35歳からの中二病エンジニア

社寺・鉄道・アニメを愛でるウェブ技術者の呟き

38歳になった

毎年恒例、今日が誕生日ということではないけれども。

去年は「自分で変化を起こそうという気を起こさない限りは大きな変化というのは起きにくい」みたいなことを書いていたけれども、まさかこんなことになろうとはというくらいに変化の大きい1年だった…。というわけで、懲りずにつらつらと綴っていこうと思う。

この1年で変わったこと

職場が無くなった。コロナ禍にあって、会社の意思決定は爆速だった。元々フルリモートのメンバーが居たのも大きいけれども、緊急事態宣言が出る前には僕も完全リモートワークに移行した。最初は集中スイッチが入らない時の生産性を気にしていたけれども、出社していた時は1~2時間おきくらいに茶飲み休憩を入れていたのを思い出して、家でもちゃんと休憩を挟むようにしたら改善した。今ではすっかり慣れて、もう二度と通勤なんてしたくないくらいには思っている。

鎌倉市に移住した。正直な所、コロナ禍で職場が無くなるくらいの大事件でも起きなければこの歳で東京から出ることは無かったと思う。鎌倉というとミーハーな印象を持たれそうだけれども、住居に選んだ腰越地区は江ノ電の併用軌道が走る電車通りを中心とした鄙びた街(褒め言葉)で、所謂鎌倉や江の島のキラキラ感とは縁遠い場所だ。それでいて部屋から海は見えるし、江ノ電の警笛も聞こえるし、鎌倉の社寺も端から端まで自転車圏内ということで、俺得でしかなかった。移住して半年程経つので、ぼちぼちその辺のことについても改めて書き綴ろうと思う。

MacからWindowsに移行(出戻り)した。今の勤務先には支給されたPCを3年使用すると新しいPCに交換できる制度があるのでこれを利用したのだけれども、完全リモートワークになったこともあって思い切ってデスクトップのRyzen 9マシンに移行してみた。昨今のMacは4Kのレンダリングが激重だったりDockerが激重だったり、バタフライキーボード問題に巻き込まれたりmacOSのアップデートする毎に深刻化する不具合に辟易したりと、結構散々だった。以前はAppleに囲い込まれてでも受けたいと思えるような恩恵が多かったけれども、今ではむしろ弊害の方が増えていた感があったので丁度良かった。

朝型生活に切り替えた。完全リモートワークになって10時に出社するという縛りも無くなったので、ならば8時-17時で働こうとなった結果、23時台就寝、6時台起床の生活になった。まだ東京に住んでいた頃は定着するか怪しい感じだったけれども、移住してからは早朝にゴミを出したり散歩したり、休日の空いている間に社寺を巡ったりと早起きする理由が出来たので、今ではすっかり朝型人間になっている。そうなると昼食までの時間が長くなるので、朝食もバナナを食べるようになって、その結果なのか便秘が完全解消されたりと更に健康になっている気がする。

総じてコロナ禍に端を発する変化ばかりだったのだけれども、僕の場合は幸運にも食いっぱぐれることも無く、むしろこれを好機として生活スタイルを大転換して上手くいっているので、ピンチはチャンスとは良く言ったものだと思う。とはいえ、次にやって来る変化が自分にとって逆風にならないとは限らないので、人間万事塞翁が馬を心に留めておきたい。

変わらないこと

勤務先はそのまま変わらず、遂に人生初の勤続3年を達成した。職が安定していると時間的にも精神的にも余裕が生まれるので、それが移住やWindows移行などの原動力になったのは間違いないと思っている。仕事の内容自体は程良く新しいことにも取り組めているので、飽き性の僕でも上手くやれているのは有り難い。

余暇にコードを書く量は多少増えた程度で、大きくは変わっていない。今年はWindows移行もあるけれども、自宅のスマートホーム化を少しずつ進めているので、アウトプットよりもインプットが多くなっていると思う。技術トレンドに乗っかるのであれば機械学習をやったりFlutterをやったりと色々あるのだろうけれども、改めて僕は自分の興味のあることにしか熱中できないということを色々な取り組みの中から再認識したので、振り切ることにした。只でさえ新しいことを吸収する能力が落ちていることを痛感する昨今なので、今まで以上に選択と集中の度合いを高めていこうと思う。

体のガタは一進一退を繰り返している。右腕の痺れは右半身全体へと広がって、一時は仕事に集中するのも辛いくらいにまで悪化したけれども、整形外科に通ったり寝相を変えたりして最近は少し落ち着いてきた。とはいえ、ボロボロのマイナスから普通のマイナスになったくらいだけれども。これくらいの歳になると10代20代の健康体は最早望むべくもなくて、あとはどれだけ長く現状を維持していくか、悪化のスピードを遅らせるかということに注力していくフェーズなのだということを嫌でも実感させられる。まぁ早く気付けた分、もっとヤバい生活習慣系のアレコレをきちんと気にすることができるという意味では良かったのか…?

その体のガタを改善するために始めた自宅筋トレはというと、細々とではあるが続けている。太股については効果が顕著で、一番痩せていた頃に買ったズボンはパツパツになるくらいには筋肉が付いてきた。階段の上り下りや長距離のウォーキング、ツーリングでも疲れなくなった。ただ腹回りは一度引っ込めたけれども、健康診断で痩せすぎと胃下垂を指摘されてしまったので、その後は意識的に増量して結果的にリバウンドのような形になってしまった。それでも体重は57kgしか無いけれども。痩せず太らず筋肉を付けて体脂肪率を減らしていくのは超絶難しい。

社寺巡礼や鉄道旅行は、コロナ禍で遠出はできなくなってしまったけれども、移住したおかげで鎌倉の社寺と江ノ電や湘南モノレールから存分に補給できている。毎週末に小旅行しているような気分だけれども、鎌倉市内の神社仏閣は150を数えると言われているので、当分は市内散策だけで満足できそうだ。

おわりに

まぁ、今までの経験上、そういう時に限って会社が潰れたりとか傾いたりとかするんだけれども…今回は大丈夫だと信じたい…!

