35歳からの中二病エンジニア

技術や時事ネタ、鉄道・社寺巡礼など趣味の話を綴ります。

Qrio Lockで(セミ)キーレス生活を始めた

Qrioが新型のスマートロック「Qrio Lock Q-SL2」を発売したので、早速買ってみた。結果としては、ツッコミ所はあるものの買って良かったと思っている。

購入のきっかけ

僕は無駄な物を持つことや無駄なルーチンワークを極端に嫌っている。これは先日の記事からもおわかりいただけると思う。自宅の鍵の開け締めというのも、以前からどうにかしたいとは思っていて、Qrioの先代モデルが出た時には非常に興味を持っていた。ただ、自宅は共用玄関に鍵が必要なので、完全キーレスとはいかず、また先代の評価が芳しくないこともあって、導入を躊躇っていた。

そんなQrioが改良型であるQ-SL2を発売するというので、どんなものかと思っていたが、先代でボロクソに言われていた反応速度やハンズフリー解錠の精度が随分と改善されたらしい。値段も2万円ちょっとならオモチャとして考えても手が出る範囲なので、えいやっと買ってしまった。

取り付け方法や対応機器については公式が詳しいので、ここでは実際に1週間ほど使ってみた感覚に絞って触れていきたい。

良かった所

オートロック

実は買うまでそんな機能があることすら認識していなかったのだけれども、本機で一番気に入った機能はオートロックだ。その名の通り、玄関の扉を閉めると瞬時に施錠してくれる。これのおかげで自宅から外に出る時はハンズフリーが実現できた。今の所施錠に失敗したり、タイムラグがあったりということも無く、精度については申し分なさそうだ。

ただ、ゴミ捨てとかで手ぶらで出てしまうと閉め出されてしまうので、それだけは注意しないといけない。僕の自宅の場合はゴミ捨て場にも鍵が必要なので心配は無いけれども、うっかり屋さんは要注意だ。あと、家族と同居している場合は周知しておく必要がある(これは説明書にも記述されている)。

デザイン

先代の白ベースから一転、本機は黒ベースの落ち着いたデザインになった。これは玄関や扉の配色によって相性がありそうだけれども、僕の自宅とは相性が良かった。黒系統の扉と組み合わせれば、取って付けた感はそんなに感じないだろうと思う。

微妙な所

反応速度

鍵の開け締めの時、スマフォのアプリが本機を探しに行くのだけれども、その反応速度や認識率についてはギリギリ許容範囲内という所だろうか。大体検索してから1秒程度で見つけてくれるのだが、1/3くらいの確率で認識に失敗する上、その時はエラーになるまで数秒待たされるので、こうなると鍵で開けた方が早いということになってしまう。

認識率についてはスマフォとの相性もあるとは思うけれども、僕の使っているXperiaシリーズならばソニー子会社のQrioはよくテストしているであろうと信じて改善を待ちたい。

良くなかった所

ハンズフリー解錠

これは現状使い物にならない。というのも、有効にするとスマフォの電池が普段の3倍くらいの勢いで減っていってしまう。公式でもこれは認めていて、改善のアップデートがあるとのことなので、続報を待ちたいと思う。

ただ、電池持ちが改善されたとしても課題はあって、扉の前に立ってもなかなか反応してくれないのだ。これに関しては現状では鍵を取り出して開けた方が確実に早いし、下手すると全く反応しないこともある。僕の自宅は玄関が建物内にあるので、GPSの精度の問題なのかもしれないが…。とりあえず、ハンズフリー解錠はまだまだ発展途上のようだ。

おわりに

はっきり言ってこの製品、デジタルガジェットへの興味の薄い人が真面目にキーレス生活を志向して購入したら非難轟々になると思う。反応精度はまだ改善の余地があるし、ハンズフリー解錠に至っては実用には程遠い。

この製品の価値は、そこそこ安価でそれなりにキーレスな生活を実現してくれるという所にある。本気のキーレスを実現したければ、FeliCa対応の電気錠に交換するという選択肢もありはするけれども、それだと高価だし、何より対応する住居環境の幅が狭すぎる。それに対して、そこまで本格的ではなくとも手軽に「らしい」ことができますよ、というアイデア商品なのだと考えれば、本機もなかなか愛らしいオモチャだと思えてくるのではないかと思う。

ちょっと前に話題になったOcluus Goのような感覚で、「手軽に未来が味わえるし、ダメでも2万円ならそんなに痛くない」くらいの感覚で買ってみると、意外にできる子に見えてくるかもしれない。