35歳からの中二病エンジニア

社寺・鉄道・アニメを愛でるウェブ技術者の呟き

KINEZOは映画館の係員でもパスワードを覗ける

KINEZOといえば、映画のチケット予約サービスだけれども、セキュリティー界隈では「数字4桁のログインパスワード」でお馴染みの有名所でもある。平成も終わりに差し掛かっているのにこれを貫いていることについては何と申せば良いのやら…。そんなKINEZOだが、今回は新宿バルト9で更なる深淵を覗いてしまったので、ここに書き記しておく。

暗証番号代わりのログインパスワード

昨日映画を観に行った所、生憎スマートフォンの調子が悪くてネットに繋がらなかったので、チケット発行用の予約番号は確認できたが、QRコードの確認ができなかった。そこで、予約番号からチケットを発券しようとした。

すると、求められたのはKINEZOのログインパスワード。

おいおい、ログインパスワードが暗証番号代わりかよ…。

と、その時点でセキュリティー的にアウトだろうとは思いつつも、仕方ないので入力する。が、どうにも通らない。暗証番号代わりに使われるなんて全く想定していなかったので、普段の暗証番号とは別の番号を登録したらしい。

まぁ、落ち着いて考えたらパスワードマネージャーには登録されていたので、それを確認すれば良かったのだけれども、エラーが出まくったのに焦ってしまい、とりあえず受付の係員に人力で発券してもらうことにした。

人力発見の方法がまさかの…

受付の係員に事情を話して予約番号を伝えた所、慣れた様子で画面を操作し始めたので、まぁその場でサクッと発見されるだろうと安堵した。

ところがである。その後渡されたのは4桁の番号を書き記した紙片。

そして、横の発券機で予約番号とその番号を入力してくれと言うのである。

僕はその場では焦っていたので、余り深く考えずに言われた手順でチケットを発券し、頭を空っぽにして「翔んで埼玉」を観てきたのだが、帰宅して財布からポロッと落ちたその紙片を拾って血の気が引いた。

え…受付の係員がウェブサービスのログインパスワードを覗けるってこと…???

そして、恐る恐る僕の登録していたパスワードをパスワードマネージャーから確認すると、その紙片の数字と見事に一致していた…ホラーである…。

KINEZOユーザーは今すぐパスワードを見直そう

言うまでもなく、この状況からKINEZOのパスワードが平文もしくは可逆暗号で管理されていることは明らかだ。しかも、そのパスワードはあろうことか、現場の係員でも容易に覗けるようになっているのだ。これは大変なことだと思うのだが、僕が動転していておかしくなっているだけなのだろうか…。

唯一の救いは、僕がパスワードマネージャーを使うタイプの人間で、4桁の数字のパスワードを「パスワード」と認識して登録していたため、「暗証番号」として登録している他のサービスとは似ても似つかぬメチャクチャな番号になっていたことだった。ただ、ユーザーの中には他のサービスの暗証番号と関連性のあるような数字を登録している人もいるのではないだろうか。あるいは、銀行口座の暗証番号と被ってでもいたら、一大事だと思うのだが…。

何にせよ、KINEZOの登録ユーザーは今すぐパスワードを確認し、多少なりとも安全な(とはいっても所詮4桁の数字だが…)ものにしておくべきだろう。あと、もしもKINEZOと同じ暗証番号を他のサービスでも使っていた場合は、そちらも変更しておいた方が安全だ。

おわりに

本当はKINEZOの運営元にこの件を確認しようと思っていたのだが、なんとメールの問い合わせは受け付けておらず、電話の受付時間も終わっていた。

そもそも、今まで4桁数字のパスワードも改善されてこなかったわけで、僕のような一介のユーザーが問い合わせた所で暖簾に腕押しのような気もする。それよりはユーザー側に自衛を促した方が合理的かもしれない。そんなわけで、一連の経緯を覚えている内に書き記しておくことにした。

