20年ぶりに個人サイトを作った
ふと気付いたら、今年の4月でインターネット歴が丁度20年になった。だからという訳では無いけれども、その時以来20年ぶりに個人サイトを作ってみた。
サイトを作った背景
正直な所、今の御時世に個人サイトを作り込むのは悪手だと思っている。昔とは違って、今は目的に特化したプラットフォームが隆盛を極めているから、動画であればYouTubeやniconico、絵であればpixiv、文章であれば数多あるブログサービスというように、幅を利かせているプラットフォームに乗っかれば良い。その方が、個人サイトで細々とコンテンツを公開するよりも、圧倒的に露出機会が増えるからだ。
ただ、利用しているプラットフォームが少なければ問題ないかもしれないけれども、僕の場合はGitHubにQiitaに、最近はこのブログも書くようになって、コンテンツの分散が気になり始めた。最初はこのブログのプロフィールから各プラットフォームにリンクしていたけれども、それだとどうしてもブログの記事の方が目立ってしまい、リンクは埋もれてしまう。なので、個人サイトを新たに用意して、自身の代表的なコンテンツへのリンクを網羅することに特化しようという形になった。
サイトの見所
CSSの進化への対応
僕はHTML 4.01が勧告された1999年当時から、これからはHTMLによる文書構造とCSSによるレイアウトを明確に分離したウェブデザインが当たり前になると思って、CSS1/2のプロパティーは丸暗記するくらいまで嵌まり込んでいた。今はさすがにCSS界隈の動きの速さに付いて行けていないけれども、久しぶりに最新事情を色々と仕入れつつ、ビューポートベースのサイズ指定やカスタムプロパティー、Flexboxといったここ数年の新機軸を採用している。結果として、かなりシンプルなCSSでレスポンシブデザインを実現できたと思っている。
ページの描画速度
描画速度についても気を付けている。Javascriptの利用は必要最小限に留めて、使うものも全て非同期で読み込めるようにした。最近はページ全体の描画が遅れるのをごまかすために読み込み中の効果を入れているページをよく見掛けるけれども、僕はアレには反対の立場で、必要な内容は待たずに見せるべきだと考えているので、敢えて描画を揃えることはしていない。
ベクター画像の多用
画像については、自分のプロフィール画像以外はロゴも含め、全てSVGを採用している。レスポンシブデザインが当たり前となった昨今では、アイコンやロゴのようなページのデザイン要素は原則としてベクター画像を使う方が、ラスター画像を複数サイズで用意するよりも効率的でファイルサイズも概ね削減できるのでお薦めしたい。これについては、僕は趣味でウェブデザインやDTPもやっていて、印刷所に入稿できる程度にはIllustratorを扱えるので、SVGは特に抵抗無く扱えた。後から何が役立つかわからないので、興味のあることは何でもやっておくものだなと最近常々思う。
Font Awesomeの多用
Font Awesomeは無料で様々なアイコンをフォントとして使えるため、知名度は高いと思う。そしてこれ、CSSを使えば自由自在に変形できるので、背景や独立したボタンのような少し変わった使い方もできたりする。僕は絵心が全く無いので、自分で素材を作ることは中々出来ないけれども、こうした既製の素材を利用するだけでも結構それっぽい感じの見た目に出来るのは非常に有り難い。
おわりに
ここまで書いてみて、やっぱり今時の個人サイトは自己満足という側面が強いというのは痛感している。ただ、だからこそ、個人サイトにはその人の個性が強く現れるので、一つの自己表現としては有用とも思っている。例えば就職活動時のポートフォリオ的な利用のように、自分を端的に表現するという点に関しては、一本のURLで共有できる便利なツールとなるだろう。
ちなみに、サイト分析ツールは導入するとグラフを見る度に心を折られる可能性が高いので、あまりお薦めはしない。
平成30年の花見@山梨県
ここ数年は東京から日帰り出来る甲信越近辺へ花見に出掛けているけれども、今年もその例に漏れず、山梨方面へ出掛けることにした。
昼食:奥籐第二分店
甲府と言えば鳥もつ煮ということで、友人から薦めてもらったのがこのお店。写真の鳥もつそば定食が名物とのことで注文。
その友人によれば本店よりも第二分店の方が鳥もつ煮の量が多いということだったのだけれども、実際目にして納得した。しかも蕎麦は食べ放題。流石にそうなると人気店として店内は慌ただしくなってしまうものの、味の方は間違いなかった。酒を飲む人であれば、あのこってり甘辛の鳥もつ煮は病み付きになると思う。ただ唯一残念だったのは、僕はそもそも食が細いので、蕎麦のお替わりはとても出来なかった…(苦笑)
