更というか、これで解放されそうではある。あとは、今まで以上にサービスを使ってくれる方が増えれば幸いだ。