去年の締めくくりは完全にフラグだったようで、会社は何とか大丈夫だったけれども世界が傾くというとんでもないオチが付いてしまった。何も無ければ精々Windowsノートに移行したとか筋トレ続けているとか、そんな平和な1年になっていたような気がする。まぁそれでも、かなり無理矢理ではあるけれどもコロナ禍を逆手に色々とプライベートを大転換させられたのは良かったと思う。

その一方で、人生一寸先は闇だということも再認識している。5年10年先の自分を思い描けみたいなことを学生時代の恩師に口酸っぱく言われていたけれども、こんな未来はどうやったって想像できない。これからの未来だって同様に、何が起こるかわかったものではない。来年には癌で余命宣告を受けているなんてこともそろそろ珍しくなくなってくる年頃だ。なので僕はやっぱり今の自分に正直に、少し目の前のことだけ気にしながら生きていこうと、改めて開き直っている。

SIMフリー版Xperia 1 IIは久々の神機だった

Xperia XZからSIMフリー版Xperia 1 IIに乗り換えて暫く使ってみたが、これは久々にソニーファンとしてもニッコリな機種だったので応援がてらレビューしておきたい。

ここ数年の残念XperiaからのウルトラC

ここ数年はXperiaや3大キャリアに度々失望していたのは過去の記事の通り。指紋認証が背面に移ったりとか大きく重くなったりとか、意味不明な迷走をしているようにしか思えなかった。

aikawame.hateblo.jp

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…が、Xperia 1のあたりから復活の兆しを見せ始め、それなのにXperia 1 IIのau版から紫が消えるという事件に打ちのめされ、今度は一転、まさかのソニー自らハイエンド機を販売するという歴史的転換を果たしてくれたので、迷うことなく限定モデルのフロストブラックを予約した。

SIMフリー版のメリット

既にキャリア版を買った人達からの恨み節はあちこちから聞こえてきたけれども、そこはソニーとしても半年の期間を置いたことで誠意を見せている?ということにしておきたい。その一方で、ソニーから出るSIMフリー版ではストレージが256GB、メインメモリーも12GBとグローバル版をも超える仕様となっているので、キャリア版から半年後というのを差し引いても魅力的な選択肢となっている。

そして、特筆すべきなのはSIMフリー版限定のフロストブラック。

これは写真の通り単なる色違いではなく、背面が磨りガラスになっていて、そこだけ光沢を残す形でSONYロゴを浮かせるという美しい加工がされている。磨りガラス加工だけであればXperia Z5でもあったので挽回という感じではあるけれども、このロゴの加工が美しすぎる。これだけでも持っていてニヤニヤしてしまう出来の良さだ。まぁ、側面もサラサラなのでフロストブラックは手から滑り落ちないか心配が増えるというデメリットはあるけれども、今の所は落としそうになったとは無いので大丈夫だろう。知らんけど。

Xperia XZ2でボロクソ批判した件の回収

Xperia XZ2について僕がボロクソ批判した点については以下の通り。

  • ランチパック
  • イヤフォンジャック廃止
  • 指紋センサーの背面移動
  • 重量の大幅増加
  • カメラの出っ張り

この内、カメラの出っ張りは他社含めもはや改善は望めないと諦めかけているけれども、それ以外は全部改善された。特に指紋認証については、Xperia XZの時は手が湿っていたり逆に乾燥していたりした時になかなか認識してくれず、精度の面でどうしてもTouch IDに劣ると言わざるを得ない状況だったけれども、今回のXperia 1 IIは違う。良い感じに認識されるまで何度か登録し直しは必要だったが、一度「これだ!」という感じで登録すると手の状態に関係なくバシッと認識してくれる。その上、電源ボタンを押し込まなくても触れるだけでホーム画面が表示されるようになっていて、これにはちょっと感動した。

ソニーらしさ

Xperiaの良さはと訊かれたら、カタログスペックでは見えない部分の作り込みだと思っている。それは先述の背面加工や指紋認証一体型電源ボタンもそうだけれども、他にも色々ある。

画質や音質、そしてカメラの絵作りについてはもはや言うまでも無いだろう。このあたりはZシリーズの頃から他社とは一線を画していて、迫力や派手さみたいなものよりも、リアリティーを重視したチューニングになっているように感じる。Xperia 1から登場したクリエイターモードはその最たるものだろう。色温度は低くなるのでテレビの標準画質に慣れていると違和感を持つかもしれないが、色の再現度という意味ではスマートフォンとは思えない仕上がりになっている。スピーカーの音質についても、Xperia XZ1の頃にはこれ以上無理だろうと思っていたレベルをまた超えてきた感がある。やはり物理的に対称配置されたスピーカーは定位が良い。カメラについては、標準のカメラでは適当に撮ってもよしなに調整してくれるコンデジ的な手軽さがある一方、Photography Proはもはや完全に一眼レフカメラという感じ。これはどちらかではなく使い分けるのが正解だろう。僕は写真については疎いので、基本は標準のカメラに甘んじている…。

売れるのか

これが売れるのかというと、ソニーファンやクリエイター層、音や映像・写真に興味のある層には受けるだろうが、万人にヒットすることは無いだろうなというのが正直な感想ではある。

ソニー自身、インタビュー記事でも尖った製品を届けていくと公言していたので、最初からターゲットを絞ってそこに向けて特化した端末を作ったのであり、個人的には歓迎したい姿勢だ。ただ、そのために価格が犠牲になった感はやはり否めない。スマートフォンにそこまでの品質を求めない人達からすると、海外メーカーなら7~8万円程度で買えるスペックの機種に13万円超はちょっと高すぎるとなるだろう。

とはいえ、無難に纏めた機種を出されても海外メーカーに価格で太刀打ちできないのは明白なので、この路線は正解だと思う。10万円台前半であればiPhoneの上位機種とは似たような価格帯なので、今の時代であればハイエンド機種に興味を持つユーザー層としては容認できるレベルだろう。実際僕も、本当に良い物であれば高くても買いたいと思う方なので、価格についてはそこまで気にしなかった。そういう人達に支持されて、小さく纏まりつつも黒字を維持しつつ事業が存続してくれればと思う。

一応不満点

不満点については…無いわけではない。

一番は画面サイズとワイヤレス充電のトレードオフだ。僕は小さい端末を持ちたいし、ワイヤレス充電も欲しい。ただ、小型のXperia 5系だとワイヤレス充電に対応しておらず、Xperia 1系の大きさだとズボンのポケットからはみ出てしまう。こればかりは何とかならないものかと思う。