武田神社
甲斐武田氏の居館、躑躅ヶ崎館の跡地に鎮座する神社で、灯籠や手水舎等の至る所に武田菱が配されているのが印象的。実は武田神社には一昨年にも参拝したことがあって、その時は真夏だったのだけれども、この時期の境内はやはり華やかになる。
そして、武田神社へ参拝するならば必ず甲府駅から真っ直ぐに伸びる参道を通りたい。なんと、約2kmに亘ってずっと桜並木が続いているのだ。これほど長くて綺麗な桜並木を眺めたのは長瀞の桜のトンネル以来で、神社の参道では他に無い。
慈雲寺
臨済宗妙心寺派の寺院で、樹齢300年とされる糸桜、所謂枝垂桜が有名。樋口一葉と縁があることでも知られる。桜は本堂を覆うようにして咲き誇り、圧巻としか言い様が無かった。甲府市街から離れていることもあって境内は比較的落ち着いていて、のんびりと花見を楽しめるのも良かった。
おわりに
本当は今回の主目的は久遠寺だったのだけれども、渋滞予想が酷かったのと、やんごとない事情があったため、若干の物足りなさを感じつつも東京へ戻ることになってしまった。とは言え雰囲気の異なる美しい桜を楽しめたのと、また甲府盆地は至る所で桃畑も見頃になっていたので、桜以外の楽しみという新しい発見もあった。山梨方面にはきっとまた近い内に訪れたいと思う。
今期完走したアニメ達 2018冬
僕はアニメオタクという程では無いけれども、毎期10〜20作品に目を通して、5作品程度は完走している。今期開始の作品は割と豊作だったので、7作品完走できた。話題性や巷の評価は全く気にせずに観ているので、「何故あのクソアニメが無いのか」と突っ込まれそうだけれども、そこは察してほしい。というわけで、個人的上位から順番に軽く触れていきたい。
ダーリン・イン・ザ・フランキス
良い意味でテンプレなロボットアニメ。OPの中島美嘉とHYDE氏の組み合わせは僕らの世代を狙い撃ちに来ている感がある。話の展開も、謎の提示とか、水着回を挟むタイミングとか、「お前らはこんなんが好きなんやろ?」と言われている感すらある。ただ、最近はこういう王道感のあるロボットアニメの新作が無かったので、丁度良い具合にハマった。ゼロツーは今期一押しのヒロイン。
ラーメン大好き小泉さん
情報番組としても楽しめる良作。おいしいラーメンは思わず神座までどんなものかと食べに行ってしまった。悠が良い感じにぶっ壊れていて、「そういう系」も大好物なので違う意味でも楽しめたけれども、本筋はラーメンと女の子が緩くキャッキャウフフする話なので心配は要らない。申し訳程度に大阪と名古屋にも遠征してくれたけれども、ラーメンなら大阪より京都の方が…と少し思ってしまった。
りゅうおうのおしごと!
ロリでゴリ押しかと思ったら、割とガチで将棋を指していて驚いた。3月のライオンはひなたのいじめの辺りで自分の子供時代のトラウマが蘇ってきて中断してしまったけれども、こっちは緩く観られる。小3がそこまでやるかという突っ込み所はあるけれども、現実世界で中2が公式戦29連勝とかやらかしているので侮れない…。「小学生は最高だぜ!」という迷言を生み出した問題作。
citrus
今期の百合枠。2人の主人公が義理の姉妹になるとか、舞台がお嬢様学校とか、生徒会の腕章とか、設定がコテコテすぎて逆に清々しい。ギャルの方が初心で、お嬢様の方が振り回してくるというのもギャップ萌えで良い感じ。まつりが出てきた辺りで、僕のようなエロゲー脳には芽衣の陵辱闇堕ちルートが見えたけれども、健全な?アニメで助かった。あとは蛇足だけれども、京都好きとしては修学旅行のどう考えても瞬間移動な行程はツボだった。
新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION
鉄クラスタとしては外せない作品。子供向けなのだけれども、普通の子供には絶対に通じないような、というか僕も知らなかったような鉄分多めのネタが散りばめられている。あと、佐倉綾音や沼倉愛美を主役に起用しているあたりも、親子両世代を狙ってきている感がある。ダリフラが青年向けロボットアニメの王道ならば、こっちは少年向けの王道を地で行っていて、これまた安心感がある。
BEATLESS
水島兄貴監督でSF作品だったので観てみた。設定は色々と細かいけれども、今の所は凡庸な近未来物という感想。hIEを可愛い女の子にして戦わせる辺り、ガチのSF好きよりはもっと緩い層を狙っているような気もするけれども、その割には内容が小難しくて、頭を空っぽにして観ていると付いて行けなくなるという中途半端な感じ。この先化けるかどうか、もう少し見極めたい。
ヴァイオレット・エヴァーガーデン
