コードギアス 復活のルルーシュ、上映開始から2週間。いつも通りにバルト9で予約しようと思ったけれども、「違うな、間違っているぞ」という陛下の声が聞こえたので立川まで足を運んだ。南武線経由で。
日本一音にこだわる映画館へ
先日「激情のワルキューレ」の爆音上映祭を観てきたのは次の記事の通り。
立川シネマシティの爆音上映が有名になったことで、各所で「音」を重視した上映が増えたのは良いことだけれども、この時はどうにも消化不良感があったので、やはり本家へ…という思いが日に日に強くなっていた。
そんな最中の「復活のルルーシュ」である。往年のコードギアスファンとしては観に行かない理由が無い。極上音響上映ではない通常上映しかやっておらず、条件は全てクリアとは行かなかったけれども、KICリアルサウンドシステムで鳴ることに変わりは無いということで、決行である。
映画泥棒がやばい
さて、シネマ・ツーのa studioにて。
いきなりひっくり返った。冒頭の「ノーモア映画泥棒」の映像からして、音の透明感が全然違う。映画泥棒、こんなにええ音やったんかい!!と心の中で叫んでしまった。
続く宣伝映像もだが、若干小さめの音量で、良い感じのホームシアターのようなクリアで立体感のある音を奏でてくる。この時点で期待値が爆上げである。
冒頭ストリングスから圧倒
復活のルルーシュでは冒頭にストリングスが入るのだけれども、この音色の生々しいこと。普通の映画館では絶対に出ない、この音。人の声も、映画館特有の歪んでモコモコした感じではなく、そこそこ「人の声」として認識できるレベルのものが出ていた。
この辺り、爆音上映祭では体感できなかった部分なので、それだけでも立川まで来た甲斐があったと思える。
戦闘シーンは歪む
戦闘シーンに限ったことでは無いけれども、爆撃や銃撃戦とかの音量の大きな箇所ではどうしても音が歪む。まぁ通常時も普通の映画館と比べれば圧倒的にクリアなのであって、Hi-Fiオーディオと比べれば歪みはあるのだけれども。この辺り、極上音響上映ではどうなのだろうという興味はある。
どちらにせよ、宣伝映像の時は音量控えめなのだから、それと本編の間くらいの音量でやってくれないものか。音響機材のポテンシャルはあるのだから、適切な音量であればHi-Fiオーディオのような透明感と立体感を得られそうなものなのだが…。
通常の映画館や爆音上映祭と比べて
反逆のルルーシュは新宿バルト9で観ていたので、それと比べた感じはどうかと言えば、通常の映画館がモノラルのAMラジオ、爆音上映祭がステレオのAMラジオ、シネマシティの通常上映がステレオのFMラジオくらいの違いはある。
爆音上映祭は通常の映画館のようなモコモコした音ではあるものの、立体感が加わっていた。シネマシティの通常上映は、更に音の透明感が向上している。これにより、人の声や生楽器の音がある程度自然な音に近く再生されることで、映画への没入感が高まる。通常の映画館では静かなシーンでも集中しないと会話が聴き取りにくいことが多いけれども、シネマシティでは音の大きな箇所以外は概ね普通に聴き取れる。これは大きい。
これで極上音響上映が更に高みを魅せてくれるのかどうか、非常に気になる。
映画本編について
映画本編については、まだ上映期間中なのでネタバレは避けておきたい。ただ、ファンならば観ておいて損は無いと思う。テレビアニメ版のラストが綺麗すぎたので、それを汚されるのではないかという心配はあったけれども、杞憂だった。
おわりに
これはどこの映画館でも同じことが言えるのだけれども、音量がでかすぎる。どんなに良い音響機材を使っていても、無駄に音量を上げれば歪む。映画館がクソ音質である諸悪の根源は、あのバカみたいな音量なのかなと、シネマシティへ行って思った。
とはいえ、シネマシティの音響機材の末恐ろしさは映画泥棒でしっかりと体感できたので、次は極上音響上映の作品を是非観に行きたいと思う。音量を維持しつつ音の歪みを克服しているのか、適切な音量で鳴るのか、それとも…。
蛇足ながら、シネマシティは年間会員になると格安でチケットを手に入れられたり、通常よりも1日前からチケットを予約できたりと非常にお得だ。僕は今年に関しては例年に無いほどアニメ映画を観に行く予定なので、迷わず入会した。
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