現場からは以上です。

gifmagazine.net

経過報告1

翌日朝一でKINEZOの問い合わせ先に電話してみた。ただ、繋がったのは劇場(バルト9)の方で、セキュリティーに関して把握している方は居なかった。ただ、KINEZOのパスワードを入力できない場合に劇場側で調べて渡すという、正に僕のようなパターンの運用を行っているのは事実で間違いないとのことだった。それについて、セキュリティー上の問題を認識したのならば、今すぐにでも運用を見直すべきではないかと尋ねたが、劇場の一存では運用を変更することはできないというのが現状の公式見解であるとのことだった。

そこで、ウェブサービスを取り扱う部署への案内を希望した所、KINEZOはティ・ジョイという会社が開発しているということで、そちらの担当部署を案内していただいた。今は担当者不在ということで、折り返しの電話待ちである。ひとまず、劇場には注意喚起のための報告を入れたから最低限の義理は果たしたぞ…。

経過報告2

その後暫くして、ティ・ジョイの担当者から電話が掛かってきた。要点は以下の通りだ。

  • 数字4桁のパスワード兼暗証番号については、数多くの問い合わせを受けている。
  • ウェブサービス用には英数記号のパスワードを、発券用には別の認証方法を採用する方向での改修を検討中である。
  • システム改修のリリースがいつになるかは答えられない。
  • 現状は運用を見直すことは検討していない。

こちらからは、最低でも利用者に対し、注意喚起や係員によるパスワード伝達への同意を求める等の対策を行うべきではと申し伝えた(その運用もアウトだけど本当に最低限ということで)。ネットへの拡散については、せめて改修の目処が立っているのならば取り下げようかとも思ったけれども、現状は「検討中」とのことなので、是非も無し。

最後にユーザー側でできることとしては、銀行口座やクレジットカード等、他サービスの暗証番号とは絶対に分けることをまずは徹底しておこう。あとは、チケットを予約したらすぐに発券用QRコードを取得しておくと良い。これは、できるだけ予約番号とパスワードによるチケット発券を避けるためだ。

なんとも対症療法的ではあるが、自分の情報は自分で守っていこう。

放置ママチャリで自転車通勤するためにやったこと

健康戦略の一環で、先月から往復10kmの自転車通勤を始めた。

以前の職場の時にも断続的に自転車通勤していて、今の自転車は2013年に購入したものだ。購入後全くのノーメンテで来たけれども、さすがに5年を過ぎて本格的に通勤で使うならばきちんと整備しておくべきだろうと、色々やってみた(やってもらった)ことを書いておこうと思う。また、自転車の準備以外にも通勤のために必要だったことを合わせて書いておく。

はじめに

自転車通勤というと、自転車好きの人とか、ロードバイクとか、DIYが基本みたいな印象を持つかもしれない。実際、これまで周囲で自転車通勤している人の大半はそんな感じだった。

ただ、僕は車も自転車も沼にハマろうと思えばハマれそうだけれども、他にも趣味が色々ある中でこれ以上増やすつもりはないので、あくまで自転車を「移動手段」として割り切る。なので、安く手間を掛けずに、かつそれなりに快適な自転車通勤を目指していく。

勤務先への申請

自転車が既にあるなら話は早い…かというと、そうでもない。自転車通勤をする上で最初にすべきことは、勤務先への申請だ。これは絶対だ。

たまに勤務先に黙って自転車通勤している人も見掛けるけれども、通勤経路を申請して交通費を支給されている場合、横領に当たる可能性がある。また、通勤中に万一事故に遭った場合の労災も当然適用されない。となれば、勤務先への申請は必須と言えるだろう。

ちなみに、今の職場ではそもそも自転車通勤の制度自体が無かったので、そこから準備してもらった(現状僕一人だけのためにありがとうございます)。今までの職場では自転車通勤の制度が既に存在していたけれども、無いからといって諦めるのは早計だ。まずは総務部署に掛け合ってみるべきだろう。

駐輪場の確保

次に駐輪場の確保だけれども、これは勤務先に申請する際にも求められることが多い。特に都市部では勤務先の建物に駐輪場が無い場合が大半だし、近辺が駐輪禁止区域となっている場合も多いので、気を付けておきたい。

なお、近隣の定期駐輪場事情が良くない場合もあるようで、僕の場合は空き待ちで2ヶ月掛かった。酷い所では年単位待ちまであって衝撃を受けた(実際に駐輪場の運営会社から聞いた話)。新しく自転車を購入する場合など、買ったは良いが駐める所が無いという残念なことになりかねないので、駐める場所は必ず先に確保しておきたい。

