立川のシネマシティへ映画を観に行くのに、立川といえば南武線ということで、川崎へ出て本線系統を乗り潰すことにした。
東京駅と旅情
東京駅へ来るとワクワクする田舎者の性よ。特に東海道線ホームは良い。 pic.twitter.com/mweqpN6lq2
— aikawame (@aikawame) 2019年2月23日
多くの田舎者にとって、東京駅というのは帰省の時にお世話になる駅だ。僕は最近とんと帰省はしていないけれども、学生時代や20代の頃過ごした滋賀にはちょくちょく帰っているので、東海道新幹線や東海道本線のホームに立つと「あぁ、この線路が向こうに繋がってるんやなぁ」という郷愁に浸れる。
まぁ、向かいのホームに停まっているのは113系ではなく常磐線E531系だし、やって来る列車も始発ではないし、上野東京ラインが開業して大きく変わった部分はあるけれども。そういえば、在来線の東海道線ホームに立ったのはかなり久々だった。
南武線初乗車
E233系8000番台。南武線用に製造されたやつか。 pic.twitter.com/juJcM07Nq8
— aikawame (@aikawame) 2019年2月23日
所変わって川崎駅。E233系8000番台とのご対面である。うっかり8500番台(中央線用0番台からの転用編成)に引っ掛かったらどうしようと思っていたけれども回避できた。
半自動扉のボタンが省略されていたり、扉上のディスプレイが16:9になっていたりという違いに加えて、JR西日本だとアーバンネットワーク外の田舎路線にありがちな「路線のシンボルマーク」が付いているのが味わい深い。
放射線と環状線
都市部の鉄道や幹線道路は大きく分けて、都心から郊外へ向けての放射線と、都心を中心とした同心円を描く環状線から成る。東京近郊でいうと中央線や西武新宿・池袋線等は典型的な放射線で、それらと交差する武蔵野線が環状線ということになる。
南武線は最初、放射線に近いのかと思っていた。起点が川崎で、そこから郊外へ向かっていくという印象だ。ところが、実際に乗ってみると環状線の性格も持ち合わせているように感じた。
典型的な放射線の場合、都心で大量の乗客を乗せて、郊外へ向かうにつれて徐々に閑散としていくし、沿線風景も徐々に長閑になっていくことが多い。一方で環状線は放射線との乗り換え駅毎に多くの乗降客があり、沿線風景もころころと変わる。
南武線の場合、川崎という一大ターミナルを出ると、いきなり住宅街を縫うように走る郊外私鉄のような路線に化ける。まぁ、そこまでは歴史ある旧私鉄なので想定の範囲内だった。ところが、武蔵小杉で大量の乗降客があり、そこから高架路線になって一気に都会の近郊路線の雰囲気を醸し出してきた。その後も武蔵溝ノ口や登戸、分倍河原等の乗換駅で多くの人が入れ替わり、その度に沿線風景にも大きな街が出てくる。ただ、徐々にではあるが郊外へ向かっているので、放射線と環状線のハイブリッド路線という感じだろうか。
立川初上陸
立川初上陸。県庁所在地の中心駅みたいな雰囲気やな。 pic.twitter.com/2vBJ6WkCm5
— aikawame (@aikawame) 2019年2月23日
さて、立川に到着した。中央線で何度も通り過ぎているけれども、実際に降車したのは初めてだ。立川は多摩地域の中心駅ということで、周辺からやってくる人達が多いということだけれども、所見はさながら県庁所在地の中心駅という感じだった。岐阜や静岡あたりに近いだろうか。
それにしても、駅前を少し見渡すだけで伊勢丹、高島屋、ビックカメラ、ロフト、ニトリが立ち並んでいるのは凄い。おまけに少し歩けばIKEAや昭和記念公園まである。この駅周辺に全て詰め込んだ感は中々味わったことが無いので、一度住んでみると便利だろうなという気がする。
今回は駅の北側を中心に歩いたけれども、南側には天一や二郎もあるらしく、これはもう都心に出る必要はほぼ無さそうだ。人混みも都心と比べれば随分とマシだし、羨ましい。
まぁでも、都心に通勤するとなれば毎日地獄の満員電車は必至なので、会社が多摩地方にでも移転しない限りは住むことは無いだろうな。そこだけが残念な所である。
Next Stage
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