例えば、もう少し分厚くても良いからXperia 5系をワイヤレス充電に対応させられないものだろうか。そうすればカメラの出っ張りも押さえられて一石二鳥のような気がするのだけれども。個人的には、カメラの部分だけ出っ張るくらいなら全体を分厚くしてくれた方が余程良いと思っているので、「カメラの出っ張りは作らない」と断言していた以前のXperiaチームに戻ってもらえないものかと密かに願っている。

あとは…意外と今回は不満点と言えるものは無いかもしれない。額縁については僕はノッチやパンチがある方が嫌いなので今のままが良いと思っているし、音量ボタンがXperia XZからだと電源ボタンの上に移動したのは、慣れの問題だと思っている。強いて言うならメインメモリーが増えたことでバックグラウンドアプリが爆発的に増えるので全て終了するボタンを手前に持ってきてほしいとか、そういう細かい部分くらいだろうか。21:9の画面比周りも含め、本当に良く出来ていると思う。

おわりに

あんなに紫が無いとガッカリしていたXperia 1 IIだったけれども、フロストブラックの美しさにコロッとやられてしまった。元々SIMフリー版の方がキャリアのゴミアプリが無くて気持ち良いしと思っていたので、ソニーがSIMフリー版のハイエンド機種を出してくれるようになって本当に良かった。

僕はジョグダイヤルの愛用者でもあったので、指紋認証一体型電源ボタンが無くなった時はまたかと失望したけれども、挑戦的な機能を搭載して失敗して、それでも精度を上げて復活させてくれるソニーには毎度シビれる。まだ暫くは普段手に持つアイテムとしてスマートフォンは重要だろうと思われるので、ソニーには何とかスマートフォンの事業を継続してほしい。今回ちゃんと2台分お布施もしたので何卒。

IntelliJでWSL上のDocker上のRubyをリモートインタープリター設定する

Windows版IntelliJ IDEA(おそらくRubyMineでもほぼ同様)を使いつつ、WSL上のDocker上のRubyを開発環境としている場合、インタープリター設定はどうするのが良いかという話。

TL;DR

  1. [Settings] - [Build, Execution, Deployment] - [Docker] でDocker設定を追加する。
  2. [Project Structure] - [Platform Settings] - [SDKs] でRuby SDKを追加する。
  3. [Project Structure] - [Project] の [Project SDK:] に追加したRuby SDKを指定する。
  4. DockerコンテナのWORKDIRが /opt/project 以外の場合はエラーになる場合があるので要注意。

背景と前提

Mac環境下ではIntelliJのリモートインタープリターでDocker上のRubyを指定すると激重だったので、泣く泣くローカル環境にもRubyをインストールして bundle install もして、ローカルインタープリター設定にしていた。しかしWindowsに移行してからはDockerもIntelliJもサクサクなので、リモートインタープリター設定が上手く行くのではないかと思って試してみた。

ちなみに、既にRubyプロジェクトが存在し、WSL上でDockerが動く状態になっていることが前提なので注意されたい。なお本記事で使用しているバージョンは、IntelliJ IDEA 2020.2とDocker Desktop 2.4.0.0なので参考まで。

Docker設定を追加する

[Settings] - [Build, Execution, Deployment] - [Docker] を開くと、IntelliJからDockerを制御するための設定が行える。ここの操作は簡単で、[+] ボタンを押下して反映するだけで良い。名前はデフォルトの Docker が気に入らなければお好みで。

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Ruby SDKを追加する

ここがリモートインタープリター設定の肝となる。まずは [Project Structure] - [Platform Settings] - [SDKs] を開いて [+] ボタンを押下し、[Add Ruby SDK...] - [New remote...] を順に選択する。

f:id:aikawame:20201019233725p:plain

すると、以下のようなリモートインタープリターの設定ダイアログが開くので、各々のDocker環境に合わせてよしなに設定する。

f:id:aikawame:20201019233848p:plain

ここまで行うと、IntelliJがインタープリターの設定を行ってGemの読み込みやら何やらを良い感じにやってくれる。以降は特に意識しなくてもローカルインタープリターと同様に利用できるので、Gemのメソッドを参照したりRuboCopを動かしたりと自在に活用することができるはずだ。

ただ一点注意事項があって、DockerコンテナのWORKDIRが /opt/project 以外になっていると、僕の環境では以下のようなエラーが発生してRuboCopが動作しなかった。

Error:Rubocop returned exit code: 126 stdout: OCI runtime exec failed: exec failed: container_linux.go:349: starting container process caused "chdir to cwd (\"/opt/project\") set in config.json failed: no such file or directory": unknown

WORKDIRを変更することで解消したので深くは調べられていないのだけれども、他のプロジェクトでも /opt/project を参照しようとして bundle が見つからないと言われたりと、RuboCopに限らず何らか上手く行かないので、どこかでこのディレクトリーを決め打ちにしている箇所があるのかもしれない。

おわりに

Windows環境だとローカルにRubyやら開発系の実行環境をインストールするのは正直キツいものがある。WSL上ならばまだマシとはいえ、Docker上に環境があるのに二重管理するのはやっぱりだるい。というわけでリモートインタープリター設定を試行錯誤していたのだけれども、上手く行ってホッとしている。WSLを使い込んでいる猛者の方々はX Windowを導入してIDEも含めてWSLで完結させている昨今だけれども、そこまでは流石に…という向きであればこれでも十分に使える環境が作れるのではないかと思う。

MacからWindowsへ移行した(出戻り)

以前にMacからWindowsへの移行を検討した時には、以下の記事の通り終盤で挫折してしまったけれども、この度めでたく完全移行したので良かったこと・厳しいこと等を交えつつ所感を綴っていこうと思う。

aikawame.hateblo.jp

所感

Windowsを15年使ってからの8年Macに浮気してからのWindowsへの出戻りとなったけれども、結論から言えば移行後のWindows環境にはとても満足している。