保険の加入確認

これも勤務先に申請する際に大抵は求められるはずだ。というのも、多くの自治体の条例では、会社が従業員に自転車通勤を認める場合、保険への加入が義務付けられているからだ。

僕の場合は、幸運なことに自宅の火災保険に自転車保険も付帯していたため、新たに加入する必要が無かった。その他の保険でも自転車保険は付帯している場合があるので、確認しておくと良いだろう。

direct.nisshinfire.co.jp

自転車を準備、とりあえず1ヶ月走ってみた

ここまで来てやっと自転車の準備ができる。僕の場合は2013年に購入したブリヂストンの「通勤向け」を謳うママチャリ「ビレッタ」をそのまま利用する。当初から片道5km程度の比較的短距離を想定していたので、購入したのは一番下位機種「ユーティリティ」だ。ちなみに、純血派の騎士侯は「ヴィレッタ」なので、お間違いなきよう。

www.bscycle.co.jp

実は、自転車通勤を始めた当初は特に何もせずに走り続けて問題無いだろうという甘い考えを持っていた。自宅の駐輪場が屋内にあったおかげで見た目もそんなに劣化していなかったし、ブレーキの効きも良かったからだ。

整備を考える切っ掛けになった事件

自転車通勤を始めてから丁度1ヶ月あたりで、空気圧が低下してきたような気がしたので空気を入れることにした。そこで悲劇は起きた。

「プシューーーーー」

後輪のタイヤに空気を入れてからクリップを外すや否や、もの凄い勢いで空気が抜けていき、タイヤはペコペコになってしまった…。

さすがに購入してから5年以上になるし、チューブが弱っていたのかと、最初は思った。ただ、パンクならば空気を入れている傍からどんどん抜けていくはずで、どうにも妙だ。とりあえず、困った時にはグーグル先生に訊いてみるのが一番だ。

虫ゴム劣化からのバルブ交換

ググったら案の定、全く同じような事例が幾つも出てきた。「虫ゴム」というチューブから空気が漏れるのを防ぐ部品が劣化していたらしい。普通は1年程度で交換するものらしいけれども、今までこんな事例が無かったので全く知らなかった…。

それにしても、そんな短期間で使い物にならなくなるとかイケてないなーとか思っていたら、案の定それを克服するアイテムが出てきた。「スーパーバルブ」という虫ゴムの10倍長持ちするという優れ物だ。

と思ったら、Amazonのレビュー欄に「これを買うくらいなら米式アダプターを取り付けた方が空気圧も計れるし良くね?」というようなコメントがあった。んん?米式とはなんぞや?そもそも空気圧って普通に計れるものではないのか??疑問は募り更にググる

なんと、自転車の空気を入れるバルブには、英・米・仏の3方式があるということらしい。ざっくり英式はママチャリ、米式はMTB、仏式はロードバイクに採用されることが多いっぽい。そして、空気圧を正しく測れるのは米式と仏式だけとのことだ。

なぜ英式では正しく空気圧を測れないのかは長くなるのでここには書かないが、要するにどうせ交換するならば米式か仏式にした方が良さそうだということで、まさにその要件を満たすアイテムがあった。しかも数百円で。

これは英式バルブから虫ゴムを抜いた後に取り付けることで米式に変換するもので、何も知らなかった僕でも手で簡単に交換できた。あとは、米式に対応した空気入れを用意すれば、手の感覚に頼らない空気圧の管理ができるようになる。

全体点検とチェーンのメンテナンス

さて、これで安泰かと思いきや、今まではタイヤの空気圧が低かったから気付かなかったけれども、どうにもチェーンに引っ掛かりを感じる。音も少し軋んだ感じで良くない。

ちなみに断っておくと、以前に実家で乗っていた自転車はベルトドライブだったので、チェーンに注油が必要ということをそもそも知らなかった。というわけで、これもググる所から。

ただ、自転車のチェーン注油については情報が多すぎて、何が何やらという感じだった。Amazonに良さそうなメンテナンス道具一式も売っているけれども、3,000円台とかそれなりにお値段するし。