前半は神懸かっていたんだ、前半は。心を持たない主人公が、彼女なりに懸命に生きて成長していくという過程の部分はもの凄く共感できた。ただ、過去編を境に感動ポルノの数番煎じに堕ちてしまい、一気に萎えてしまった。少佐の死を受け入れて、それでも自分の意志で生きていくという所で締めていれば傑作になっていたと思う。そういう意味では劇場上映に適した作品のような気がする。
番外編:コードギアス 反逆のルルーシュⅡ 叛道
こちらは映画作品だけれども一応。前作の興道はTV版未視聴でも大体の世界観や物語の流れを理解できるように作られていたと思うけれども、今作は打って変わってファン向け作品というか、TV版の同時系列を把握した上で観ないと置いてけぼりを食らうような構成になっていて驚いた。恐らくは、興道で興味を持った人にはTV版を観てほしいということなのだろう。個人的にはTV版の再放送を追い掛けていた最中だったので、新作カットでの補足やTV版からの変化を色々と楽しめた。ファンならば観ておいて損は無い作品だと思う。
おわりに
今期は前半でヴァイオレット・エヴァーガーデンが個人的覇権候補に躍り出たので、大番狂わせがあるかと思ったけれども、最終的には当初の予想通りダリフラが安定の最上位だった。ラーメン大好き小泉さんやりゅうおうのおしごと!のような緩めの作品が上に来たのは珍しい出来事かもしれない。百合枠や子供向け枠も食い込んできたし、多彩な四半期だったと思う。来期もシュタゲや銀英伝のような大物が控えているので、今期に続いて忙しくなりそうだ。
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花粉症との付き合い方
僕は小学生の頃から重度の花粉症だ。酷い日だと1日で400枚入りティッシュを空にするくらい鼻水が出て、鼻の下がズル剥けになったりもした。日常的にマスクをするようになってからは大分マシになってきたものの、どうしてもこの時期は慢性的に頭がボーッとして、生産性が下がってしまう。とはいえ、きっと僕が死ぬまでに日本から杉の木が無くなることは無いだろうし、一生付き合っていく前提でこの時期の乗り切り方を模索している。
平日の過ごし方
屋外と人通りの多い場所でのマスクは必須
「私、花粉症なんですよ」とか言いながら平然とマスク無しで外を歩く人がよくいるけれども、これは言ってみれば周りがインフルエンザ患者ばかりの空間へ無防備に飛び込むようなものだと思う。薬を飲んでいるかどうかは関係無い。薬はあくまで症状を緩和するだけであって、その間も花粉を吸い込み続ければアレルギーコップはどんどん溢れていくのだ。実際、僕は薬だけ飲んでいた時期もあって、その頃は症状が全く改善しなかったけれども、マスクを徹底するようになってからは明らかに緩和されたので、効果は大きいと思う。幸い、最近は外でマスクをしている人を普通に見掛けるようになってきたので、昔と比べれば抵抗は薄いはずだ。
家に入る前に上着を払う
外を出歩くと上着には花粉がわんさか付着してくる。帰宅して上着を脱ぐ時に、花粉が付いたままだと部屋中に拡散されてしまい、屋内に居ながら大量の花粉に曝されてしまうので、必ず玄関を開ける前に払っておきたい。目には見えないけれども、これをやるとやらないでは自宅の快適度がまるで違う。
入浴時に鼻にシャワーを当てる
鼻水や鼻詰まり、くしゃみ等が気になる時は、入浴時に鼻にシャワーを当てながらゆっくり鼻から息を吐き出すと、鼻の調子がかなり良くなるのでオススメしたい。あと、湯船で鼻まで浸かるのも良いけれども、息ができなくなるので程々に。あとは、手間は掛かるけれども蒸しタオルを作って鼻に当てるという手もある。
薬には頼らない
花粉症の薬は何種類も試したけれども、基本的に眠くならない薬は無いと思った方が良い。症状が酷い時は、多少の眠気で症状が緩和されるならばと思うかもしれないけれども、本当に症状が酷い時は薬を飲んだ程度では焼け石に水だったりするので、僕の場合は薬は飲まないという結論に落ち着いている。ただ、これは個人差もあると思うので、一概にそれが一番だとは言い切れない。
休日の過ごし方
とにかく頭を休める
まずはこれ。調子の良い時期は休日に技術書を読んだり、趣味のプログラミングをやったりと頭を使うことも多いけれども、この時期は極力頭を使わないようにする。でないと平日の5日間を乗り切れなくなるか、グダグダになってしまう。僕の場合はこの時期に溜まったアニメやゲームを消化したり、ネットを徘徊して鉄分を補給したりと、ゆるめの趣味に走るようにしている。
不要不急の外出を避ける
この時期は屋外に出ないのが一番の薬になる。段々と暖かくなってきて外に出たくなる気持ちはわかるけれども、我慢だ。僕も旅行が好きなのでこの時期は何処かへ行きたくなるけれども、3月中はやり過ごすことにしている。4月になったら花見という一大イベントがあるから解禁するけれども。もちろんマスク常備で。