僕はOSをゴリゴリにカスタマイズして使うタイプの(Win9x時代はLiteStepとか98liteとかに手を出していたような)人間なので、最初の1週間くらいは微妙なキーバインドの違いやソフトウェアの使い勝手の差で悶絶しただろうか。ただ、先の記事にも書いたような事前準備を綿密にしてあったので、2週間も経つ頃には違和感無く使えるレベルになっていた。Windowsは僕が離れた頃の7から8、8.1を経て10まで来ているけれども、基本的な所は20年前のWindows 2000から良くも悪くも大きく変わっていない。なので、コントロールパネルだのレジストリだのrundll32.exeだのという懐かしい響きを噛み締めながら、何で設定とコンパネがいつまでも併存しているんだよとツッコミを入れつつ、やっぱりWindowsなんだなということを再確認している。

検討時に挫折した原因であるトラックパッドとフォントレンダリングについても解決した。トラックパッドについては、どうしてもMagic Trackpadに引けを取らない使い勝手が欲しかったのだけれども、Windows用のトラックパッドでは3本指ドラッグがどうやっても無理で、あとトラックパッド表面の処理もザラついたものばかりで納得できなかった。ところが、なんとMagic Trackpad自体をWindowsで快適に使うためのMagic Utilitiesというツールがあることを知って、これでほぼ同じ使い勝手を再現することに成功した。慣性やスクロール量等で微妙にしっくり来ない部分はありつつも、慣れでカバーできるレベルにはなったと思う。

フォントレンダリングについては参考事例としては微妙だけれども、ディスプレイを27型から43型に替えたことで問題が解消した。43型というと大体21型のFHDディスプレイを4枚並べたくらいの大きさかつ解像度なので、所謂非Retinaであり、Windowsだとスケーリング100%で使えてしまうのだ。それでどうなるかというと、OS標準の游ゴシックがそこそこクッキリと表示されるのである。Windowsというのは良くも悪くもスケーリング100%でのフォントレンダリングがクッキリしていて、それがMacやLinuxに慣れた人達から汚いとディスられる原因になっていたのだけれども、個人的にはMSゴシックのようなビットマップフォントはともかく、ヒラギノや游ゴシックがClearTypeでレンダリングされる分にはむしろ見易くて良いと思っている。これがスケーリング150%とかになると逆に細くて辛いということになるので、まぁあまり褒められたものではないけれども、自分の環境では快適になったので良しとする。

Windowsに移行して良かった所として、筆頭に挙げるとすればDockerのパフォーマンスだろうか。Macだとどう調整してもI/Oがネックになってしまい、Railsアプリケーションの開発時にIntelliJの鈍重さと相まって多大なストレスを強いられていたのだけれども、これがWindowsになると同じMacBook Proでも体感で倍以上の速度改善を実感できる。まぁ僕の場合は4KでIntelliJを使っていて常にCPU使用率が200%とかになっていたのも良くなかったのだろうけれども。完全移行した先のPCはRyzen 9なので、どんなに高負荷の処理をさせても重いと感じたことは一度も無い。IntelliJもWindowsであればCPU負荷の問題が発生しないので、普通のエディターと同じくらいサクサクに動いてくれる。

Linuxとの親和性についてもかなり良くなっている。WSL2についてはまだまだ発展途上ではあるけれども、Bash on Windowsと呼ばれていた頃と比べれば格段に進化していて、もはやCygwinやMinGWのような互換レイヤーやPuTTYやTera Termのようなターミナルは全く不要になった。Windowsのビルド番号が変わる度に様々な問題を引き起こしてくれることに目を瞑れば、自分がWindowsを使っていることを忘れさせてくれる。将来のバージョンではLinuxのGUIアプリケーションまでサポートされる予定なので、ソースコードもIDEもDocker開発環境も全部WSL2で完結して更に便利になることが見込まれる。

あと、Windows TerminalPowerToysのような開発者好みするツールが積極的に拡充されていることも最近のWindowsの良い所だと思っている。特にPowerToysはテキストランチャーやキーバインドツールといった、AlfredやKarabinerのようなMacの必携ツールに相当するものをMS自ら開発しているので、今はまだまだベータ版以前という感じではあるけれども今後が期待できる。

厳しいことを挙げるとすれば、強いて言うなら情報の質だろうか。WindowsはMacと比べるとデフォルトのUIが洗練されていないので、カスタマイズに関する知見を「裏技」などと謳って紹介する記事が目立つのだけれども、これが結構酷かったりする。一度著名なサイトで間違った情報が公開されたりした日には、それをパクった記事が雨後の筍のように量産されて、間違いを正す記事が出ても数の暴力に埋もれてしまう。昔もこうした情報は玉石混淆だったので気を付けていたけれども、ここ暫くはITリテラシーの高いユーザーがMacやLinuxに流れていたせいか余計に酷くなっている気がする。

移行を人に薦められるか

今、Windowsへの移行を人に薦められるかと言われると、PCを弄るのが好きな人には薦められるという感じの回答になる。

Windowsというのはデフォルトの使い勝手がどうにも良くなくて、それを自分好みに弄り倒してなんぼだと思っている。一方のMacは確かに洗練されているけれども、自由度の高さでいうとWindowsには及ばなくて、ゴリゴリにカスタマイズしたWindowsはMacよりも使い易いというのが僕の個人的な感触だ。人間に機械を合わせるか、機械に人間を合わせるかはどちらが良いとも悪いとも言えないけれども、そういうOS毎の思想の違いみたいなものは実際に使い込んでみて初めて実感できるものなので、昨今のニュースで興味を惹かれる部分があるのならば試してみると良いと思う。

MacはApple Siliconへの移行で一波乱あるだろうというのは、当然僕も思うところではある。ただそれについては、Windowsの方もMS自身がSurfaceでArm化の道を探っている様子なので、PCやIAサーバー業界全体として今後のCPUアーキテクチャーの覇権が流動的になるのだろうと考えている。それよりも気になるのはPC向けOSへの力の入れ方の所で、そこについては今だけを見るとAppleは硬直していて、一方のMSはバルマー時代が嘘のような躍進を見せている。ライバルがいないと健全な競争は生まれないので、WindowsもMacもLinuxもそれぞれ良い所を磨いてほしいのだけれども、最近はちょっとMacを心配するまである。まぁiOS開発の縛りがあるので2010年代のWindowsからMacへの盤面返しみたいなことは流石に起こらないとは思うけれども。