であればと、試しに近所のサイクルオリンピックへ自転車を持って行って、状況を話してみた。すると、最初にタイヤやブレーキの劣化を見てくれて、パーツの交換は必要無いが、年数が経っているから全体点検と、チェーンの注油もやってもらえることになった。

www.olympic-corp.co.jp

しかも、これがまた安い。全体点検は1,000円、チェーンの注油は200円。税込合計1,296円也。100円ショップでメンテナンスの道具を揃えてもこれくらいするのではないだろうか…。というわけで、迷わず店に依頼した。

預けてから3時間、帰ってきた自転車はチェーンやギア周りもピカピカで、滑りも見事に滑らかになっていた。これからはきちんと定期的に注油しよう…。

まとめ

というわけで、ママチャリで自転車通勤するために知っておくと良さそうなことをまとめると、次のような感じになる。

  • 勤務先への申請は必ず行うこと。
  • 定期契約の駐輪場など、駐輪スペースを確保すること。
  • 自転車保険に加入すること。
  • 虫ゴムは米式バルブアダプターに交換すると空気圧管理がし易い。
  • 自転車屋の点検とチェーン注油がめっちゃ安くて早い。
  • 自転車も定期的なメンテナンスは大切。

チラシお断りステッカーの威力が凄すぎた

東京というのは便利な部分もあるけれども、田舎者には信じられないようなクソ事案もある。その一つが大量のチラシだ。ポスティングしてくる企業みんな滅べば良いのに。

と、毎日のように要らないチラシが何枚もポストに入ってくることに業を煮やし、このチラシお断りステッカーを貼ってから早3ヶ月。

とはいえマンションのメール室前にも「チラシお断り」の看板は出ているので、果たしてどこまで効果があるのか…まぁ週に2〜3枚程度になれば上出来だろうと思っていたのだけれども、実際の所はなんと3ヶ月で2枚。

3ヶ月で、たったの2枚!!

ここまで効果があるとは思っていたので、嬉しい誤算だった。ポスティングする側の心理としては、面倒事になるリスクを抑えたいということなのだろうか。まぁ何にせよ、ポストを覗く度にチラシを取り出してゴミ箱に捨てるというクソのようなルーチンワークが無くなったのは非常に喜ばしい。

ちなみに、レアな2枚のチラシの内訳は、宗教と、通信会社の代理店だった。さすが、このあたりは強い。

シネマシティの音は通常上映でも凄いのか・復活のルルーシュ編

コードギアス 復活のルルーシュ、上映開始から2週間。いつも通りにバルト9で予約しようと思ったけれども、「違うな、間違っているぞ」という陛下の声が聞こえたので立川まで足を運んだ。南武線経由で

日本一音にこだわる映画館へ

先日「激情のワルキューレ」の爆音上映祭を観てきたのは次の記事の通り。

aikawame.hateblo.jp

立川シネマシティの爆音上映が有名になったことで、各所で「音」を重視した上映が増えたのは良いことだけれども、この時はどうにも消化不良感があったので、やはり本家へ…という思いが日に日に強くなっていた。

そんな最中の「復活のルルーシュ」である。往年のコードギアスファンとしては観に行かない理由が無い。極上音響上映ではない通常上映しかやっておらず、条件は全てクリアとは行かなかったけれども、KICリアルサウンドシステムで鳴ることに変わりは無いということで、決行である。

映画泥棒がやばい

さて、シネマ・ツーのa studioにて。

いきなりひっくり返った。冒頭の「ノーモア映画泥棒」の映像からして、音の透明感が全然違う。映画泥棒、こんなにええ音やったんかい!!と心の中で叫んでしまった。

続く宣伝映像もだが、若干小さめの音量で、良い感じのホームシアターのようなクリアで立体感のある音を奏でてくる。この時点で期待値が爆上げである。

冒頭ストリングスから圧倒

復活のルルーシュでは冒頭にストリングスが入るのだけれども、この音色の生々しいこと。普通の映画館では絶対に出ない、この音。人の声も、映画館特有の歪んでモコモコした感じではなく、そこそこ「人の声」として認識できるレベルのものが出ていた。

