35歳からの中二病エンジニア

技術や時事ネタ、鉄道・社寺巡礼など趣味の話を綴ります。

EIZO EV2785にディスプレイの未来を見た

仕事道具に拘れない職場へ行くとやる気が7割減になるaikawameです。ごきげんよう

はじめに

今の仕事ではUSB-C搭載のMacBook Proを使っていて、自宅でもリモートワークで使うのだけれども、今までは電源アダプターとHDMIアダプターを毎度持ち運びしていて非常に面倒だった。ドッキングステーションを買おうかとも思ったが、丁度EIZOからUSB-Cの60W給電に対応した新製品が発表されたので、予約して発売日に手に入れることにした。

選んだ製品とその理由

今回購入したのはEIZOの4Kディスプレイ、FlexScan EV2785だ。本日発売したばかりなので、今の所は何処で買っても定価の¥120,000くらいはしてそうだ。

今まで使っていたのがAcerの4Kディスプレイなので、引き続き4K解像度は必須だった。ディスプレイの解像度はプログラミングの生産性に大きく影響すると考えているので、ここは譲れない。それに加えて、先に触れた通りUSB-Cで60W給電できるということ、あとは周辺機器を全て白かシルバー系統で揃えているので、それに合うということで、一番条件に合ったのがこの製品だった。

他の選択肢としてはLGがもう少し安価な製品を出してはいるけれども、韓国メーカー製のディスプレイについては過去に酷い物を掴まされた経験があるので、それ以来選択肢から外している。何より、品質に定評あるEIZOが条件に合致する製品を出しているのに、これを選ばない理由は無いと思う。

良かった所

デザイン

本製品の第一印象は、「白い!」ということだった。いや、ホワイトモデルだから白いのは当然なのだけれども、EIZOは長らくホワイトモデルを「セレーングレイ」としていて、若干灰色掛かった感じだったのだ。それが、最近の機種では一般的な白色になっている。これは他の周辺機器との調和を考えると大変嬉しい変更だと思う。

ベゼルも最近の潮流に合わせて狭くなっていて、上と左右が1mm程度で、下部も5mm程度。電源や調整ボタンもタッチ式になっていて、昔のEIZOのような無骨さは全く無い。デザインが良くないからEIZOを選びにくかったという層にも、この製品は訴求力を持っていると思う。

付属ケーブルの充実度

本製品の入力はUSB-CとDisplayPort、HDMIに対応しているのだけれども、なんとその全てのケーブルが標準で付属している。特にUSB PD対応のケーブルは高価で色や長さの選択肢も少ないので、標準添付はありがたい。

また、これも以前のEIZOでは無かったことだが、付属のケーブルも全て白に統一されている。ケーブルの色にここまで徹底しているのは他だとAppleくらいではないかと思うが、僕は付属のケーブルが黒だとわざわざ白い物を別に購入するくらい神経質なので、この気配りはありがたい。

ケーブルの取り回し

これは本製品の一番の目玉だと思う。本製品とMacBook等の対応するノートPCをUSB-Cケーブルで接続すると、ディスプレイの信号伝送だけでなく、給電もやってくれるのだ。つまり、電源用のケーブルが1本不要になるということだ。また、USB-Aポートを2系統備えているのでハブとしても使える。これも従来ならばPCとUSBケーブルを繋ぐ必要があったのが、USB-Cケーブル1本に集約されている。おまけに本製品は電源内臓なので、ACアダプターが場所を取るようなことも無い。おかげで机の上は随分とスッキリした。

設置のしやすさ

地味に感心したのがこれ。本製品は、箱から出してポンと置くだけで使えるようになっている。組み立ては一切必要無い。最初だけとはいえ、最近のディスプレイはネジ止めが必要なものが多い中で、箱から出すだけで使えるというのはちょっと嬉しい。まぁ、その分届いたダンボールの大きさには少し驚いたが…。

画質・その他

このあたりはEIZOならば良くて当たり前という所なので触れるまでもないと思う。画質については流石の一言。Acerの製品は焼き付きや色ムラが酷かったり、30分おきくらいに画面が乱れたりと少々問題があったが、そういったことは当然無いし、発色や応答速度も申し分無い。また、初期状態でも十分に綺麗だけれども、細かい調整が可能なのもEIZOの伝統だ。調整といえば、高さや角度ももちろん自在に変えられる。こうした昔からの良さは、デザインや機能性が変わってもきちんと継承されている。

微妙な所

タッチボタン

これはデザインとのトレードオフだけれども、従来のハードウェアボタンの方が操作性が良いのは間違いない。ベゼルが狭いのもあって、最初のうちは慣れないかもしれない。ただ、ボタン自体は前面にあるので、背面や下部にボタンがある製品のように押し間違えることは無さそうだ。

音質

これはまぁ、ディスプレイの内蔵スピーカーには誰も期待していないだろう。本製品についても、あくまでおまけだと思っておいた方が良い。ただ意外だったのは、きちんと正面から音が出ていること。最近のディスプレイは大抵下部や背面で鳴っている感がある中、まだまともな造りだと思う。

良くなかった所

正直、良くなかった所を探すのが難しくて仕方なかった。それくらいに完成度の高い製品だと思う。強いて言うならば、ケーブルを全て白に揃えてくるなら、電源ケーブル用の3芯-2芯アダプターも白にならなかったものかと、それだけ少し気になってしまった(実際は灰色)。正直、それくらい細かいことくらいしか気にならなかった。

あとは価格が若干高めな所かもしれないが、これは品質を考えれば納得だと思う。とはいえ、絶対的な価格として今の御時世にディスプレイが10万円超えというのは一般人には少し手を出しにくいかもしれない。ちなみに、僕はCRTの時代からEIZO(旧ナナオ)を知っているので、むしろ安い買い物だと思っている。

おわりに

僕は過去にもEIZOのディスプレイを使っていたので、ある程度の安心感や期待感はあったのだけれども、予想以上に洗練された製品になっていて良かったと思う。EIZO製品の例に漏れず価格はやや高めではあるが、画質に拘る方や安定した4K品質を享受したい方、そして何よりPC周りの配線をスッキリさせたい方には間違いなくお薦めできる製品だ。

最後に、今回でひとまず10回目の投稿になるので、そろそろ冒頭の全方位Disはお仕舞いにしようと思います。