空気清浄機の効いた部屋に引き籠もる
今時の空気清浄機には大抵花粉をフィルターする機能が付いている。これはなかなか優秀なので、24時間フル稼働しておきたい。もちろん、窓は極力開けないこと。
おわりに
結局の所、花粉症とのうまい付き合い方は、次の2点に尽きると思う。
- できるだけ花粉を吸い込まないように対策する
- それでも辛いので、健康な時期よりもゆるく活動する
ちなみに、再度にはなるが花粉症は個人差があるので、人によって最善策も変わってくると思う。そのあたりは各々模索されたい。
(日本製 PM2.5対応)超立体マスク かぜ・花粉用 ふつうサイズ 50枚入(unicharm)
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RailsでDevise使用時にメール認証をスキップする
Deviseでconfirmableを設定していると、管理対象のモデルを保存する際にメール認証が挟まれる。だが、場合によってはメール認証を飛ばしてメールアドレスを保存したい場合があったため、方法を調べてみた。
なお、ここでは便宜上Devise管理対象のモデルをUserとする。
新規登録時
次のように skip_confirmation!
メソッドを利用する。
user = User.new(params)
user.skip_confirmation!
user.save
更新時
次のように skip_reconfirmation!
メソッドを利用する。
user = User.find(user_id)
user.skip_reconfirmation!
user.save
蛇足
普通にググった限りだと、新規登録時の方法は載っていたのだが、それが更新時も使えると思ってやってみたら上手く行かなかった。Deviseのソースコードを読んでみると、skip_confirmation!
は confirmed_at
に現在時刻を設定するだけのメソッドだった。そりゃ新規登録時しか使えないわけだ。
で、before_update
から処理を追ってみると、スキップしてくれそうなフラグが出てきたので検索してみると、skip_reconfirmation!
に辿り着いたという顛末だ。
地味にハマったので、備忘録がてら記しておく。
Xperia XZ2が期待外れすぎる件
最初に断っておくと、僕はソニーファンだ。テレビは4K BRAVIAだし、ソニー時代のVAIOが今もある。他にもBluetoothスピーカーやイヤフォン等々、家中のソニー製品を挙げ出したらキリがない。携帯電話にしても、ソニエリ時代を含めて今は8台目になる。そんな僕でも今回のXperia XZ2は一目見て酷いと思ってしまった。
ランチパック
早速巷ではランチパックと叩かれているけれども、実はランチパックと呼ばれたXperiaは過去にもあった。
http://ascii.jp/elem/000/000/892/892061/ascii.jp
それがこのXperia ZL2。docomoがグローバル機と同等のXperia Z2を発売したのに対し、auが明らかに劣化したデザインのZL2を出してきたことで、この時も総スカンを食らっている。あの事件からソニーモバイルは何も学ばなかったのか…。
イヤフォンジャック廃止
ソニーモバイルは、iPhoneがイヤフォンジャックを廃止した時、「廃止する予定はない」と明言していた。それがこの手のひら返しだ。そもそも、ハイレゾを猛烈に推しているソニーグループにあって、イヤフォンジャックの廃止は完全に真逆を行っている。Bluetoothは現状LDACも含めてハイレゾには対応していないし、アダプターを同梱するといっても付属品のDACの性能などたかが知れている。オーディオに拘るユーザーであれば高性能DACを搭載したイヤフォンを購入して接続するかもしれないけれども、そこまでする人であれば素直にウォークマンを使うだろう。
イヤフォンジャックを廃止するなとは言わないけれども、やるならソニー自身がUSB接続のイヤフォンなりBluetoothのハイレゾ対応なりを普及させてからにしてほしかった。
指紋センサーの背面移動
これがまた外観と利便性を著しく損ねてしまった。電源ボタンと指紋センサーが一体化していたことで、従来は電源ボタンを押すだけでホーム画面を開けていたのが、XZ2では指を背面に移動して認証しないといけない。これは改悪としか言いようがない。しかも、背面に余計なセンサーが追加されたことで、美しかったXperiaの背面が一気にダサく見えるようになってしまった。何も良いことがない。
重量の大幅増加