この辺り、爆音上映祭では体感できなかった部分なので、それだけでも立川まで来た甲斐があったと思える。

戦闘シーンは歪む

戦闘シーンに限ったことでは無いけれども、爆撃や銃撃戦とかの音量の大きな箇所ではどうしても音が歪む。まぁ通常時も普通の映画館と比べれば圧倒的にクリアなのであって、Hi-Fiオーディオと比べれば歪みはあるのだけれども。この辺り、極上音響上映ではどうなのだろうという興味はある。

どちらにせよ、宣伝映像の時は音量控えめなのだから、それと本編の間くらいの音量でやってくれないものか。音響機材のポテンシャルはあるのだから、適切な音量であればHi-Fiオーディオのような透明感と立体感を得られそうなものなのだが…。

通常の映画館や爆音上映祭と比べて

反逆のルルーシュ新宿バルト9で観ていたので、それと比べた感じはどうかと言えば、通常の映画館がモノラルのAMラジオ、爆音上映祭がステレオのAMラジオ、シネマシティの通常上映がステレオのFMラジオくらいの違いはある。

爆音上映祭は通常の映画館のようなモコモコした音ではあるものの、立体感が加わっていた。シネマシティの通常上映は、更に音の透明感が向上している。これにより、人の声や生楽器の音がある程度自然な音に近く再生されることで、映画への没入感が高まる。通常の映画館では静かなシーンでも集中しないと会話が聴き取りにくいことが多いけれども、シネマシティでは音の大きな箇所以外は概ね普通に聴き取れる。これは大きい。

これで極上音響上映が更に高みを魅せてくれるのかどうか、非常に気になる。

映画本編について

映画本編については、まだ上映期間中なのでネタバレは避けておきたい。ただ、ファンならば観ておいて損は無いと思う。テレビアニメ版のラストが綺麗すぎたので、それを汚されるのではないかという心配はあったけれども、杞憂だった。

おわりに

これはどこの映画館でも同じことが言えるのだけれども、音量がでかすぎる。どんなに良い音響機材を使っていても、無駄に音量を上げれば歪む。映画館がクソ音質である諸悪の根源は、あのバカみたいな音量なのかなと、シネマシティへ行って思った。

とはいえ、シネマシティの音響機材の末恐ろしさは映画泥棒でしっかりと体感できたので、次は極上音響上映の作品を是非観に行きたいと思う。音量を維持しつつ音の歪みを克服しているのか、適切な音量で鳴るのか、それとも…。

蛇足ながら、シネマシティは年間会員になると格安でチケットを手に入れられたり、通常よりも1日前からチケットを予約できたりと非常にお得だ。僕は今年に関しては例年に無いほどアニメ映画を観に行く予定なので、迷わず入会した。

cinemacity.co.jp

南武線経由で立川へ

立川のシネマシティへ映画を観に行くのに、立川といえば南武線ということで、川崎へ出て本線系統を乗り潰すことにした。

東京駅と旅情

多くの田舎者にとって、東京駅というのは帰省の時にお世話になる駅だ。僕は最近とんと帰省はしていないけれども、学生時代や20代の頃過ごした滋賀にはちょくちょく帰っているので、東海道新幹線東海道本線のホームに立つと「あぁ、この線路が向こうに繋がってるんやなぁ」という郷愁に浸れる。

まぁ、向かいのホームに停まっているのは113系ではなく常磐線E531系だし、やって来る列車も始発ではないし、上野東京ラインが開業して大きく変わった部分はあるけれども。そういえば、在来線の東海道線ホームに立ったのはかなり久々だった。

南武線初乗車

所変わって川崎駅。E233系8000番台とのご対面である。うっかり8500番台(中央線用0番台からの転用編成)に引っ掛かったらどうしようと思っていたけれども回避できた。

半自動扉のボタンが省略されていたり、扉上のディスプレイが16:9になっていたりという違いに加えて、JR西日本だとアーバンネットワーク外の田舎路線にありがちな「路線のシンボルマーク」が付いているのが味わい深い。

放射線環状線

都市部の鉄道や幹線道路は大きく分けて、都心から郊外へ向けての放射線と、都心を中心とした同心円を描く環状線から成る。東京近郊でいうと中央線や西武新宿・池袋線等は典型的な放射線で、それらと交差する武蔵野線環状線ということになる。

