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舌下免疫療法最強と思っていたけど引っ越したら死んだ

花粉症根治を目指して舌下免疫療法を始めたのは以下の記事の通り。

aikawame.hateblo.jp

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1年半の折り返し地点を通過したし、このまま順調に改善されるのだろうと楽観視していた……が、甘かった。

移住後初めてのハイシーズン

今年の春は、舌下免疫療法を始めてから2度目にして、東京から鎌倉市へ移住してから最初のハイシーズンとなる。

去年のハイシーズンはティッシュが箱単位で無くなることも発生せず、例年と比べれば実に平穏無事に過ごすことができた。ところが、今年は一転して花粉症由来の問題が2月の時点から出てきている。

口内炎の治りが悪い

僕は元々年間の1/3くらいは口内炎ができているくらい残念な体質なのだけれども、それでも大抵は一度できた所は1週間もあれば治ってくれる。ただ、先月下旬に下の付け根にできた痛いヤツが、3週間程度居座るというレアケースが発生した。

医師によれば舌癌のような兆候は見られず、歯に挟まれやすい箇所なのと口腔内が過敏になっているのが重なっているのだろうという所見だったけれども、僕の中では口内炎の長寿記録を更新したのであまり嬉しいことではない。

口腔アレルギー反応

口内炎が居座っていたのと時を同じくして、1日を通して口腔アレルギー反応が気になる期間が2週間ほど続いた。果物アレルギー持ちの人がパイナップルやメロンを食べた後に口の中が痒くなったり喉がイガイガする、アレである。舌下免疫療法の代表的な副作用でもある。

その頃は特に危なっかしい甲殻類や果物の類は食べていなかったし、仮に食べたとしても一晩寝たらいつも治っていたので、これも今までに経験したことのない症状だった。

朝の鼻水地獄

まだ2月だというのに来てしまった。僕は花粉症の症状は鼻に来るので、鼻水が出たら本番という感じがする。幸い数時間で収まったので、ティッシュが箱で消えていく悪夢には苛まれずに済んでいるけれども、これから3月のピークを迎えるにあたって戦々恐々としている……。

気になったら医者へ

実は、異変が起きた時点ではアレルギー由来の問題であるとは疑っておらず、単なる体調不良かと思っていた。ただ、よくよく振り返ってみるとシダキュアを服用した後の午前中が特に症状の辛い時間帯だと気付いて、まさかと思って治療中の医院を受診してみたら、この時期であればよくあることだと説明された。

その後は抗ヒスタミン薬を処方してもらって症状は改善しているので、やはりハイシーズンは「気になったらすぐ医者へ」を徹底するに限る。

年や地域による花粉の飛散量

2021年の花粉飛散量は、例年と比較すると少ないものの、前年よりは非常に多い見込みとなっている(日本気象協会より)。また、湘南地域は東京中心部と比べると花粉の飛散量がやたら多くなっている。これらの要因が重なって、舌下免疫療法を始めて最初のハイシーズンよりも今年の方が症状が重いという残念なことになっているのではないかと推測される。

口腔アレルギー反応が続くようなことは、舌下免疫療法を始める以前にも無かったことではあるけれども、これは毎日シダキュアを服用している以上は起こりうることだし仕方ない。というわけで、シダキュア服用しても副作用知らずで過ごせていたのは、偶々飛散量の少ない年に更に飛散量の少ない地域で生活していたからだったと思われる。まぁ、当然副作用には個人差もあるのだが……。

おわりに

思い返せば、東京に住むようになってから花粉症の症状が軽くなったと思っていたけれども、やはり地域による飛散量の差は無視できないようだ。当面は湘南地域で暮らしていくつもりなので、舌下免疫療法はやっておくに越したことはないだろうけれども、暫くは副作用と付き合いながら耐え忍ぶフェーズになりそうだ……。

2021/02/27追記

飛散シーズン中の処方についてブコメで言及があったので補足すると、僕の場合はシダキュアを年間通して処方されている。今回症状が出て受診した時も、「抗ヒスタミン薬を出しておくのでそれで様子を見つつ、引き続き服用して問題ない。ただし、症状が悪化するようであればすぐに相談しなさい。」との医師からの指示で、引き続き毎日シダキュアを服用している。あとはピーク時期にかけて症状が悪化しないことを祈るのみだ……。

あと、口内炎が頻発する件について。舌下免疫療法の実施において、口内炎から薬が入り込むと副作用が強く出る場合があるということだったので事前に医師に相談したし、ビタミン剤の併用など対策も行った。ただ、結果的に目立った効果は出なかったのと、副作用も特に出ていなかったのでそのまま舌下免疫療法の方だけ継続している。治せるものなら治したいけれども、今の所はそういう体質なのかと諦めている。そういう状況から治癒した事例があるのであれば知りたい。