198gという重量はさすがに目を疑った。156gだったXZ1からまさかの42g増。実機を触ったわけではないが、ここまで来ると片手で長時間持っていたら辛くなる人も出てくると思う。Compactでも168gとXZ1超えなので、もはや狂気の沙汰としか思えない。更には厚みも7.4mmから11.1mmへと大幅増加。これだけ分厚く重くしてデザインが相当良くなったとかならばまだ理解できるけれども、出来上がったのがランチパックなのでは笑えない。
カメラの出っ張り
ここまで分厚くなったのであれば、せめてカメラの出っ張りは元に戻るだろうと思ったら、そこはXZ1と変わらなかった。過去のインタビューか何かで、カメラの出っ張りを無くすのはXperiaのこだわりだと開発者の方が仰っていた記憶があるけれども、そのこだわりは一体どこへ行ってしまったのか…。
一応良くなったこと
XZ1からの改良点は一応ある。無接点充電への対応とバッテリー容量の増加だ。特に無接点充電はXperiaでは初なので、僕も含めて待ち望んでいたユーザーは多いだろう。ただ、Compactには対応していない。無接点充電の恩恵を受けるには、198gという重さに絶えないといけないのだ…。バッテリーについては、これだけ分厚く重くなっているので、増えていないとむしろ困る。というか、バッテリー容量はそのままで良いからもっと小さく軽くしてほしかった…。
おわりに
僕はXperia Z1の紫を長年使っていて、いい加減バッテリーのヘタりやモッサリ感が酷くなってきたので、XZ2の刷新具合を大いに期待していた。結果として、確かに従来のXperiaからは大きく変わったのだけれども、そのほぼ全てが今までのXperiaの良さを台無しにするものだったとしか思えない。とりあえず僕は既にXperia XZあたりの型落ち機種を安く買うことに頭が行っている。ソニーにもXperiaにもずっと期待していただけに、今回の発表は残念でならない。
Sony Xperia XZ2 Compact Dual H8324 64GB (Black/ブラック) SIMフリー 並行輸入品
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平成30年の建国記念日
建国記念日は毎年神社へ参拝している。今年は午前中雨予報で夜に予定もあったので、近場へ参ることにした。
芝大神宮
東京大神宮と並び「関東のお伊勢さん」と呼ばれる神社だ。東京十社にも列せられている。神前結婚式が有名で、この日も丁度式が行われていた。というか、僕が参拝して結婚式が行われていなかった時の方が珍しかったりする。
明治神宮
こちらは説明するまでもないと思う。原宿駅は連休の中日で大変な混み様。参道も境内も大変な賑わいだった。そして相変わらず外国人観光客の多いこと多いこと。
実は明治神宮へ参拝したのは数年ぶりなのだけれども、参道の両脇が舗装されて歩き易くなっていたのには驚いた。これも時代の流れなのだろうなと目線を鳥居の方へ移すと、舗装部分が鳥居の外を通っている。そして大多数の人はそのまま舗装部分を歩き、鳥居をくぐらない…。鳥居の前後は舗装を無くした方が良かったのでは?と少し考えてしまった。
あと、三の鳥居が建て替えられていた。どうやら鎮座百年祭に向けて色々と改修が進められているらしい。久々に神社へ参ると、こうした変化を楽しむのもまた一興だ。
花園神社
初詣でも参ったので、写真を撮るのを忘れてしまった。この日は境内で骨董市が開かれていて凄い賑わいだった。花園神社は休日になるとしばしば催事が行われているので、それを見物するのも面白い。
おわりに
冬場はあまり外に出たくないので、自然と神社参拝も減ってしまうけれども、建国記念日は特別。あちこちの神社で紀元祭が行われて大いに賑わうので、これからも毎年どこかしら参拝したいと思う。
EIZO EV2785にディスプレイの未来を見た
仕事道具に拘れない職場へ行くとやる気が7割減になるaikawameです。ごきげんよう。
はじめに
今の仕事ではUSB-C搭載のMacBook Proを使っていて、自宅でもリモートワークで使うのだけれども、今までは電源アダプターとHDMIアダプターを毎度持ち運びしていて非常に面倒だった。ドッキングステーションを買おうかとも思ったが、丁度EIZOからUSB-Cの60W給電に対応した新製品が発表されたので、予約して発売日に手に入れることにした。
選んだ製品とその理由
今回購入したのはEIZOの4Kディスプレイ、FlexScan EV2785だ。本日発売したばかりなので、今の所は何処で買っても定価の¥120,000くらいはしてそうだ。
EIZO FlexScan 27.0インチ ディスプレイモニター (4K UHD/IPSパネル/ノングレア/ホワイト/USB Type-C搭載/5年間保証&無輝点保証) EV2785-WT