南武線は最初、放射線に近いのかと思っていた。起点が川崎で、そこから郊外へ向かっていくという印象だ。ところが、実際に乗ってみると環状線の性格も持ち合わせているように感じた。

典型的な放射線の場合、都心で大量の乗客を乗せて、郊外へ向かうにつれて徐々に閑散としていくし、沿線風景も徐々に長閑になっていくことが多い。一方で環状線放射線との乗り換え駅毎に多くの乗降客があり、沿線風景もころころと変わる。

南武線の場合、川崎という一大ターミナルを出ると、いきなり住宅街を縫うように走る郊外私鉄のような路線に化ける。まぁ、そこまでは歴史ある旧私鉄なので想定の範囲内だった。ところが、武蔵小杉で大量の乗降客があり、そこから高架路線になって一気に都会の近郊路線の雰囲気を醸し出してきた。その後も武蔵溝ノ口や登戸、分倍河原等の乗換駅で多くの人が入れ替わり、その度に沿線風景にも大きな街が出てくる。ただ、徐々にではあるが郊外へ向かっているので、放射線環状線のハイブリッド路線という感じだろうか。

立川初上陸

さて、立川に到着した。中央線で何度も通り過ぎているけれども、実際に降車したのは初めてだ。立川は多摩地域の中心駅ということで、周辺からやってくる人達が多いということだけれども、所見はさながら県庁所在地の中心駅という感じだった。岐阜や静岡あたりに近いだろうか。

それにしても、駅前を少し見渡すだけで伊勢丹高島屋ビックカメラ、ロフト、ニトリが立ち並んでいるのは凄い。おまけに少し歩けばIKEA昭和記念公園まである。この駅周辺に全て詰め込んだ感は中々味わったことが無いので、一度住んでみると便利だろうなという気がする。

今回は駅の北側を中心に歩いたけれども、南側には天一や二郎もあるらしく、これはもう都心に出る必要はほぼ無さそうだ。人混みも都心と比べれば随分とマシだし、羨ましい。

まぁでも、都心に通勤するとなれば毎日地獄の満員電車は必至なので、会社が多摩地方にでも移転しない限りは住むことは無いだろうな。そこだけが残念な所である。

Next Stage

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平成最後の建国記念日だけど雪予報なので

心の中で天津神国津神へジャンピング土下座をキメつつ、関東の松の内以降に参った社寺を晒していく。全て東京都内である。

ちなみに、初詣で参った神社はこちら。

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田無神社

文字通りの田無鎮座。四神ならぬ五龍神を祀る神社。東方が青龍、南方が赤龍と来れば、当然白龍、黒龍であり、本殿には金龍という具合。3連休ということもあってか、境内には屋台が出て、龍神には行列ができていた。こぢんまりとした境内に対する人口密度がやばかった。

烏森神社

新橋鎮座。鳥居の形が非常に珍しいけれども、これは拝殿の意匠に合わせているのが写真から見て取れるかと思う。オフィス街のど真ん中なので、防火対策としてコンクリート造りになっているようだ。あと、季節限定の御朱印があるようで、うまく時流に乗っている印象。

日比谷神社

こちらも新橋鎮座(!)。元々は日比谷鎮座であったのが、慶長年間に新橋へ遷座、更に平成21年には現在地へ遷座しているということで、社殿をはじめ境内は真新しい。高層ビルを借景としたガラス張りの拝殿という、何とも現代的な光景。

赤坂氷川神社

文字通りの赤坂鎮座。2度目の参拝になるが、個人的には東京都内の神社の中ではかなりのお気に入り。どの駅からもそこそこ歩くけれども、そのお陰で境内は非常に静か。そして木々に囲まれていて神々しい雰囲気が漂っている。東京十社の大穴場。

八幡宮

早稲田鎮座。こちらも2度目の参拝になるが、今回は節分ということで境内には屋台が出ていて大賑わいだった。また、「一陽来復御守」という金銀融通の御守が有名らしく、その頒布が冬至から節分までということもあってか、授与所には行列が。一方で、別当寺の方は静かだった。

