やや旧聞ながらこんな記事を見掛けた。
そういえばRuby界隈でもFactoryGirlがFactoryBotに変わるという出来事があったなと思い、ではもっと身近なアレはどうなる?ということが無性に気になったのだった。
ケーブルのオスとメス
僕はこの世代としては珍しく、物心ついた頃にはとっくに家にPCがあったので、電子機器のケーブルの「オス」「メス」という呼び方は当たり前に身に付いていた。それはもはやUSBのタイプA/B/Cのような、単なる区別するための用語としてだ。だから、「オス」「メス」の由来が生殖器だと知った中学生時分には途轍もない衝撃を受けたものだ。なにそれえろい。
しかしこれ、現代のジェンダー論に基づけば微妙な表現ではないかと思っている。勿論、生物学的な性別に対応しているという前提に立てばこの表現は動かしようが無いのだろうけれども、その前提ってきちんと共有されているのか?という所は結構怪しいというか、そもそもそんな前提が必要な表現だったら誤解を生みようが無い表現に変えた方が望ましいという流れは十分に考えられる。だとすれば、今後ケーブルの「オス」と「メス」という表現も「凸」と「凹」みたいに変わっていくのだろうか。
「父兄」が「保護者」に、「看護婦」が「看護師」になどという流れと単純に比較できるものではないけれども、あの辺の言葉が見事に死語になったことを考えれば、そう遠くない未来には変わっているのかもしれないな、と時の流れを思うのだった。
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