おわりに

数日前、折しも同時期にWindowsへ移行したr7kamura氏がMacネイティブなのに対して、僕はDOS/Windowsネイティブで、歳も僕の方が行っているので見えている景色は結構違うのだろうけれども、「新しいものは面白いよね」という感覚についてはIT技術者たるもの共通して持っている気質だろうと思う。

加えて僕の場合は幼少期からMSのOSをずっと使っていたので、英語を使っていた日々から母国語に戻ってきた感もある。海外に住んだこと無いし英語できないけど。ただ感覚として、Macはゴム手袋で触る感覚、Windowsは素手の感覚みたいなものはある。まぁそれで言うならば僕にとってのネイティブはPC-98のDOSでありWindowsであるのだけれども、それはまた別の話。

Windows、Macと来てLinuxというのも考えないでは無かったけれども、これについてはPhotoshopとIllustratorを多少は使う人間なのでGIMPやInkscapeは勘弁願いたいとか、Windowsでゲームをちょっと動かしたいとか、そういうソフトウェア的な事情が大きい。おっさんPCユーザーにありがちな過去の資産みたいなのは、僕はバッサバッサ捨てていく方なので気にしていないけれども。

そんなこんなで、久々にWindowsに戻ってきて楽しいので、暫くは余暇をOSのカスタマイズに注ぎ込んでいくことになりそうだ。Flutterやろうとかスマートホームに手を出そうとか画策していたけれども、当面は新しいオモチャに夢中になりそうな予感がしている…。

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人生で初めて勤続3年を達成していた件

大昔に関わりのあったヘッドハンティング会社から突然英語で電話が掛かってきて、転職関連の電話が久々なのもあって思いっきりキョドってしまった。最近転職してないし、情報は動いていないハズだけどなぁ…と思ったら、よくよく考えたら今の会社に入ってから3年経過してしばらくになることに気付いた。

人生初

実は、僕はこれが人生初の勤続3年達成だったりする。37歳にもなってやっと。多分、というか確実に、大多数の業界では我慢の効かないダメ人間の烙印を押されるに違いない。まぁ会社が潰れたり潰れかけたりみたいなのも多かったので、そこは不可抗力な部分もあるかもしれないけれども。

それでも、もっとその会社のことを調べておけばとか、元を正せば新卒の時に全く向いていないSIerを選ぶなよとか、後からやっちまったと反省したことは枚挙に暇がない。ただ、僕は好きが高じて気付いたらウェブエンジニアになっていたようなただのおっさんなので、後から軌道修正してまた間違えてを繰り返しつつも、楽しく仕事をやれているのはそれなりに上手くやったと思っている。

別に勤続年数が長いことが即ち良いことだとは思わない。10年20年と同じ職場で働いていても、そこで有意義な時間を過ごせていなければ無価値だし、1年そこそこで退職した会社でも、それが自らの血肉となった職場は僕の場合でも幾らかあった。とはいえ、転職時はどうしても組織に順応するための時間的・精神的負荷が大きいので、自分に合う職場であれば腰を据えて3年、5年と働ける方が良いのは間違いない。そういう意味では、今の職場は間違いなく自分に合っているので、そこで3年やって来られたことはまぁ褒めてやっても良いかなと思える。

できるけどしない状態を維持する

ただ、3年も経つと転職の緊張感みたいなものをすっかり忘れてしまうもので、もし今自分が転職市場に放り出されたらと思うと結構怖ろしいものがある。

今までは長くても1年半とか2年程度で転職していたので、それこそ「明日クビになっても大丈夫」くらいの気分でいられたのだけれども、1つの会社に長く在籍しているとそういう感覚はどうしても薄れてくる。また、冒頭の件にもあるように、転職関連の人付き合いが薄れてくるというのもある。

とはいえ、スタートアップで働いている以上はいつ何時職場環境が激変してもおかしくないわけで、「いつでも転職はできる、だが今はしない」という状態をキープしておくことは大事というか必須なのだろう。そういう意味では、平素より技術のトレンドを追いつつ、面白そうなネタを見つけて手を動かすということをちゃんとやっておくというのを途切れさせないようにしなければと改めて痛感する。

おわりに

ウェブ系エンジニアという括りだと、僕達のようなアラフォー世代は古参の領域で、上の世代だと所謂「強い人」ばかりで僕がやがて迎える「ごく普通の40代ウェブエンジニア」みたいなロールモデルが中々見当たらない。なので今後も泥臭く足掻くのだろうなという気はしているけれども、ひとまず自分のような人間でも「石の上にも三年」を実績解除できたことは、文字通り一つのマイルストーンにはなったと思っている。

10年先、20年先にどうなっているか、やっぱり完全に霧の中だけれども、やっていきます。

今更Instagramを始めた

完全に今更感があるけれども、Instagramを始めた。

https://www.instagram.com/aikawame/

なんで?

僕はSNSでまともに使っているのはTwitterくらいで、Facebookは昔それなりにやっていたけれども意識の高い投稿が多くて疲れたので距離を置いている。Instagramについては10年近く前の黎明期にアカウントだけ作ったことはあったけれども、当時はまだ投稿も少なかったし情報収集のツールとして微妙だったのですぐに使うのをやめた。

今頃になって再び始めたのは、推しの声優さんとかが最近はInstagramを使っていることが多いというのもあるけれども、引っ越してきたのが大きな切っ掛けなのは間違いない。元々鎌倉は大好きな街なので自然と写真を撮ることが増えたし、それをネットに上げないのは勿体ない。そうした時に、Twitterはコンテンツがごちゃつくし、ブログだとカジュアルに上げにくいという問題があって、これはInstagramしか無いだろうと思ったわけだ。

使ってみた感触

とりあえずアカウントを作って過去の写真を上げてみたら、半日もしない内にいいねが50件くらい来てびっくりした。

まぁ、僕が上げる写真といったら京都や鎌倉の神社仏閣とか、鉄道写真とか食べ物の写真が中心なので、タグがキャッチーなのはあると思う。Twitterは好きなことを呟きたいからごった煮のままにしておくつもりだけれども、Instagramは鎌倉・神社仏閣・鉄道・グルメあたりに絞ってやっていこうかと思う。とはいえ承認欲求低めなのでぶっちゃけいいねは程々で良いのだけれども。暫くやってみて面白ければ続けるし、別にいいやとなればFacebookみたいに雑な運用になるだろう。

