35歳からの中二病エンジニア

社寺・鉄道・アニメを愛でるウェブ技術者の呟き

趣味の一環としての土日に体を動かす習慣

ここ数ヶ月、体重が人生最高を記録していたので、さすがにメタボ対策を急がねばと土日に体を動かすことにした。ただ、ジムのような所は人が多くて辛いし更衣室の臭いに耐えられない。というわけで近場の街を散策することにした。

初週は歌舞伎町のホテル街や北新宿、百人町といったカオスな地域を歩いて回り、翌週は自転車で新宿御苑や代々木公園の周りをぐるり。そして今週は、徒歩から自転車と来れば鉄道だろうと、近場でまだ乗ってない路線に行くことにした。更に欲張って、沿線の社寺にも参ることに。

階段縛りと駅からの徒歩移動

体を動かすのに鉄道かよというツッコミはありそうだけれども、特に地下鉄や都市近郊の鉄道については「エスカレーターやエレベーターを使わない」という階段縛りを加えると、結構良い運動になる。

また、駅から目的地までの移動でもそこそこ歩くということもバカにならない。実際、今回の徒歩移動距離はGoogle先生によれば3.7km。結構歩いた。

東急世田谷線

というわけで、今回選んだ路線は東急世田谷線。鉄道というか、軌道だけれども。都内に残る軌道の片割れ、都電荒川線には早稲田-王子駅前間で乗車したことがあるけれども、こちらは初。

全線が専用軌道で駅もしっかりしているので、見ただけでは鉄道と区別がつきにくい。けれども走り出すと最高速度は40kmのノンビリ運転で、架線を見れば軌道っぽさがよくわかる。あと、今回は素通りしたけれども、途中で道路の信号を渡るのも味わい深い。

幸い、都電荒川線のような慢性的な混雑はこちらではそれほど感じられなかったので、都内で長閑な軌道路線を楽しむなら、こちらの方が穴場だ。

世田谷八幡宮

下高井戸から宮の坂まで戻り、駅前すぐに鎮座する世田谷八幡宮へ。

地元密着感のある神社でありながら、末社の周りに池があったり、立派な土俵が構えられていたりと、広々した境内で落ち着く。社殿では祈祷も行われていて、氏子さんからの崇敬も厚そうだ。周辺の町並みも閑静で、住みたいと思えてくるほど。

滋賀に住んでいた頃、家の前が建部大社で、唐橋を渡れば京阪の駅という似たような場所に住んでいたということもあるかもしれない。神社の近くに住みたい。住みたい。

豪徳寺

世田谷線で招き猫ラッピング車に当たったからというわけではないけれども。招き猫発祥の地、井伊家菩提寺の豪徳寺へ。世田谷八幡宮からは徒歩5分ほど。

まずは立派な松の参道に圧倒される。そして境内は井伊の家紋・旗印と猫づくし。御堂の屋根に家紋というのは、有力武家の菩提寺では王道ではあるけれども、彦根の龍潭寺ではそこまで押されていなかったので、雰囲気の違いを感じた。

一方で、招き猫はこちらが本家なのに、彦根の方で大人気になるという…。元彦根民としては複雑な心境である。ちなみに招き猫は写真に収まりきらず、この3倍くらいはいらっしゃるので圧巻である。三重塔にまで猫さんが彫られていたり、完全に猫寺である。

北澤八幡神社

豪徳寺駅から小田急で下北沢へ。豪徳寺界隈は閑静で、駅前の商店街も賑わってはいたけれども地元密着感があって良かったのに、下北沢の人混みは一体…。言うなれば竹下通りをもっとカオスにした感じか。

そんな煩悩空間を越えると急に閑静な住宅街になり、高台にそびえる地元密着感あふれる神社が。

麓は子供の遊び場になっていて、神社の境内で遊ぶ子供達という昔ながらの光景が垣間見える。中腹に神楽殿、最上部に本殿や末社が並んでいる。また、富士塚があって冬の天気の良い日であれば富士山もくっきり拝めるらしい。

おわりに

東京も場所を選べば人混みを避けつつ鉄分や社寺分を補給できることがわかったのは僥倖だった。おまけに良い運動にもなった。夕食後に3時間くらい寝落ちしたけれども…。

来週以降も毎週どこかを散策するという習慣は続けていきたい。なお、全ての行程ツイートは以下から。