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今まで使っていたのがAcerの4Kディスプレイなので、引き続き4K解像度は必須だった。ディスプレイの解像度はプログラミングの生産性に大きく影響すると考えているので、ここは譲れない。それに加えて、先に触れた通りUSB-Cで60W給電できるということ、あとは周辺機器を全て白かシルバー系統で揃えているので、それに合うということで、一番条件に合ったのがこの製品だった。
他の選択肢としてはLGがもう少し安価な製品を出してはいるけれども、韓国メーカー製のディスプレイについては過去に酷い物を掴まされた経験があるので、それ以来選択肢から外している。何より、品質に定評あるEIZOが条件に合致する製品を出しているのに、これを選ばない理由は無いと思う。
良かった所
デザイン
本製品の第一印象は、「白い!」ということだった。いや、ホワイトモデルだから白いのは当然なのだけれども、EIZOは長らくホワイトモデルを「セレーングレイ」としていて、若干灰色掛かった感じだったのだ。それが、最近の機種では一般的な白色になっている。これは他の周辺機器との調和を考えると大変嬉しい変更だと思う。
ベゼルも最近の潮流に合わせて狭くなっていて、上と左右が1mm程度で、下部も5mm程度。電源や調整ボタンもタッチ式になっていて、昔のEIZOのような無骨さは全く無い。デザインが良くないからEIZOを選びにくかったという層にも、この製品は訴求力を持っていると思う。
付属ケーブルの充実度
本製品の入力はUSB-CとDisplayPort、HDMIに対応しているのだけれども、なんとその全てのケーブルが標準で付属している。特にUSB PD対応のケーブルは高価で色や長さの選択肢も少ないので、標準添付はありがたい。
また、これも以前のEIZOでは無かったことだが、付属のケーブルも全て白に統一されている。ケーブルの色にここまで徹底しているのは他だとAppleくらいではないかと思うが、僕は付属のケーブルが黒だとわざわざ白い物を別に購入するくらい神経質なので、この気配りはありがたい。
ケーブルの取り回し
これは本製品の一番の目玉だと思う。本製品とMacBook等の対応するノートPCをUSB-Cケーブルで接続すると、ディスプレイの信号伝送だけでなく、給電もやってくれるのだ。つまり、電源用のケーブルが1本不要になるということだ。また、USB-Aポートを2系統備えているのでハブとしても使える。これも従来ならばPCとUSBケーブルを繋ぐ必要があったのが、USB-Cケーブル1本に集約されている。おまけに本製品は電源内臓なので、ACアダプターが場所を取るようなことも無い。おかげで机の上は随分とスッキリした。
設置のしやすさ
地味に感心したのがこれ。本製品は、箱から出してポンと置くだけで使えるようになっている。組み立ては一切必要無い。最初だけとはいえ、最近のディスプレイはネジ止めが必要なものが多い中で、箱から出すだけで使えるというのはちょっと嬉しい。まぁ、その分届いたダンボールの大きさには少し驚いたが…。
画質・その他
このあたりはEIZOならば良くて当たり前という所なので触れるまでもないと思う。画質については流石の一言。Acerの製品は焼き付きや色ムラが酷かったり、30分おきくらいに画面が乱れたりと少々問題があったが、そういったことは当然無いし、発色や応答速度も申し分無い。また、初期状態でも十分に綺麗だけれども、細かい調整が可能なのもEIZOの伝統だ。調整といえば、高さや角度ももちろん自在に変えられる。こうした昔からの良さは、デザインや機能性が変わってもきちんと継承されている。
微妙な所
タッチボタン
これはデザインとのトレードオフだけれども、従来のハードウェアボタンの方が操作性が良いのは間違いない。ベゼルが狭いのもあって、最初のうちは慣れないかもしれない。ただ、ボタン自体は前面にあるので、背面や下部にボタンがある製品のように押し間違えることは無さそうだ。
音質
これはまぁ、ディスプレイの内蔵スピーカーには誰も期待していないだろう。本製品についても、あくまでおまけだと思っておいた方が良い。ただ意外だったのは、きちんと正面から音が出ていること。最近のディスプレイは大抵下部や背面で鳴っている感がある中、まだまともな造りだと思う。
良くなかった所
正直、良くなかった所を探すのが難しくて仕方なかった。それくらいに完成度の高い製品だと思う。強いて言うならば、ケーブルを全て白に揃えてくるなら、電源ケーブル用の3芯-2芯アダプターも白にならなかったものかと、それだけ少し気になってしまった(実際は灰色)。正直、それくらい細かいことくらいしか気にならなかった。