ディスプレイを27型から43型のテレビに替えてみた

引っ越して専用の書斎が出来たこともあり、いつかはやりたいと思っていた大型4Kディスプレイの作業環境を作ってみた。

選んだ製品

今回購入したのはソニーの43型BRAVIA、KJ-43X8500Gだ。2019年発売の型落ちモデルなので、今では概ね10万円よりも安く買える。スペック的には現行のKJ-43X8500Hからスタンドの形が変わった以外は同じなので、お得度が高い。というか先代のEIZO EV2785よりも安いよ…。

www.sony.jp

求めていたこととしては、第一に作業領域が広くなることは当然として、今回はアニメの映像品質も重視した。というのも、引っ越す前のアニメ鑑賞環境はリビングのKJ-55X9000EにスピーカーとしてECLIPSEのTD510MK2を繋いだ構成だったのだけれども、スピーカーを書斎に移動してアニメ鑑賞もこちらですることになったのだ。

そうなると、I-O DATAとかが出しているチューナー無しの大型ディスプレイは画質的にちょっと役者不足という感じがする。かといってテレビだとあまり大型では作業机に置いた時に全体を見渡せなくなってしまう。そうしたことを勘案した中で出てきたのが、4Kで43型の同製品だったということだ。ちなみに、43型だと8500と8000の2機種が存在するけれども、倍速機能が欲しかったので迷わず8500を選んだ。

劇的ビフォア&アフター

2年半前にEV2785を購入した直後からはこんな感じで変化した。

マウスがMagic Trackpad2になっていたりスピーカーが巨大化していたり、キーボードも地味にRealforceのR2になっていたり、更には腹黒い正妻が鎮座していたりと変化しているけれども、画面の広さについては開いているウィンドウのサイズ感でわかるかと思う。めっちゃ広い。

良かった所

作業領域の拡大

写真からもわかる通り、43型ともなると面積が段違いに広いので4Kをドットバイドットで使える。これは本当に快適だ。

見た目は所謂Retinaではなくなるので、21型のFHDみたいな荒さにはなってしまうのだけれども、その代わりに画面4枚分の広さ(物理)を獲得できる。今はIDEでエディターを3ペイン表示しつつ、その隣にブラウザー、画面上部にはFinderとターミナルとメモ領域、あとはTandemやSlackを並べている。普段開けておきたいウィンドウを全て見渡せるので、かなり快適さが上がったと感じている。

ちなみに、広すぎて見渡せないのではないかという懸念については人によるとは思いつつ、個人的には気になっていない。よく見るウィンドウを中心に寄せてくるような工夫はすると良いだろうけれども、43型くらいであれば1mも離れていればちょっと目を左右に動かすだけで全体を見渡せるので、そんなに問題にならないのではないだろうか。

画質

これは10年以上BRAVIAユーザーをやっているけれども流石の一言。BRAVIAは何と言ってもFHDから4Kへの超解像技術と倍速表示には一日の長がある。発色等に関しては好みもあると思うけれども、そこはソニー信者ファンなので問題無い。

賛否が分かれるとすれば液晶パネルがハーフグレアなので、若干映り込みがあることだろうか。ただ、それにしてもMacのディスプレイみたいなテカテカではないので個人的にはそれほど気にならない。

Android TV

これはリビングのテレビでもお世話になっているので期待通り。ノートPCでアニメを再生するとファンが回って喧しいので、ディスプレイ単体でPrime VideoやNetflix等のAndroidアプリを扱えるのは非常に嬉しい。一昔前のAndroid TVだとモッサリしていたり不安定だったりとイマイチな部分もあったが、近年はかなり改良されていて今の所不安定になったことは無い。

微妙な所

初期不良

これは完全に運なのだけれども、最初に届いた製品は液晶パネル内に埃が混入していて初期不良交換になった。ちなみにドット抜けも1箇所あった。おまけに、ソニーの修理担当の人が訪問修理でパネル交換してくれたものの、交換したパネルにもドット抜けがあったために本体丸ごと交換することに。幸い交換品はドット抜けも無く綺麗に表示されたので良かったものの、販売店やらソニーやらとの遣り取りは面倒だった…。

液晶パネルは大きければそれだけ不良率も上がるので、ドット抜けを避けるのであれば保証のある販売店や製品を選ぶことになるが、それだとテレビは選択肢からほぼ外れるのが難しい所だ。

電源連動

昔のBRAVIAには入力信号が切れると省電力モードに入る機能が搭載されていたような気がするけれども、残念ながら現行機種にはそういった機能が無い。そのため、PCをスリープにして離席する時はディスプレイの電源も切る必要がある。これは地味に面倒な点かもしれない。「入力信号がありません」ということは認識しているのだから、スリープしてくれても良さそうなものだけれども…。

とはいえ、リモコンで電源ボタンを押すだけなのでまぁ良いかと思えるレベルのことではある。

おわりに

折角導入したEV2785を2年半で手放すのは申し訳ないと思いつつも、作業領域約3倍とアニメ鑑賞にも十分な映像品質は中々に代えがたい。決して万人に薦められるものではないけれども、とにかく広い画面でPC作業をしたいという人には43型テレビは選択肢の一つになると思っている。

湘南に越してきて驚いたこと

焼けた肌の人がやたら多いとか、老若男女問わず公道を水着やウェットスーツで歩いているとか、何ならサーフボードを担いで歩いているとか。そういうのは湘南あるあるすぎて逆に驚きは無かったのだけれども、意外な所で驚いたことがあった。

横断歩道で一時停止する地元車が明らかに多い

コレが今の所引っ越してきて一番驚いたことだと思う。体感ではあるけれども、江の島近辺では8割以上の車が横断歩道で一時停止してくれる。

jaf.or.jp

JAFの調査記事が記憶に新しいけれども、その中で最高値を叩き出した長野県の68.6%よりも高い。体感ではあるけれども。

ただ面白いことに、海から離れると一時停止率は明らかに下がっていって、大船や藤沢の市街地まで出ると東京都内とほぼ変わらない体感値になる。これは一体どういうことなのか…。

