お腹の脂肪とか体重が気になる今日この頃。
最近は週末に体重計に乗って週毎の体重を記録していたのだけれども、手でやるのは面倒だし、体重だけ推移を記録しても体脂肪率とかの重要な指標が無いと片手落ち感半端ない。というわけで、最近増えつつあるスマートフォンアプリ対応の体組成計を買ってみた。
Wi-FiかBluetoothか
一口にスマートフォンアプリ対応といっても実は大きな違いがあって、それが通信方式だ。圧倒的に多いのがBluetoothで、体組成計からアプリに直接結果を転送してくれる。自分の身体情報をクラウドサービスにアップロードするのは気が引けるという人には良さそうだ。一方で、通信方式の都合上どうしても計測時にアプリを横で起動しておく必要がある。
一方、2019年8月現在では著名なメーカーではエレコムとWithingsのみ採用しているのが、Wi-Fi方式だ。こちらは通常時はスマートフォンとではなく、Wi-Fiルーターと接続されることになる。測定されたデータは各メーカーのクラウドサービスにアップロードされて、アプリ側はこれと同期する形を取る。つまり、計測時にスマートフォンは必要無く、乗るだけで良い。
計測時にスマートフォンを用意する手間が気にならないのであれば、Bluetooth方式が良いとは思う。クラウドサービスへの登録も不要だし、情報がアプリ本体にあるからデータ表示も速い。ただ、僕は毎晩入浴後に体組成計に乗るのに、毎度スマートフォンを用意するというルーチンワークにはとても耐えられない自信があったので、迷わずWi-Fi方式を選んだ。
日本かフランスか
Wi-Fi方式にした瞬間、選択肢はほぼエレコムか仏Withingsの製品に絞られる。特徴としては、エレコムは50g単位で体重が量れること(Withingsは200g単位)、Withingsは搭載機能によって複数モデルが用意されていることだろうか。
正直、この辺は好みで選べば良いやと思ったので、僕は昔からネットワーク製品でお世話になっているエレコムを選ぶことにした。Withingsも一時的にとはいえノキアに買収されるくらいのメーカーなので、信頼できる会社なのだろうとは思う。
ハードは良し・アプリは…
Amazonのレビューで大体把握はしていたけれども、エレコムの方は体重計の精度の件もそうだけれども、しっかりしたハードウェアの作り込みがされていると思う。液晶の表示はド近眼の僕にも優しいくらいクッキリしているし、それでいて本体は小型軽量。あとUSB給電もできるというのには少し驚いてしまった。洗面所にUSBケーブルを這わせるのはちょっと残念なのでエネループを入れてあるけれども。
そんな良い感じのハードウェアの一方で、アプリの作り込みは正直まだ甘いと言わざるを得ない。UIから察するにCordovaで開発されてそうな感じで、それは別に構わないのだけれども、何と言うかイマイチスマートフォンアプリの流儀に沿っていないのが残念。あとウェブレンダリングにしてもモッサリ感が否めない。ついでに言えば、ゲームアプリでもないのに強制全画面表示なのはどうなの…。
そうした根本的な残念さは置いておいても、計測データの日付修正ができなかったりとか、手動入力が体重と体脂肪率だけしかできなかったりとか、どうにも粗が目立つ。とはいえ、ユーザーフィードバックに応じた改修は比較的前向きのようなので、今後の改善には期待できそうだ。その辺がクラウドサービスの強みではあると思う。
おわりに
毎日体組成計に乗ると、運動した日と引き籠もっていた日で全然結果が違ったりとか新しい発見があって面白い。Wi-Fi方式であれば入浴後に乗るだけで良いので習慣化も容易だ。これからアラフォーを迎えてメタボとの闘いになるのは避けられないので、データを蓄積して極力今の体を維持、改善していきたい。
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- 発売日: 2017/06/20
- メディア: エレクトロニクス