あとは価格が若干高めな所かもしれないが、これは品質を考えれば納得だと思う。とはいえ、絶対的な価格として今の御時世にディスプレイが10万円超えというのは一般人には少し手を出しにくいかもしれない。ちなみに、僕はCRTの時代からEIZO(旧ナナオ)を知っているので、むしろ安い買い物だと思っている。
おわりに
僕は過去にもEIZOのディスプレイを使っていたので、ある程度の安心感や期待感はあったのだけれども、予想以上に洗練された製品になっていて良かったと思う。EIZO製品の例に漏れず価格はやや高めではあるが、画質に拘る方や安定した4K品質を享受したい方、そして何よりPC周りの配線をスッキリさせたい方には間違いなくお薦めできる製品だ。
最後に、今回でひとまず10回目の投稿になるので、そろそろ冒頭の全方位Disはお仕舞いにしようと思います。
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加湿器を気化式からスチーム式に替えた
家電量販店で派遣販売員に声を掛けられるとついつい他社製品の仕様を訊いてしまいたくなるaikawameです。ごきげんよう。
はじめに
僕は冬になると唇や手の甲が荒れて血まみれになる。そのため加湿器は必需品なのだけれども、今まで使っていたシャープの加湿空気清浄器は気化式で、タンクの水が切れると悪臭を放ったり、定期的にフィルターをクエン酸洗浄しないと加湿能力が落ちたりと、手の掛かる子だった。そのため、メンテナンスフリーと言われるスチーム式に切り替えることにした。
選んだ製品とその理由
今回購入したのは象印のスチーム式加湿器、EE-RM50だ。Amazon等で¥17,000程度で販売されている。
象印 加湿器 木造:8畳/プレハブ洋室:13畳 スチーム式 フィルター不要 ホワイト EE-RM50-WA
- メディア: ホーム&キッチン
スチーム式はその名の通り、水を沸騰させた蒸気で加湿する、ある意味古典的な仕組みだ。水を一度沸騰させるので、他方式のような雑菌の繁殖とは無縁なのが一番の特徴だと思う。一方でその構造上、電気代の高さは大きなデメリットとなる。
僕の場合は、月々の電気代が数千円上がっても、面倒な手入れから解放されて、いつも清潔でうるおいのある環境が享受できるのであれば、それで良いと思っていた。なので、デメリットについては目を瞑ることにした。
製品の印象
とりあえず製品を取り出しての第一印象は…。
「だっっっさ…(´・ω・`)」
だった…。別に見た目には期待していなかったけれども、電気ポットとか炊飯器とか、その辺りの白物家電の派生デザインにしか見えない。少なくとも間接照明とかでシャレオツ目指してみました的な部屋にはとても置ける代物ではない、白物だけに。
ただ、悪い所ばかりでもない。買う前はそれ程とは思わなかったけれども、とても小さいのだ。
新旧製品を比較してみるとわかるが、スチーム式は言わば単なる湯沸かし器なので、ほぼタンクの容積しかない。それ程広くないマンションに住んでいるので、この省スペース性は助かる。
実際に使ってみて良かった所
加湿力
これはダントツだと思う。気化式では一番乾燥している真冬の時期では頑張っても40%程度までしか上がらなかったのが、余裕で50%を超えるようになった。むしろ標準運転では加湿されすぎて部屋がサウナみたいになるので、基本的にひかえめ運転で問題ないくらいだ。1LDKの16帖程度をこれだけ強力に加湿してくれるのは、流石蒸気の威力だと感心させられる。
あと、気化式とは加湿の質が違う気がする。気化式は部屋が少し寒くなる感じがするし、湿度が上がった感は余り無いのだけれども、スチーム式は数字以上にうるおった感があるし、蒸気なので部屋が少し暖かくなってくれる。基本的に加湿器を使うのは冬場だけなので、これは助かる。
清潔さ
これも素晴らしい。原理が電気ポットと一緒なので、雑菌の繁殖する余地が無い。超音波式や気化式はちょっと手入れをサボるとすぐに水がぬめってきて臭気を発するけれども、こちらは放置しても衛生面についてはほぼ問題無さそうだ。
手入れの楽さ
これはまだ手入れの時期になるまで時間があるが、基本的に月に一度クエン酸水を入れて煮沸すれば良さそうだ。気化式だとフィルターや水受けを水洗いしたり、埃を掃除機で吸い取ったりと、マメに手入れをしないといけないので、それよりはかなり楽になると思う。
良くなかった所
持続時間
これは加湿力とのトレードオフであって仕方ない所なのだが、真冬の乾燥した時期に標準運転した場合、6時間くらいでタンクが空になってしまう。ひかえめ運転ならば夜通しでもギリギリ保つが、寝る前に満タンにしておかないと若干心配になる。出来れば5リットルとかの更に大容量のモデルがあれば良かったと思う。
電気代