海は人を大らかにするのか

そういえば、僕自身こっちに越してきて、東京都内に住んでいた頃よりも精神的な余裕ができた気がする。スーパーやコンビニのレジで小銭をジャラジャラ数えている人が前に居てもイライラしなくなったし。時の流れが全体的にゆったりしているというか、落ち着いた感じがする。

海が近くにあって、鳶や鶯、夕方になれば蜩が鳴いて、風が吹けば磯の香り。そんな穏やかな日常に囲まれることで、この地の人々は大らかになるのかもしれない。神奈川県内で地域毎にストレスチェックを実施してみれば、湘南の海沿いはかなり低い値を叩き出すような気がする。知らんけど。

舌下免疫療法を始めて1年経った

花粉症根治を目指して舌下免疫療法を始めたのは以下の記事の通り。

aikawame.hateblo.jp

aikawame.hateblo.jp

すっかり治療が習慣化したので記事にするのを忘れていたけれども、気付けば治療を始めてから1年経過していたので状況を書き残しておこうと思う。

明らかに症状が軽くなった

治療を始めて最初のハイシーズンとなったこの春、例年であればティッシュが箱単位で無くなる日が必ず発生していた所、今年はまさかのゼロだった。

確かに、今年は例年よりも花粉の飛散量は少なかったらしい。ただ、僕はどんなに飛散量の少ない年でも必ず数日は発作的な症状でぐったりしていたので、これは明らかな改善だと思われる。舌下免疫療法はリニアに効果が出てくる治療だと言われているので、来年、再来年と更に盤石になるのであればかなりのQOL向上が期待できる。

副作用は相変わらずゼロ

当初は恐れていたアナフィラキシーどころか、副作用らしき症状はハイシーズンも含めて一度も自覚しなかった。

勿論個人差はあるので、副作用が出る人には出るのだろうけれども。一応服用後は5分ほど飲食NGとか激しい運動は避けるとか注意事項はあるのだけれども、余りに何も無いので忘れてしまいそうになるのがちょっと危ういまである。

飲み忘れは無くなった

最初の半年くらいはちょくちょく服用を忘れていたけれども、今ではキッチリ毎朝服用できている。

ただ、これは変えようとして変えた部分もあって、朝食を摂るというルーチンを定着させたのが大きい。鎌倉に引っ越してから、毎朝ごみを出してバナナを1本食べるというルーチンを定着させたので、そのついでにシダキュアも必ず飲むように習慣付けられた。どうにも忘れっぽいという人は、ルーチンを組み合わせてみると良いかもしれない。

転院していない

引っ越したのに転院はしなかった。ハイシーズン以外はリモート診療で対応してもらえるということだったので、お言葉に甘えている。ただ、新型コロナの影響次第では次のハイシーズンに毎月新宿へ出て行くというのも微妙なので、今後の懸案事項ではある…。

おわりに

去年の6月から舌下免疫療法を始めて1年、ハイシーズンも越えたのでその時の状況も含めて纏めてみた。効果は明らかに実感できているので、治療の負担の少なさも相まってあと2年も楽に続けていけそうだ。次はまた来年あたりにでも、「舌下免疫療法を始めて2年経った」のタイトルで続編を書いていこうかと思う。

NURO光を申し込んだら1ヶ月後にauひかりが開通した件

タイトル詐欺なのであらかじめお断りしておく。特段大きなトラブルが起きたわけではない。

概要

引越に際して新居ではNURO光を申し込んだが、工事ができずにキャンセルとなったためauひかりで申し込み直したところ、爆速で開通して速度も旧居より上がった。概ね満足しているが、ソニーファンとしてはNURO光を契約できなかったのは悔しい…。

なお、申し込みと新居への引っ越しからの日数経過は以下の表の通り。

進捗事項 申込から 引越から
NURO光への申込 0 -21
新居への引越 21 0
NURO光宅内工事 24 3
NURO光工事キャンセル連絡 36 15
auひかりへの申込 38 17
auひかり工事日調整 45 24
auひかり工事・開通 49 28

マンションインターネットからNURO光へ

旧居ではマンションの賃貸契約にインターネット接続サービスが含まれていたので、それをそのまま使っていた。グローバルIPアドレスは無かったけれども下り300-500Mbps程度出ていたので、全く不満には感じていなかった。

一方、新居では自分でインターネット回線を契約する必要があったので、以前から気になっていて以前職場にも導入したことのあるNURO光を契約することにした。最大2GbpsでONU内蔵の無線LANルーター無償貸与、更に月額料金も安いという良いこと尽くめのサービスなので、繋がるのが楽しみだった。

NURO光の工事の遅さ

ところが。これはネット上では有名な話だけれども、NURO光は開通までに宅内工事と宅外工事が必要であり、しかも宅外工事はかなり待たされることが多い。僕の場合は電話でサポートセンターに確認した際に、「宅内工事から約3週間で宅外工事日の調整を行い、実際の工事日はそこから更に2週間以上、場合によっては数ヶ月掛かる」と説明されて仰天した。

ただ、このモタモタ具合についてはソネットだけの問題ではなくて、宅外工事はソネットがNTTに委託しているらしい。そのため、どうしてもフレッツやauひかりと比べるとタイムラグが発生してしまうのは致し方ないだろう。

幻のNURO光用ONUと光ローゼット

一応NURO光も宅内工事は実施されているので、その際にONUを受け取った。NURO光のONUと言えば少し前まではHUAWEIかZTEの2択ガチャだったのだけれども、最近ここに台湾Sercomm製のFG4023Bが加わったようで、僕が受け取ったのはそれだった。個人的に台湾好きなのと筐体がこれだけ白いのもあって運が良いと思ったのも束の間、工事キャンセルになってすぐに返却となるのだが…。

あと、キャンセルになった場合は光ローゼットや宅内の配線は残置される。撤去する場合は先方理由のキャンセルでも有償になるという残念対応なので、そこは気を付けておいた方が良い。多分これ、延々待たされた挙げ句のキャンセルに加えて有償撤去と言われたらブチ切れる人も多いんだろうな…。

無念の工事キャンセル連絡

NURO光の工事キャンセル連絡は、まさかのSMSでやって来た。当然長文は無理なので、アッサリと「設備の問題で工事キャンセルになった、すまん」だけ。しかも電話サポートの受付時間を過ぎた夕刻だったので、翌日までモヤモヤする羽目に。

