MacからWindowsへの移行お試しで貯まった知見達
2020/10/08追記:その後めでたく完全移行した。
結論から先に触れておくと、開発環境をMacからWindowsへ移行しようと考えたものの終盤で挫折してしまった。
挫折した理由はフォントが見にくいという点と、見にくいフォントを改善するのが面倒という点だったので、僕のようにそろそろ目の老化を気にする状況でもなければ大きな問題ではないと思う。僕自身も今回は一旦保留したけれども、今後の環境変化で再び移行を検討する可能性は十分にあるし、今回貯めた知見を書き残しておこうと思う。
今回のゴール
今回は、Windowsの開発環境を整えるだけであれば簡単すぎるので、MacでよくあるAnsibleで構成管理するような感覚で、Windowsの環境構築をほぼ自動化する仕組みを作り上げる所をゴールとしている。勿論、今のMacでできることを全て可能にした上で。Windowsでもそうした事例は検索すれば大量に出てくるかと思ったけれども、大量に出てきたのは大規模組織向けのイメージ化・一括配布の手法だったので、あくまで個人向けにPowerShellとAnsibleで構成管理する手法を探っていく。
また、僕は仕事でも趣味でも構成管理の仕組みを使い回したいので、過度のチューニングはしない方針としている。趣味に振り切るのであれば、Windowsでは不要なプロセスを無効にしたりとか、システムファイルを入れ替えたりとかのディープなチューニングも厭わないのだけれども、さすがにそれが原因で仕事に支障を来すと拙いので、その手のネタは扱わない。個人的には好物だけれども。
目次
やったことが結構広範にわたるので、連載形式としている。章立ては今後変更する可能性があるのであしからず。
- MacからWindowsへの移行を考えた背景
- Windows 10を無人インストールする
- Windows 10の設定をPowerShellから一発適用する
- AnsibleでWSL2上のUbuntuを構成管理する
成果物
御託はいいから動くものを見たい人向け。
このリポジトリーの中身について順を追って説明していくことになるのだけれども、とりあえず以下の手順でWindowsをインストールするのがざっくりとした流れとなる。
- Windows 10 バージョン20H1のUSBインストールディスクを作成する
- 応答ファイルをUSBインストールディスクの最上位ディレクトリーにコピーする
- USBインストールディスクからWindowsをインストールする
- インストール終了後にREADMEに記載したワンライナーを実行する
なお、対象のバージョンは20H1のビルド19041で、特に大きな変更が無ければ正式リリースでも使えると思われる。
それでは、最初の記事ではまず今回MacからWindowsへの移行を考えた背景について書き綴っていきたい。

【新パッケージ】Windows 10 Home 日本語版/May 2019 Update適用/パッケージ版
- 発売日: 2019/09/13
- メディア: USBメモリスティック