これは目を瞑った部分ではあるが、消費電力が気化式の10倍もある以上、電気代もその程度を覚悟しておく必要がありそうだ。おそらくは、スチーム式を選ぶ上で一番のハードルになるのはこの電気代なのではないかと思う。
まとめ
今回加湿器を気化式をスチーム式に替えてみたが、手が掛からずに高い加湿能力を享受できるという点では非常に良い買い物だったと思う。ただ、見た目や、給水してからの持続時間、そして何より電気代の高さというデメリットがあるため、決して万人向けとは言えない所はある。高い維持費を払ってでも清潔でうるおいのある環境を手に入れたければお薦めだが、マメな手入れが面倒でなければ気化式の方に分がある。スチーム式加湿器は怠け者、拘り者のための利器と言えそうだ。
象印 加湿器 木造:8畳/プレハブ洋室:13畳 スチーム式 フィルター不要 ホワイト EE-RM50-WA
- メディア: ホーム&キッチン
近鉄の新型名阪特急に物申す
気動車のことを「電車」と呼ばれると顔を真っ赤にして訂正したくなるaikawameです。ごきげんよう。
はじめに
近鉄が「新型名阪特急」の新造について発表した。
72両という製造数からして、アーバンライナーplusを置き換える計画なのだろう。僕は実家の庭から近鉄電車が見えるような環境で育ったし、アーバンライナーはリニューアル前も後も乗ったことがあって思い入れ深く、今回の発表には色々と思う所があったので、少し吐き出してみようと思う。
良くも悪くも変える近鉄
僕は近鉄には思い入れがあるけれども、「近鉄といえば?」と訊かれて即答できるようなキーワードが中々出てこない。
例えば、阪急の「マルーンの電車」、京急の「赤い電車」のように、固有の色を持っている会社がある。あるいは、名鉄の「パノラマカー」や小田急の「ロマンスカー」のように、看板列車を持っている会社がある。
翻って近鉄はどうか。通勤車両はここ30年程の間にマルーンレッド単色から白の入ったツートン、そしてシリーズ21へと激変している。特急車両も橙と紺のツートンが当初からの伝統だったのに、それが白基調に変わってしまった。
看板列車はというと、ビスタカーからアーバンライナーへ移り、伊勢志摩ライナーやしまかぜのような観光列車も出てきた。とはいえ、数で言えば何だかんだでアーバンライナーが花形で、今までなら「近鉄といえばアーバンライナー」とまだ言えたと思う。
それが今回の発表で見事に砕けた。恐らくアーバンライナーという愛称は変わるだろうし、仮に残ったとしても白基調でないアーバンライナーは、果たしてアーバンライナーなのか?と思ってしまう。
近鉄という会社は、良く言えば常に新しいことに挑戦しているけれども、悪く言えば節操なくあれもこれも変えているというのが率直な印象だ。何が正しいとははっきり言いにくいけれども、鉄道に関して言えば伝統というのは結構重要ではないかと思う部分がある。
郷愁に浸りたい
例えば、鉄道に少しでも興味があれば、地元の路線や旅先で乗った路線など、誰しも思い出はあると思う。そんな路線に久しぶりに乗ろうと思ったら、車両の形式も色も何もかも変わっていた。それって結構寂しくないだろうか。
無論、鉄道車両にも寿命はあるので、新型に置換えられていくのは仕方ないし、サービスの向上という点では歓迎されるべきだとは思う。一方で、外観というのは以前の世代から継承できる部分は必ずあるはずなので、そこは何かしら残してもらえないものかと思う。
例えば、京急などは「赤い電車」のイメージを守るために、塗装不要のステンレス車に敢えて塗装するという拘りを見せている。そこまでではなくても、JR東海のような、ほぼ全ての形式にコーポレートカラーを入れるというやり方も良いと思う。没個性と表裏一体ではあるけれども、東海圏の何処へ行っても橙色の列車がやってくるという安心感は、それはそれで悪くないものだ。
大井川鐡道やいすみ鐡道のような「保存鉄道」の取り組みが注目されるようになったのも、嘗て走っていた昭和の名車が姿形もそのままに残されているからであって、そうした需要があることからしても、伝統を継承していくことは長期的に意味があると思うのだけれども、いかがだろうか。願わくは、駅ホームの緑色したビニール屋根くらいは近鉄名物として後世まで伝えてほしいものだ。
おわりに
普段はこのカテゴリーも、社寺巡礼と同様に各地の鉄道を巡った記録を残す場所にしようと思っていたのだけれども、さすがに真冬は寒くて外に出るのが辛いので、ポエムでお茶を濁してしまった。早く春になってほしい。
あと、どうでも良い話だけれども、サクラ大戦で真宮寺さくらが「電車が来ました!」という名言を残したことは今でも忘れていない。
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