翌日は朝一からサポセンにキャンセル理由の確認連絡を入れた。曰く、電柱の高さが規定値(5m)に足りなかったとのこと。これについては正直な所不可解で、最寄りの電柱は12mあるのを確認していたし、入居時にはフレッツの光ローゼットが残置されていたので、普通に考えれば同じ電柱から工事を行えそうなものだ。ただ、先方の説明ではNURO光に関してはもう1本の電柱が工事で必要らしく、そこの高さが足りていないとのNTT側からの説明を受けているということだった。NURO光は同じNTTのダークファイバーを利用しているはずなのに…と、不思議に思いつつも僕からはそれ以上突っ込めなかった。

ただ、サポート担当の方は非常に丁寧に説明してくれたのは良かった。NURO光の工事については悪評が多いけれども、少なくともソネットの中の人達は真摯に対応されていると思う。

auひかりへのスライド

さて、ここで善後策として2つの選択肢がある。フレッツ光かauひかりか。まぁ、僕はNTTが個人的に嫌いだし、NURO光の工事周りでもNTTに対する鬱憤が溜まっていたので、考えるまでもなくauひかりを選択した。

と言いたい所だけれども、一応両方を比較検討している。携帯電話の契約はIIJmioなので、フレッツ光の光コラボでIIJmioひかりという選択も現実的ではあった。ただ、フレッツ光はPPPoEだと輻輳問題があるし、IPoEだとIPv6のポート開放問題がある。一方、トータルコストでは特に工事費や解約時の諸費用を勘案するとフレッツ光の方が有利ではあった。とはいえ、新居にはそれなりに長く住むつもりなのでランニングコストがそこまで変わらなければ良いだろうと、auひかりを選ぶことにした。

幸いソネットは、フレッツ光もauひかりもプロバイダーとして対応している。NURO光が運悪くキャンセルになった場合にも、代替措置としてフレッツ光かauひかりを斡旋されるので、プロバイダーに拘りが無ければそれに応じて契約をスライドさせてもらうのが楽だ。既にソネットには諸々の個人情報を登録済みなので、auひかりのプラン内容について電話口で調整するだけで良い。電話口だと変なオプションとかを付けられないだろうかと若干構えたけれども、auひかりは解約時の撤去工事や違約金があるから短期契約ならフレッツ光の方がお勧めとか、説明がめっちゃ丁寧で良心的だった。

ところで、僕は工事キャンセルの理由を確認した際にすぐにauひかりへのスライドを希望したけれども、NURO光のキャンセル手続が完了するまでは他のサービスへの申し込みはできないということで、そのため最初のキャンセル連絡からauひかりへの申し込みまでは2日空いている。

爆速開通

auひかりに申し込んでからは早かった。1ヶ月は掛かるだろうと覚悟していたら1週間で案内書類が届き、書面に記載されたURLで工事日の空きを見てみたら、なんと4日後に空きがある!

いやいやまさか、それにONUはそんなに早く届かないだろう…と半信半疑で待っていたら、ちゃんとONUとホームゲートウェイも2日後には届いた。そして工事も無事に終了。バッチリ開通。爆速過ぎる…。

何だろう、NURO光の待ちで時間が無駄になった分、ソネットの中の人が頑張ってくれたのだろうか…。いやいや、auひかりではあくまでプロバイダーなので、契約や工事周りまでは何ともならないはず。あとはコロナ禍の中で光回線を申し込む人も減っていたということなのだろうか…。NURO光の宅内工事は結構埋まっていたけどなぁ。

通信速度も上々

auひかりの現行プランは1Gbps、5Gbps、10Gbpsと3種類の速度があって、5Gbpsは2年間は割引で1Gbpsと同額なので、それならと5Gbpsのプランを選択してみた。ただ、よくよく考えてみると我が家の通信機器で1Gbpsを悠々超えられるものが無いことに気付く。MacBook Proはいけると思ったけれども、Touch Bar無しモデルはまさかの867Mbpsだった…。

というわけで、会社の検証用iPhone 11 MaxがWi-Fi 6対応かつ最大1.2Gbpsということで、これを計測用に使用した。

結果は概ね下り800Mbps程度。最大1.2Gbpsで携帯端末ということも考慮すると、端末側がボトルネックになっている可能性もある。いずれにせよ旧居より更に高速になって満足だ。折角5Gbpsのプランで契約したので、いずれ2.4Gbps対応のWi-Fiモジュールを積んだPCとかで試してみたい。

不満点

褒めちぎりのauひかりだけれども、不満もある。

一番はONUとルーター(ホームゲートウェイと呼ばれている)が別々になっていること。おまけにどちらも外付ACアダプターが大きいので置き場所に困る。BL1000HWがWi-Fi 6に対応しているのは良いけれども、そのタイミングでONU内臓にできなかったものだろうか…。

あと、そのBL1000HWのWi-Fiアンテナがしょぼいこと。これはAterm伝統の内蔵アンテナが災いしているのだろう。NECプラットフォームズ的は以前から「ロッドアンテナと比べて遜色無い」と言い張っているけれども、以前使用していたAtermもやっぱりロッドアンテナ搭載の他社製品と比べて電波が弱かったので、素直に付けてほしい。

そして最後に、そうやってホームゲートウェイへの文句があっても外せないこと。auひかりのホームゲートウェイは毎日認証処理が行われているため、他のルーターをONUに繋げるとインターネット接続が弾かれてしまう。技術的には他のルーターを繋ぐことは問題無いはずで、実際毎日の認証さえ無ければ普通に使えてしまえるのだけれども、まぁ文句があるなら他社を選べということになるので…。オプション料金を出さないと無線LAN機能を使わせてくれなかったりと、正直阿漕な商売をしている感は拭えない。

おわりに

多少の不満はありつつも、今の所はauひかりにして安定した高速通信ができている。短期契約だと工事や撤去や違約金等の費用が嵩むとか、貸与される機器が微妙とか、その辺りに折り合いを付けられるのであれば、フレッツのように輻輳と色々面倒なIPv6の二択を迫られることも無く快適に使えるので、そこそこお薦めできると思う。でも、やっぱりNURO光が良かった………。

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