とりあえず一言で説明するなら、攻殻機動隊ツクールで組み上げたB級ハリウッド映画という感じだった。
お気持ち
攻殻機動隊の原作というよりは、劇場版とS.A.C.を素材にしている模様。両作品のオイシイ場面は随所に散りばめられているし、登場キャラクターについても、主役級は勿論のこと、サブキャラから人外までパッと見でわかるようになっている。そして、彼らやそれぞれの場面が元の作品をどこまで踏襲しているかは、まぁ本編を観てのお楽しみという感じだ。
一つだけ、某マスコットキャラクター的な多脚戦車さんが出てきた時には思わず爆笑してしまったことだけは言っておきたい。
あと、欧米人にとってのテンプレアジア的な要素も詰まっているので、そういうのがお好みの人にも受けそうだ。トグサの俳優がベタな中国系だったり、一方で主人公である少佐はスカーレット・ヨハンソンだったりするあたり、王道を地で行っている。街の雰囲気が九龍城っぽいのは劇場版もそうなので何とも言えないけれども。
それから、ハリウッド映画と言えばドンパチを忘れてはいけない。それこそ人がゴミのように銃で撃たれて死んでいく。頭脳戦なんて映像にしても詰まらない、とりあえず銃と手榴弾で殺して燃やしとけ!という現場の声が聞こえてきそうだ。
他に特筆すべき所としては…ワンダーじゃないモモーイが出てきてこっちが驚いたというくらいか。
こんな感じなので、攻殻機動隊のアニメとB級作品がどっちも好きな人は、とりあえず世間の評判を無視して観てみると良いかもしれない。少なくとも僕は色々な意味で楽しめた。
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