日枝神社

赤坂鎮座。これまた2度目の参拝。大通りに面する巨大な山王鳥居と広い階段、そしてまさかのエスカレーターが設置されているという、都市型神社の総本宮(勝手認定)。建国記念日当日が雪予報だったので、フライングで参拝してきた。

おわりに

今年は年明けから飛ばしているけれども、まぁ社寺に関しては仮に1日1社ずつ参ったとしても死ぬまでに全て巡るのは不可能なので、枯渇の心配は無い。

食器洗い乾燥機の無い生活はもう勘弁

先日、我が家の食器洗い乾燥機が故障した。

しかも、丁度家族揃ってインフルエンザに罹った矢先だったもので、ふらつく体に鞭打って食器を手洗いするのは地獄だった。

洗濯機が無いも同然

一度食洗機のある生活に慣れると、それが無いというのは洗濯機が無いも同然の気分になる。いや、洗濯機はたとえ故障したとしても、余程の田舎でない限りはコインランドリーという選択肢がある。だがコイン食洗機など存在しない。手洗いしか道は無いのだ。

手洗いの負荷度合いという意味では、さすがに洗濯ほどでは無いにせよ、それでも自炊中心の食生活を送っていれば、毎食後の食器洗いは10分ではまぁ終わらない。1日2食を自炊したとして、月に10時間以上も食器洗いに奪われるのは結構辛いと思うのだ。

昔の人達はこれに加えて洗濯まで手洗いでやっていたと思うと、ゾッとする。

食洗機はいいぞ

というわけで、買い替えたのがこちらの機種。

panasonic.jp

2019年現在、ビルトインではない外付の食洗機は、パナソニックほぼ一強となっている。一応申し訳程度にアクアが1機種だけ出しているが。他社についてはここ数年で粗方撤退してしまったらしい。

まぁ、これまで使っていたのもパナソニック製だったので、特に違和感は無い。それでいて、フルモデルチェンジ1回を含む6回のモデルチェンジを重ねていて、性能は順当に向上している。動作音は格段に静かになったし、洗浄力も申し分ない。油まみれの食器を突っ込んでも大丈夫だ。

FAQ

自炊しないから要らない

まぁ、全く自炊しないのなら必要ないと思う。

独り暮らしだから要らない

自炊中心の生活で、台所に食洗機を設置するスペースがあるなら検討しても良いと思う。今はプチ食洗という小容量で安価な機種もある。

自炊してる時点で時間の無駄

自炊という行為自体を楽しむ場合や、食事を我が家流に細かくカスタマイズしたい場合などもあるので、一概に無駄とは言えないと思う。

でもお高いんでしょう?

上述の機種であれば実質6万円台で購入できる。設置費込みでもせいぜい7万円台。プチ食洗ならば4万円台も狙える。下位機種もあるけれども、エコナビはあった方が節電・節水になる。

賃貸だから工事とか無理なのでは?

分岐水栓の取付工事は必要だが、退去時に取り外せるので問題ない。余程特殊な蛇口でない限りは大丈夫だろう。

フライパンや鍋は結局手洗いなのでは?

あまり大きなものは無理だが、26cm程度のフライパンであれば問題なく入る。鍋も普通の大きさであれば入る。ただし、取っ手の取れるタイプであること。

2人暮らしならプチ食洗でもOK?

難しい所。品数が少なめとか、調理器具は手洗いするというのであればプチ食洗でも良いと思うけれども、それなりに自炊したいし楽したいというのであれば、通常サイズにした方が満足度は上がりそう。

何年くらい保つのか

ネット上では様々な報告があるけれども、我が家の場合は2012年から約7年、一度も故障することなく動いていた。残念ながら5年保証の期間も過ぎていたため、買い替えることに。

おわりに

実際問題、食洗機というのは設置スペースや据付工事というハードルや、価格がそれなりということもあって、導入に思い切りが必要なのは事実だと思う。ただ、導入だけ頑張ればあとは食器を洗う手間から9割方解放されると思えば、QOLを上げる有効な選択肢になると思う。

洗濯機が今ではあって当たり前なように、食洗機も当たり前の家電になる時代に期待したい。